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私立中高進学通信

2018年4・5月合併号

子どもの自立を促す教育

自由学園(男子部・女子部)中等科

実生活の要素を教材とし生き生きと主体的に学ぶ
学園の生活と学びが凝縮された『学業報告会』

手作りの模型を使ったステージ発表。

手作りの模型を使ったステージ発表。

全員が主体性を発揮し協働して学びを深める

 学業報告会は、協働して主体的にテーマを深めていく、プロジェクト学習の成果を発表する機会です。会場には学習成果をまとめたポスターや作品が展示され、午前の部と午後の部にわたってグループのステージ発表があり、生徒が育てた野菜を用いて、生徒が作った昼食も一緒にいただきます。

 学園の教育方針は生徒による自治。生徒全員が関わって、時間を管理し、樹木の手入れをし、校舎を美しく保ち、食事を自分で作り、社会を築くように学園を形づくっています。そこで重視されるのは、自ら考え主体的に行動することです。今回の学業報告会でもとりわけ重視されたのは、生徒たちが主体性を発揮することでした。ステージ発表や展示に向けた各チームの取り組みはもちろん、昼食の献立を含めた会の準備や当日の運営なども生徒が担います。

 運営の中心となった生徒リーダーの稲本さんと安永さんは、今回の取り組みについて次のように話します。

「学業報告会をはじめ、行事の運営はすべて高3生が担ってきました。これまで中2、高1、そして高3と学業報告会を経験してきた中で、運営に下級生が加わるのは初めてのことです。当初は不安な点もありましたが、メリットのほうが大きかったと思います。下級生は私たちの持っていない視点を持っていて、それに刺激を受けました。また、議論が煮詰まったり言い合いになったり、自分の意見を通すことにばかり一生懸命になってしまいがちな場面でも、“下級生の意見をどう取り入れるか” “下級生に納得してもらえるか”という視点を持つことで私たちは成長できました」

 また安永さんは日頃の学校生活での学びが活かされていると話します。

「例えば寮の生活は、計画的に行動しないとうまくいきません。どのような時にどんなことをするべきなのか、一日のスケジュールを決め、次は1週間単位で、その次は月単位で、と計画を立てていきます。運営を計画的に進行できたのは、決められた時間の中で毎日その一日をどう繰り回すかを考えて行動していたおかげです」

 2017年11月、女子部学業報告会には340人が足を運びました。生徒にとって学業報告会は、グループでテーマを深めていく中で自身の成長を自覚し、教育理念である「生活即教育」の意義を確認する取り組みです。そして来場者にとっては、「生活即教育」とはどのようなもので、生徒たちが何をどのように学び、成長していくのかを垣間見ることができる機会となりました。

各自の強みを活かし創意工夫した発表

 学業報告会を終え、学園長の高橋和也先生は充実感いっぱいの笑顔で生徒たちにメッセージを送りました。

「自分を活かして主体的に取り組もうということを意識しているのがいろいろな場面で感じられ、一人ひとりの持ち味が発揮されていました。いまはデジタルでプレゼンが簡単にできます。その時代の中で、筆をとって図やグラフを描き、模型を作り、手と頭を使って表現するということを学んでいく、そういうことを生徒たちが大切にしている姿を見ることができてとてもうれしかったです」

 学園長の言葉にあるように、手書きの模造紙や手作りの模型を用いた中等科の生徒たちによるステージ発表や展示は、非常に印象的でした。展示や発表は、さまざまな形で行われ、一つひとつに「どのように発表をすることがふさわしく、伝わりやすいか」という創意工夫が凝らされていました。

巨大な手書きの模造紙と朗読によるステージは、迫力があり印象的。巨大な手書きの模造紙と朗読によるステージは、迫力があり印象的。
各国の代表者になりきって議論。演劇を交えた発表で会場をわかせました。各国の代表者になりきって議論。演劇を交えた発表で会場をわかせました。

生徒が育てた野菜を使ったおかず、薪で炊いたご飯、『希望満充』。学園の伝統料理をいただきます。

ステージ発表の合間に展示の発表もあり、興味深い内容に来場者から次々と質問がありました。ステージ発表の合間に展示の発表もあり、興味深い内容に来場者から次々と質問がありました。
学園生活の中にある学び、家族のような交流を作文にした「生活文章」の口頭発表。学園生活の中にある学び、家族のような交流を作文にした「生活文章」の口頭発表。
学業報告会プログラム
運営の中心となる生徒リーダーを務めた稲本夕海さん(左)と安永悠希さん(右)。

運営の中心となる生徒リーダーを務めた稲本夕海さん(左)と安永悠希さん(右)。

ステージ発表
国語 説明文を読む 「スズメは本当に減っているか」の学びから〔中等科1年〕
地理 オーストラリアについて〔中等科2年〕
政治経済 憲法を知る 〜憲法の成立と改正の論点〜〔高等科3年〕
生物 運動中の私たちの身体〔中等科3年〕
体操 自由学園の体操会 〜初めての体操会を経験して〜〔高等科新入生〕
高1・高2合同発表
私たちの生活を支えるエネルギー 〜デンマークに学ぶ〜
木の学び 〜80年使える机と椅子を考える〜 
数 学 〜女子部生の生活時間を考える〜
社 会 〜国際協力の未来〜
生活文章〔全学年〕
ポスター発表
料理 今日の食事ができるまで〜温かい食事の舞台裏〜
一目でわかる女子部の料理〜野菜の収穫から切り方まで〜
理科 水の硬度とお茶の味、おいしいお茶〜水の硬度でどのように変化するか〜
アイスクリームスプーンの熱伝導
速乾性Tシャツは本当に速く乾くのか
音楽 ヘンデルと「救世主(メサイア)」
裁縫 部分縫いの動画制作〜女子部の基本ブラウス作りから〜
作品展示

(この記事は『私立中高進学通信2018年4・5月合併号』に掲載しました。)

自由学園(男子部・女子部)中等科  

〒203-8521 東京都東久留米市学園町1-8-15
TEL:042-422-1079(女子部)/042-428-3636(男子部)

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