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私立中高進学通信

2018年4・5月合併号

目標にLock On!! 私の成長Story

文京学院大学女子中学校

中学も高校も生徒会長として悩んだからこそ
また壁があっても乗り越えていけると思う

呉 莉那さん

法政大学 キャリアデザイン学部 1年(取材時)
OG 呉 莉那ご りなさん

憧れの制服を身につけ“軽い気持ち”で生徒会へ

 90年を超える同校の長い歴史の中で、脈々と継承されてきた校訓は『誠実・勤勉・仁愛』です。3つのキーワードはすべて、教育理念である「女性の自立」を実践するための具体的な考え方であり、女性一人ひとりの大切なキャリアを考えていくうえでの重要な指針であることを、数多くの卒業生も認めています。

 中高時代のうち約5年間を、生徒会活動の中だけで過ごしてきたといっても過言ではない卒業生の呉 莉那さんも、自身のキャリア形成と真摯に向き合う一人です。大学進学からその先の人生をしっかり模索していきたいと、2017年春から法政大学キャリアデザイン学部で学んでいます。

「実家の距離が比較的近かったこともあり、小4の時にワクワクしながら文化祭(文女あやめ祭)を見に行ったことが入学に至るきっかけでした。元気な在校生の姿や、校舎がとてもきれいなところも気に入りましたが、なんといっても私が入学できるタイミングで、制服のデザインが大きく変わるという情報が決め手になりました(笑)」

 憧れの制服を身にまとった呉さんは、入学すると同時に当時夢だったプロゴルファーになるために、ゴルフ部へ。そこで出会った一人の先輩が生徒会活動への扉を開いてくれたそうです。

「その先輩は当時、生徒会副議長を務めていて、あるとき、“あなたもやってみない?”と声を掛けてくれました。私は深く考えず、本当に軽い気持ちでやってみようかなと思って生徒会活動を始めたのですが、気がついたら中学でも高校でも生徒会長を務める自分になっていました」

母に背中を押されて生徒会長に再挑戦
「生徒会長は正直、つらい。でも、やり遂げたから今があります」と呉さん。「生徒会長は正直、つらい。でも、やり遂げたから今があります」と呉さん。

 中高時代を振り返り、「いつも目標がころころと変わって先生を困らせていた」と笑う呉さん。プロゴルファーになりたい、芸能の仕事をしてみたい、医者になりたい、大好きな英語を使って仕事がしてみたいと、夢は限りなく広がっていったと言います。まだ自分の進むべき道がはっきりと見えていないからこそ悩み、またそこから新たな夢を見る飾らない10代の素顔がそこにありました。

「自分のやりたいことがあればあるほど悩み、生徒会長でありながらも校則を守りたくないという身勝手な自分もいて、先生方に数多くのご迷惑をかけたと反省しています。ただそのような中、不思議なことに唯一続けられたのが生徒会活動でした。実は中学を卒業するとき、もう二度と生徒会長はやらないつもりでした。その理由は、生徒会長として自分の思いをうまく伝えることができないもどかしさがあったからです。やがて高校生活が始まり、生徒会役員選挙が始まろうとしていた頃、母にこう言われました。『あなたには恩返ししなくてはいけない先生がいるんじゃないの?』って。その先生は生徒会の主任で、悩んでばかりいる私の相談役になってくれました。いつも将来のことでけんかばかりするのに、私のことを温かく見てくれていた母の一言が、私の背中を押してくれました」

 こうして再び生徒会活動を始めた呉さん。「相変わらず悩みの多い不器用な生徒会長でした」と笑顔で振り返りますが、高2まで生徒会長として全力で走りきり、重要な仕事の一つひとつを最後までやり抜きました。

壁を乗り越えていく大切さを教えてくれた学び舎に感謝

「具体的には決まっていませんが、今は、子どもと接することのできる仕事にいつか就きたい」と言う呉さん。大学生として過ごす楽しい時間は、自身を成長させてくれる糧になっているようです。

「大学に進学してからすぐに、オープンキャンパススタッフになりました。法政大学の魅力を、高校生や受験生に向けて発信する役目を担ったボランティアです。活動は春から夏までなので、すでに第1期は終了していますが、2年生になったらもう一度、応募してみようと思っています」

 法政大学キャリアデザイン学部は、現代社会における人間の生き方、学び方、働き方の多様化を学問として研究する学部です。日本の大学で初めて、同学部を創設したのも法政大学です。自身の生き方を模索しながら成長を続ける呉さんにとって、キャリアデザイン学部は自分らしさを発揮しながら成長できる、貴重な学びの場でもあるようです。

「1年生のうちは一般教養科目の履修が中心ですが、2年生からはいよいよ専門科目も学ぶようになります。学問としてのキャリアデザインには、発達・教育キャリア、ビジネスキャリア、ライフキャリアの3つの領域がありますが、私は発達・教育キャリアの勉強をしていきたいと考えています」

 久しぶりに訪れた学び舎は、発展途上にある呉さんにとってどのような存在なのでしょうか。

「中高時代は失敗をしても、学校が温かく見守ってくれましたが、大学ではいろんな意味で自由がある半面、自らの行動に責任を持たなくてはならないと思っています。自分が生徒会長でいいのかと悩み続けたように、なにかと不器用な私ですから、これからも大きな壁にぶつかり続けると思います。でも、責任感があるからこそ壁はやってくると捉えると楽しくなります。失敗を恐れず、むしろ楽しみながら、自分自身の壁を乗り越えていくことの大切さを教えてくれた母校に感謝しています」

 新年度の始まりに際し、呉さんは新たな決意を爽やかに語ってくれました。

恩師からの応援メッセージ
本当は責任感のあるがんばり屋さんこれからの大活躍を期待しています
高校の3年間、ずっと担任としてお世話になった嶋田栄司先生と。歴代の生徒会会長・副会長名が刻まれたパネルの前で。高校の3年間、ずっと担任としてお世話になった嶋田栄司先生と。歴代の生徒会会長・副会長名が刻まれたパネルの前で。

 呉さんのほうからいつも「これをやりたい」といって相談に来るのですが、やりたいことがすぐに変わってしまうので、大変でした(笑)。英語が好きな明るい生徒なのに、女優になりたいといっては泣き、しばらくすると元気になり、また違うところで悩むといった感じです。でも本当は責任感のあるがんばり屋さんで、立派な生徒会長だったと思っています。高3の時の『運針競技会』で優勝したときは驚きました。ちょうど法政大学の推薦入試の発表前だったので、2人で、“この優勝で運を使い切っちゃったかな”とひやひやしたものです。これからの大活躍を期待しています。(嶋田先生)

(この記事は『私立中高進学通信2018年4・5月合併号』に掲載しました。)

文京学院大学女子中学校  

〒113-8667 東京都文京区本駒込6-18-3
TEL:03-3946-5301

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