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私立中高進学通信

2018年6月号

目標にLock On!! 私の成長Story

佼成学園中学校

「行学二道」の校訓を6年間実践
貴重な体験を積み重ね、高い目標を達成

石原広太郎さん

慶應義塾大学 法学部法律学科 1年
OB 石原広太郎さん

さまざまな人の人権を守る法律家になりたい
石原さんは卓球部の大会とともに、書道やディベート大会などでも優秀な成績を収めました。また、杉並区の中高生団体「ユースプロジェクト」の一員として地域社会に貢献。杉並区の区長から表彰されました。写真の賞状やメダルは、こうした活躍の証です。石原さんは卓球部の大会とともに、書道やディベート大会などでも優秀な成績を収めました。また、杉並区の中高生団体「ユースプロジェクト」の一員として地域社会に貢献。杉並区の区長から表彰されました。写真の賞状やメダルは、こうした活躍の証です。

「行学二道」は「体験と学問の両立に励むこと」を意味します。この校訓を実践して、石原広太郎さんは慶應義塾大学法学部に、今春、現役合格しました。

「中3の時、同大学の卒業生たちの絆の強さや、財界をはじめとする各界での活躍ぶりを知り、どんな大学だろうと興味がわいてきました。そこで、オープンキャンパスに足を運んでみて、この大学で絶対に学びたいと思うようになりました」

 石原さんが本格的に受験勉強を始めたのは、高1の時です。

「慶應義塾大学にはAO入試があります。一般入試とともに受験すれば、合格する可能性は2倍になるので、どちらの入試にも挑戦しようと考えました。
 めざしたのは、法学部法律学科です。僕には小学生の頃、加害者家族となって転校を余儀なくされた友達がいます。その時に、事件に関わったさまざまな立場の人の権利が侵害されていると感じたんです」

 石原さんは、法律を学んで、さまざまな人の人権を守りたいと思うようになりました。多くの法曹を輩出する同大学の法学部には「FIT入試」という独自のAO入試があります。「この学生を教えたい」という法学部の教授側と、ここで「勉強したい」という学生側との良好な相性(fit)を実現しようとする入試です。積極的に社会貢献しようとする姿勢や、発信する能力が評価されます。

「FIT入試では、なぜ慶應義塾大学の法学部で学びたいのか、これまでどのような学校生活を送ってきたかなどを2000字の志望理由書にまとめて提出します。僕は、これまでの学校生活や課外活動を整理し、関心のあった『加害者家族の人権保護』に焦点を当てた課外活動をしようと考えました」

人権問題の第一人者たちに直接会ってインタビュー
「高2の夏、国会議員の方々と話し合う『高校生未来会議』に出席しました。民進党の元代表の蓮舫さんとお話ができ、日本の社会保障について考えるきっかけになりました」(石原さん)「高2の夏、国会議員の方々と話し合う『高校生未来会議』に出席しました。民進党の元代表の蓮舫さんとお話ができ、日本の社会保障について考えるきっかけになりました」(石原さん)

 石原さんが佼成学園中学校に入学したのは、当時の在校生の話を聞き、刺激を受けたことがきっかけです。その生徒はアメリカンフットボール部に所属して関東大会に出場し、上智大学外国語学部に進学しました。石原さんも文武両道に努めて難関大学に入ろうと心に誓ったそうです。

 同校に入学した石原さんは卓球部に入部し、高2の冬に引退するまで約5年間卓球を続けました。中学時代は杉並区中学校卓球選手権大会の団体優勝などに、高校時代は東京都第9支部大会の3位入賞などに大きく貢献。ほかにも高校生徒会の会計や渦潮祭(文化祭)実行委員を務めるなどリーダーシップを発揮しました。さらに勉強にも力を入れ、高校3年間の評定平均4・9という優秀な成績を残しています。

 その一方で加害者家族の人権について調べるため、積極的に行動しました。加害者家族支援団体、人権擁護活動に励む弁護士、加害者本人の心のケアを行う保護司、ジャーナリスト、冤罪被害者など……。人権問題の第一人者に話を聞きに行ったのです。

出会いと目標を持つ大切さを実感した6年間
高1の夏、セブ島でボランティア活動に励む石原さん。貧困層の子どもたちと交流しました。石原さんは中1でアメリカを、中2で韓国を、中3でオーストラリアを訪問するなど海外研修にも積極的に参加。高2のイギリス研修では東京都から奨学生に選ばれました。高1の夏、セブ島でボランティア活動に励む石原さん。貧困層の子どもたちと交流しました。石原さんは中1でアメリカを、中2で韓国を、中3でオーストラリアを訪問するなど海外研修にも積極的に参加。高2のイギリス研修では東京都から奨学生に選ばれました。

「人権問題をインターネットや本で調べても、それだけではわからない部分がたくさんありました。そこで『人権に問題意識を持っているので、よろしければ、お会いして教えていただけないでしょうか』と電話をかけたのです。どの方も快諾してくださいました」

 ほかにも、憲法講演会や日本弁護士連合会主催のシンポジウムに参加したり、模擬裁判を傍聴したり、慶應の法学部ゼミナール学術発表を見学したりしました。こうした活動の中で、憲法学者、東京都議会議員、元高等裁判所総括判事などにも話を聞く機会を得、人権に関わるさまざまな課題や現状について学びました。

「佼成学園の先生方は、僕の活動を応援してくださいました」

 石原さんは、これらの活動で得た成果を大学の法学部の教授陣にアピール。中3の時に掲げた目標を達成したのです。

「中高6年間を通して、出会いの大切さと目標を持つことの大切さを実感しました。『さまざまな人の人権を守る法律家になりたい』という目標に向けて、今まで以上に勉強に励むとともに、多くの体験を積み重ねていきたいと思います」

恩師からの応援メッセージ
大学でさらに飛躍し
社会に大きく貢献してほしい
中3当時の担任だった南井秀太先生(写真右)と。中3当時の担任だった南井秀太先生(写真右)と。

 石原さんは中学時代から『試合に勝つこと』を目標にして卓球部の練習に打ち込み、チームを優勝に導きました。また、さまざまなことに関心を持ち、自分の目で見て確かめるために果敢に行動しました。実際に体験した人間の言葉には力があります。石原さんの言葉が志望大学の教授の心に強く響き、合格できたのでしょう。6年間の貴重な体験を糧にして、さらに飛躍し、これからの社会に大きく貢献してほしいと願っています」と話すのは、広報部長の南井秀太先生です。南井先生は、石原さんが中3の時に担任を務めました。

「本校では、石原さんのように生徒の目標がどんなに高くても、その目標を実現できるように、全教員が心を一つにして全力でサポートしたいと考えます」(南井先生)

(この記事は『私立中高進学通信2018年6月号』に掲載しました。)

佼成学園中学校  

〒166-0012 東京都杉並区和田2-6-29
TEL:03-3381-7227

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