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私立中高進学通信

2018年6月号

中学入試のポイント

文化学園大学杉並中学校

教科への集中力を見る「英」「算」特別入試

2018年度から共学化し、新学年に男子生徒を迎えた同校。
同年度入試から始めた「英語特別入試」「算数特別入試」の狙いと、
受験生の傾向を聞きました。
難問は出さず意欲や基礎力を重視

 日本とカナダ両国の高校卒業資格が得られる『ダブルディプロマコース』※など、質の高い英語教育でも知られる同校。今年3月にはいよいよ『ダブルディプロマコース』の第1期生が卒業。早稲田大学、国際基督教大学などの国内難関大学や、カナダ、ヨーロッパの大学にも合格者を出す実績を残しました。

 同校は2018年度より共学化をスタートさせ、同時に「英語特別入試」「算数特別入試」を導入しました。

「英語特別入試」では、いわゆる難問は出さず、「英語でのやりとりがしっかりできる」ことを問う内容を出題しました。

「2020年の大学入試改革も意識はしていますが、それ以上に生徒たちが社会で活躍するための力を身につけさせたいと考えています。英語で話しかけてくる他国の人々を恐れることなく、たとえ正確ではなくても、対等にコミュニケーションする力が必要です。ですから、スピーキングの試験でも、間違ってもよいから、臆せず積極的に話す生徒を評価しています。ライティングの試験でもスペルミスは減点対象にしていません」

 と、国際部主任・英語科の窪田淳先生は言います。

「思考力・判断力」を問うために、答えが1つではない問いも用意しています。

「例えば、レストランの英語で書かれたメニューを読み解く問題では、最後に『あなたなら何をオーダーしますか?』という問いがあり、その理由も聞いています。解答だけでなく理由まで答えられることを確認するためです」(窪田先生)

 リスニングに関しても、他校の長文問題は長くても30秒から1分ほどが多いようですが、同校では2分半の長文を出題し、英語の理解力を見ています。

「算数特別入試」でも、まずは算数への理解や興味を問います。幅広いレベルの計算問題50問を出題。記述式問題では難問は出題しませんが、その代わり簡単な問題でしっかりと記述させる方針です。

「50問の計算問題は大人でも時間がかかります。しかし入試では多くの受験生が30分以内に解き終わっていました。入試説明会で『算数が好きで、算数なら1時間でも2時間でも解いていられる人が受験してください』とアピールしたのですが、本当にそのような生徒が受験してくれたのだと思います」

 と、入試広報部長で算数特別入試を担当した齋藤圭介先生は言います。

※ダブルディプロマコース……カナダの高校課程をオールイングリッシュで学ぶことで、日本の高校卒業資格とカナダの高校卒業資格の両方の取得が可能。
 このため、カナダ、アメリカ、イギリス、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランドの全大学へ出願する資格を得ることがでます。

男子生徒の英語へのニーズに応える

 2018年度の入学者数は、男女の比率が約1:3と、共学化元年でありながら好スタートを切りました。受験生の男女比率は1:4ですが、合格した男子生徒の入学率が非常に高かったと言います。理由の一つとして、2018年度入学生より、中2から『ダブルディプロマ準備コース』が選択可能となり、英語を学びたい男子のニーズに応えた点が挙げられます。

 さらに、年々合格者の平均点が上がり、受験者層が変わってきていることも感じるそうです。それでも、「難問を出さない」という姿勢は次年度以降も崩したくないと言います。

「ダブルディプロマコースの注目度は高く、受験者層も変化していますが、『入口を高く設定するのではなく、しっかりと成長させて卒業させる』という本校の立ち位置は変わりません。基本的な問題が解けて、勉強が嫌いではない生徒に入学してほしいのです」

 と話す齋藤先生。窪田先生も

「英語は使えば使うほど伸びていく教科。合格したからやめるのではなく、入学後にこそ伸びてほしいと思っています。もちろん、英語特別入試で合格した生徒以外も、しっかりと英語力を伸ばしていける教育内容だと自負しています」

 と言います。

「本校の教育理念は『燃えよ、価値あるものに』。好きなことにがんばることができ、集中できる生徒に幅広く受験してもらいたいですね」(齋藤先生)

(この記事は『私立中高進学通信2018年6月号』に掲載しました。)

文化学園大学杉並中学校  

〒166-0004 東京都杉並区阿佐谷南3-48-16
TEL:03-3392-6636

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