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私立中高進学通信

2018年4・5月合併号

アクティブラーニングで伸ばす新しい学力

東京成徳大学中学校

思考し話し合う時間を重視しタブレットで授業を効率化

生徒全員がiPadを持ち、ペンとキーボードを使用
英語のクロスワードパズルを話し合いながら解く生徒たち。ネイティブの先生がヒントになるイラストのポイントをさりげなくアドバイス。

英語のクロスワードパズルを話し合いながら解く生徒たち。
ネイティブの先生がヒントになるイラストのポイントをさりげなくアドバイス。

タブレットで効率化し探究型授業の時間を確保

 昨年4月から1人1台のタブレットを導入した同校。端末はApple社のiPadを導入し、学校内のどこでもインターネットに接続が可能です。端末の機能をフルに用いて、生徒の自由度の高い活用が進んでいます。

「タブレット端末導入の最大の目的は、授業の効率を上げ、探究型の学びの時間を確保することです」

 と話すのは教頭の東良和先生です。これからの時代に必要な思考力を高めるには、協働して学びを深める探究型の授業が不可欠です。タブレットを活用し、板書やプリント配付の時間を少しでも減らすことで、従来の知識伝達型の授業時間も確保しつつ、生徒自らが考え、話し合う探究型授業を積極的に行うことができるようになったのです。

“自分で答えを見つける力”を引き出す授業

 その成果が最も表れているのが英語科の授業です。プリントや話し合った内容をまとめるレジュメなど、授業で使うツールはタブレットで共有して授業効率を上げ、考えたり、話し合ったり、先生と英語で会話したりする時間を多く取るようにしています。

 タブレットを使用する自由度の高さも、生徒たちのやる気を高めているようです。授業中、ブラウザを開いてネット検索で単語の意味やつづりを調べる生徒もいれば、英文をタブレットにメモする生徒もいます。一方で、紙の辞書を引く生徒や紙のメモ帳に手書きする生徒もいて、各自がアナログとデジタルを自由に使い分けています。

「タブレットを使うときにあれはだめ、これをするなと、使い方を制限するのはよくないと思います。いろいろな学び方を探る面白さがなくなってしまうからです。
 生徒たちは自分で答えを見つける力があります。授業では教える時間より生徒が考える時間をできるだけ作り、タブレットは答えを見つけるツールの一つとして自由に使いこなしてほしいと思います」(英語科/和田一将先生)

 これまで、同校では中3生を対象に希望制のニュージーランド学期留学(3カ月間)を実施してきました。毎年、中3生の3~4割が参加するほど人気が高く、英語力も飛躍的に伸びたことから、来年からは中3生全員が参加するように変更する予定です。

「海外でもICTの活用が進んでいて、留学先の学校でもタブレットを使って探究型の授業を行っていました。本校の生徒たちもタブレットを使いこなしながらネイティブの先生と学ぶことで、英語のコミュニケーション力を伸ばし、学期留学での学びがより深まると思います」(東先生)

Active Learning
テーマを決めて英語でグループワーク

 英語のコミュニケーションスキルを「実践的に使えるようになる」という視点から養成する同校。英語の授業を週8時間に増やし、5名の専任ネイティブが指導しています。

 中1の英語の授業も週に8時間あります。そのうちの3時間はコミュニケーションを中心にした授業内容の『英語A』。ネイティブの先生が2人、日本人の先生1人がつく手厚い指導体制です。

 授業中は生徒はもちろん、先生もタブレットを使い、プロジェクターとつなげて課題を黒板に写し出します。

 この日は翌月に控えたケンブリッジ英検※の対策として、身近な「家」を題材に語彙を習得し、スピーキングやライティングのトレーニングを行いました。

 基本的にタブレットを使いますが、課題を解くのに必要な資料(今回はクロスワードパズルのヒントとなるイラスト)は、あえて紙のプリントで配られています。これは2つの作業をタブレットで同時に行うと、画面を切り替える必要が生じて、むしろ効率が悪くなるためです。工夫を積み重ねてスムーズで集中できる授業を展開しています。

※ケンブリッジ英検……イギリス・ケンブリッジ大学によって設立された英語検定試験。
リスニング、スピーキング、リーディング、グラマー、ライティングの5つの言語技術すべてを評価対象とし、コミュニケーションをするための英語力を測る試験内容となっている。

ヒントのイラストを紙のプリントにしたことで、ヒントを見ながらタブレットでクロスワードパズルを解くことができます。

ヒントのイラストを紙のプリントにしたことで、
ヒントを見ながらタブレットでクロスワードパズルを解くことができます。

生徒同士で英語で質問。真剣に考えながら、助け合いながら英語で会話しています生徒同士で英語で質問。真剣に考えながら、助け合いながら英語で会話しています
先生も加わって、緊張しつつも英語で受け答えすることで、英語でのコミュニケーションに慣れていきます。先生も加わって、緊張しつつも英語で受け答えすることで、英語でのコミュニケーションに慣れていきます。

Step 1
マインドマップと1分間スピーチ

導入は自分の家について、5分間でマインドマップを英語で書き出してまとめ、1分間で英語のスピーチをします。このときマインドマップはタブレットの「メモ」を使って自由にえがいていきます。

Step 2
話し合い、調べながら英語の語彙を増やす

次に「家」にまつわる語彙を増やすため、英語でクロスワードパズルをします。生徒同士で話し合いながら、タブレットに単語を書き込んでいきます。

Step 3
英語で質問を考える

授業の後半は「家」を題材にしたディスカッションです。この日習った語句や既出の語句を使って「あなたは家でネコを飼っていますか?」「キッチンで食事をしますか?」など、自分で英語の質問を考えます。

Step 4
英語で質問し合う

質問ができたところで、生徒同士が英語で質問し合う「ミニ・リサーチ」をします。生徒は教室内を移動して、相手を代えながらわいわいと英語で質問し合います。

Step 5
先生も加わって英語で対話

ネイティブスピーカーのルーカス・シンクレア先生、ピアス・ラングドン先生、そして和田一将先生も「ミニ・リサーチ」に加わります。先生とも英語で会話することで、ネイティブの発音を聞き取り、コミュニケーションする練習にもなっています。

ココも注目!
生徒が自主的に使い方を工夫
それぞれお気に入りのカバーをつけたタブレットを使いこなす生徒たち。工夫ワザも共有し合って、使い方がどんどん広がります。それぞれお気に入りのカバーをつけたタブレットを使いこなす生徒たち。工夫ワザも共有し合って、使い方がどんどん広がります。

 タブレットは自宅へ持ち帰ることができ、使いやすいようにカバーやキーボードを自由に選んで、自分らしさも出せるようにしています。導入してから約1年が経過しましたが、生徒はタブレットやクラウドサービスのさまざまな機能を自分でどんどん発見して使っているそうです。

「驚いたのは集会の時にタブレットを持参し、連絡事項をメモする生徒が出てきたことです。教員がやりなさいと言ったわけではないのですが、自分で手軽にメモできる機能を発見し、楽しみながら活用しています。
 学校のどこにいても使える、自宅でも使えるという自由さは生徒の自発性を引き出すことにもつながっています」(東先生)

(この記事は『私立中高進学通信2018年4・5月合併号』に掲載しました。)

東京成徳大学中学校  

〒114-8526 東京都北区豊島8-26-9
TEL:03-3911-7109

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