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私立中高進学通信

2018年4・5月合併号

目標にLock On!! 私の成長Story

跡見学園中学校

理系の職種で、好きな英語も活かしたい
2つの夢を叶えて、充実した日々!

島田桃子さん

ホテルニューオータニ 薬剤師
OG 島田桃子さん

英語が堪能な先輩に憧れて入学を決意
ホテルウーマンらしく、終始、上品な笑みを浮かべる島田さん。ホテルウーマンらしく、終始、上品な笑みを浮かべる島田さん。

 外国人も多く訪れるホテルの薬局で薬剤師として働く島田桃子さんが、スケッチブックに書いた言葉は『Where thereʼs a will, thereʼs a way.』――意志あるところに、道は開ける、ということわざです。

「高1の時、部活動を引退される先輩が、一人ひとりに手紙を書いてくださいました。その手紙で初めて知り、今も大切にしている言葉です」

 島田さんは中高時代、英語部に所属していました。文化祭で英語劇などを披露するほか、語学力のブラッシュアップを行うのが主な活動です。

「入部してすぐの中1の文化祭では、私の提案を先輩が採用してくださり、映画『STAR WARS』の歴史や登場人物をパネル展示しました。多くの方が来場され、とてもうれしかったことを記憶しています」

 大きな大会があるような部活動ではありませんが、先輩や後輩と一緒に過ごした合宿の時間など、島田さんにとってかけがえのない思い出です。

「先生が当時『今のこの時間は本当に貴重だよ。いつか宝物になるから』とよくおっしゃっていました。跡見での6年間を振り返るたびにその言葉を実感します」

 島田さんが同校を志したのは母親の知人に同校の卒業生がいたからでした。

「英語が堪能な方で、語学力を活かして大使館の仕事をされていました。それを聞いて『跡見に通いたい!』と思いました」

壁にぶつかったときに支えてくれた先生の言葉
12歳から18歳まで成長を見守ってきた松井先生。思い出話に花が咲きます。12歳から18歳まで成長を見守ってきた松井先生。思い出話に花が咲きます。

 英語が好きで入学した島田さんでしたが、進路指導を通じ、さらに新しい夢を見つけます。

「母が大学医学部に勤務しており、医療系の仕事にも少し興味がありましたが、具体的に将来を思い描いたのは、中3のころです。適性検査の『R-CAP』や職業調べなどの進路指導を通じてでした」

 高2・高3生を対象に行われることが多い「R-CAP」ですが、同校では中3生を対象に実施し、より早い段階で自身の志向などを明確にできるように取り組んでいます。島田さんもそうした取り組みを通じて「難病の方を助けられるような、新薬の開発をしたい」と夢が明確化しました。

 薬学部進学を目標にした島田さんでしたが、勉強を続けるうちに、壁にぶつかります。

「化学が苦手で……。薬学を志しているのに化学ができないなんて『致命的だな』と、思えてしまったんです」

 ひどいときには、机に向かうことすら憂鬱になったと言います。6年間、島田さんの数学を担当した松井真佐美先生は、そんな島田さんを見かねて声をかけました。

「島田さんは、化学ができないわけではないの。ほかの教科と比べて、成績が伸びないから『化学が苦手』と思い込んでいるだけなのよ」

 その言葉を聞いた島田さんは、苦手意識によって化学の勉強に前向きに取り組めず、それが成績に悪影響を及ぼしているという、負のスパイラルに陥っていることに気づけたそうです。

「跡見の先生は、温かいまなざしでいつも私たちを見守ってくださいました。今、私がこうやって、夢を叶えて楽しく働いているのは先生方のおかげです」

 受験勉強も「普段の授業をきちんと聞き、先生の言う通りにすれば成績は伸びる」と信じて挑みました。「先生が『補講をするよ』と声をかけると、みんなが学びにやってくる。跡見はそんな学校でした」

 薬剤師の国家試験に合格した時、島田さんは母校にも報告に訪れ、感謝の気持ちを伝えました。

跡見で学んだ精神を日々の生活に活かす

 その後、島田さんは「薬剤師としても、英語を活かせる道があるのではないか」と考え、日本を代表する国際的なホテル、ホテルニューオータニの中にある薬局に就職を決めました。

「インバウンドの増加に伴い、毎日たくさんの外国人の方が宿泊されます。ホテルにはクリニックもあり処方箋も受け付けていますので、英語での服薬指導をすることもあります」

 島田さんは折に触れ、同校で学んだ精神を思い出します。

「跡見では『本物に触れ、豊かな心を育てる』という教育方針があります。年に1回行われる、池袋の芸術劇場での音楽鑑賞会もその一つです。大人になると、本物に触れる機会はなかなかありません」

 今も本物に触れることを意識する島田さんは、国内にいても、英語を母国語とする知人たちと積極的にコミュニケーションし、英会話のブラッシュアップを続けています。

「仕事で使う英語は専門的になりがちで、日常会話から離れてしまうこともあります。語学レベルを保てるように日々、本物の英語に触れ続ける努力をしています」

 ホテル内の薬局は、利用されるすべての方が、英語が堪能であるとは限りません。そんな時は、同校で学んだ思いやりの精神をもって接するようにしていると言います。

 高いホスピタリティが要求される場で専門性を発揮し日々活躍する島田さん。“自律し自立する女性を育む”同校の卒業生として自信に満ちた笑顔がありました。

恩師からの応援メッセージ
6年間の努力の積み重ねを見事に開花させてくれました
学祖・跡見花蹊先生直筆の「朱熹勧学文」の書が彫られた碑の前で。学祖・跡見花蹊先生直筆の「朱熹勧学文しゅきかんがくぶん」の書が彫られた碑の前で。

 本人は謙遜していますが、数学担当の私から見れば、理系的能力も大変に高い生徒でした。一番の武器である『英語』と、努力して手に入れた国家資格の両方を使って社会的に貢献できる仕事に就いた島田さんを見ると、中高6年間で学んできたことが、形になっているんだなあと感じます。管理薬剤師として、現場のスタッフをまとめる立場だと聞いていますが、島田さんなら大丈夫! 卒業しても、こうやって母校を訪れて近況を話してくれることを教師として大変に誇らしく、うれしく思っています。これからの活躍もぜひ聞かせてほしいです。期待しています。 (松井先生)

(この記事は『私立中高進学通信2018年4・5月合併号』に掲載しました。)

跡見学園中学校  

〒112-8629 東京都文京区大塚1-5-9
TEL:03-3941-8167

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