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私立中高進学通信

2018年4・5月合併号

その先に備えるキャリア教育

浦和実業学園中学校

実学
実践的なビジネス体験で実社会で生き抜く力を育む

建学の精神「実学に勤め徳を養う」のもと、「実学教育」の一環として取り入れている2つの実践的なビジネス体験プログラムについて紹介します。
『あんとれすくーる』では、JR浦和駅前の商業施設の中で自分たちが企画した商品を販売しました。

『あんとれすくーる』では、JR浦和駅前の商業施設の中で自分たちが企画した商品を販売しました。

『スーパー職業体験』で、商品の品出し、陳列作業に励む生徒たち。『スーパー職業体験』で、商品の品出し、陳列作業に励む生徒たち。

 真に実社会で役立つ学問を身につけるための「実学教育」を重視する同校では、その一環として、2つの実践的なビジネス体験プログラムを実施しています。

 その一つが、体験を通して社会で必要とされる、前に踏み出す力、考え抜く力、チームで働く力の「3つの力」を養うのを目的とする『あんとれすくーる』です。具体的には、専門家の協力を得ながら、生徒たちが5人程度のグループに分かれて会社を設立。社長や会計などの役割を分担し、商品の企画から販売、決算までを行います。「さいたま」の魅力を多くの方に伝えることをテーマに掲げ、商品や販売方法を決めるときの判断材料にしました。企画した商品は、学校外でワゴンの店舗を構え、一般の人に向けて販売します。

「なかには意見がまとまらず、商品がなかなか決まらない会社(グループ)もありました。心配しながら見守っていましたが、途中から社長役の生徒がリーダーシップを発揮し、社員役の生徒たちの意見をまとめて商品を決定、その後はみんなで力を合わせ、結果的に、商品は完売しました。生徒たちのめざましい成長が見られて非常にうれしかったです」(中2国語科/舩山修平先生)

 もう一つは『スーパー職業体験』。その名のとおり、スーパーマーケットで働くプログラムです。実際にスーパーで仕事をすることで、働く意味や職業に対する理解や関心を深めます。職業体験の2日間は、自宅から直接スーパーに出向き、スタッフから説明を受けて、大人と一緒に働きます。教員は様子を見に立ち寄るだけ。ほとんどの生徒は保護者や教員以外の大人と普段あまり接する機会がありません。そのため、スーパーのスタッフや商品の配送スタッフ、お客様など、立場の違う大人たちとコミュニケーションを取りながら行われるさまざまな体験のすべてが、学びとなります。

「2つの実践的なビジネス体験プログラムは、どちらも中2の2学期に行います。“会社を設立し運営すること”と“現場で働くこと”という、視点の違う2つのプログラムを同時期に実施することで、自分が将来働くことに対して、より具体的にイメージすることができたり、実社会で自分らしく生き抜くために必要とされる力を養えたりできると考えています」(舩山先生)

Report3つの力を養う『あんとれすくーる』

『あんとれすくーる』では、ビジネス体験を通して、前に踏み出す・考え抜く・チームで働くの「3つの力」を養います。体験中は、意見を出し合う、商品を決定する、発注する、販売するなど、さまざまな場面で3つの力が必要とされます。終了後には、どんな場面で3つの力を発揮できたのかを振り返ります。

同じ会社の生徒同士で何度も話し合いながら進めていきます。利益を出すために経費などを計算し、事業計画も立てます。同じ会社の生徒同士で何度も話し合いながら進めていきます。利益を出すために経費などを計算し、事業計画も立てます。
販売当日、お客様に商品の説明をする生徒たち。テーマである「さいたまの魅力のアピール」も欠かしません。販売当日、お客様に商品の説明をする生徒たち。テーマである「さいたまの魅力のアピール」も欠かしません。
Report実際に働くことでしか得れない知識を学ぶ『職業体験』

 スーパーでは、商品の品出しや梱包、陳列、弁当や惣菜を容器に詰めるなど、さまざまな作業を行います。

「『同じ作業を長時間続けるのが大変だった』『お客様のことを考えて商品を陳列しなくてはならないことを知った』など、体験後の生徒たちからは、スーパーの仕事や働くことに対して具体的な感想を聞くことができました」(舩山先生)

スーパーのスタッフに商品陳列のコツを教えてもらい、実際に商品を陳列していきます。スーパーのスタッフに商品陳列のコツを教えてもらい、実際に商品を陳列していきます。
野菜は専用の機械を使って包装します。包装機を見るのも使うのも初めてという生徒ばかり。野菜は専用の機械を使って包装します。包装機を見るのも使うのも初めてという生徒ばかり。
『あんとれすくーる』を振り返って
左から池田拓史くん、大瀧颯祐くん、鈴木里菜さん、吉﨑桜さん。

左から池田拓史くん、大瀧颯祐くん、鈴木里菜さん、吉﨑桜さん。

体験した中2生に話を聞きました。

池田くん
地元サッカーチーム・浦和レッズの勝運アップを願い、商品は「あげパン」に決定。浦和レッズの応援グッズでお店を飾ったり、商品説明を書いたチラシを配ったりするなど販売方法も工夫しました。

大瀧くん
埼玉県内でアンモナイトなどの化石発掘ができることから、形の似たパンを「アンモナイトパン」として販売。たくさんの人が商品に興味をもって質問してくれたり、買ってくれたりしたことが達成感につながりました。

鈴木さん
さいたま市の特産さつまいもと、埼玉県が生産日本一のひな人形からヒントを得て、さつまいもクリームのコロネを、ひな人形をイメージした包装で販売しました。テーマに合う企画を決めるのが難しかったです。

吉﨑さん
浦和レッズの勝利を願って、白色のまんじゅうを「白星まんじゅう」として販売しました。2種類の味を2個セットにして、100個完売。うれしかったです。

(この記事は『私立中高進学通信2018年4・5月合併号』に掲載しました。)

浦和実業学園中学校  

〒336-0025 埼玉県さいたま市南区文蔵3-9-1
TEL:048-861-6131

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