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私立中高進学通信

2018年2・3月合併号

アクティブラーニングで伸ばす新しい学力

江戸川女子中学校

グループで大学入試問題に挑み考える習慣をつける

考え、教え合うことでより知識の定着を図る
グループ討議の班分けは、毎回シャッフルし、その分野が得意な生徒と、苦手な生徒とを組み合わせています。質問し、教え合うことで活発な議論が展開していきます。

グループ討議の班分けは、毎回シャッフルし、その分野が得意な生徒と、苦手な生徒とを組み合わせています。
質問し、教え合うことで活発な議論が展開していきます。

「生物」の大学入試問題にグループで挑戦

 近年、理系進学希望者が増加し、卒業生の3分の1が理系学部へ進学する同校では、2020年の大学入試改革を見据えて理系科目を中心にアクティブラーニング型の授業を展開しています。演習がメインとなる高3の「生物」では、過去の大学入試問題をグループ討議で解く授業を行っています。

「教員が一方的に講義をするより、生徒同士で話し合いながら学ぶと記憶に残りやすく、さらに他の人に教えることで定着するといわれています。
 “わからない”と尋ねることは、相手に学びのチャンスを与えているので、どんどん聞いて構わない。質問された人は、教えることで頭の中が整理され、実は最も勉強になるので、相手はもちろん自分にとっても無駄なことではないのです。このような話を、学年の始まる最初の授業で伝えて、グループで学習することの意味を生徒に知ってもらいます」(理科・生物担当/江夏元先生)

 グループ討論では、「友達に教えてもらって理解できた」という経験だけでなく、「理解していたはずが、うまく人に教えられない」ということもありますが、もっと深く考える状態をうまくつくり出せれば、自ずと生徒の間で学習が進むといいます。

 その際に大切なのは、先生の立ち位置や言葉がけ、提示する問題の難易度です。簡単すぎてもいけないし、難しすぎてもグループでの話し合いが暗礁に乗り上げてしまいます。

「半分の生徒がわかる、残りの半分はわからない、そのくらいのさじ加減で、討論をスタートさせるような問題を提示しています」

 江夏先生は3枚のプリントを用意しています。まずは解き方を話し合って問題が解けたら、「解答」のプリントで答え合わせします。間違っていたり、解けなかったりした場合は「解き方」のプリントを参照します。最後に「振り返り」のプリントに、気づいた点をまとめます。このように段階を踏んだ議論を促す「仕掛け」が随所に潜んでいるのです。

中学から相手の意見を尊重する態度を育てる

「高校の『情報』の授業や、中高の各教科で行われるプレゼンテーション学習の取り組みも、活発な討論の下支えになっています」

 と情報科の熊谷和也先生は話します。授業でプレゼンテーションを行う機会が増えたことで、人前で発表することへの抵抗感が少なくなってきたそうです。

「意見やアイデアを出し合うときに相手の意見をいきなり否定しないで、まずは受け止める態度を育てることが大切です。間違っていてもいいので、一人ひとりが意見をまず出し、その中からどれがいいかを見ていく。そんな考え方のプロセスができる生徒を育てたいと思います」(熊谷先生)

課題探究だけじゃない グループで深める教科の学習
演習とディスカッションを組み合わせた「生物」の授業
Step 1
一人で解いてみる
授業の冒頭で先生がプリントを配付。まずは演習問題を1人で解きます。

授業の冒頭で先生がプリントを配付。まずは演習問題を1人で解きます。

Step 2
グループで討論
グループに分かれてディスカッション。理解できた生徒は他の生徒に教えたり、さらなる質問が出たりと、議論が活発に行われます。

グループに分かれてディスカッション。理解できた生徒は他の生徒に教えたり、
さらなる質問が出たりと、議論が活発に行われます。

Step 3
先生はガイド役に徹する
自分たちで十分に話し合ったうえで、迷うことがあれば手を挙げて先生に質問します。生徒たちには、「考えること」を簡単にあきらめない、自分たちで答えを導き出したい、という意気込みがあります。

自分たちで十分に話し合ったうえで、迷うことがあれば手を挙げて先生に質問します。
生徒たちには、「考えること」を簡単にあきらめない、自分たちで答えを導き出したい、という意気込みがあります。

先生の配付したプリント「話し合いのヒント」。これを話し合いの参考にしています。この“指南書”が議論を活発化させるカギなのです。

先生の配付したプリント「話し合いのヒント」。
これを話し合いの参考にしています。この“指南書”が議論を活発化させるカギなのです。

Step 4
毎時の振り返りを欠かさずに
アクティブラーニングでは「振り返り」が非常に大切だと同校では考えています。自分の理解度とグループの討論への評価に加え、全員の理解が進むよう貢献した「今日のMVP」を推薦するなど、相互評価による振り返りもします。教えた生徒だけでなく、わかるまで諦めずに質問した生徒にも高い評価をつけます。

アクティブラーニングでは「振り返り」が非常に大切だと同校では考えています。
自分の理解度とグループの討論への評価に加え、全員の理解が進むよう貢献した「今日のMVP」を推薦するなど、
相互評価による振り返りもします。
教えた生徒だけでなく、わかるまで諦めずに質問した生徒にも高い評価をつけます。

Active Learning Point
アクティブラーニングで「学び方」を学ぶ意味
理科・生物担当/江夏元先生 情報科/熊谷和也先生理科・生物担当/江夏元先生(写真左)
情報科/熊谷和也先生(写真右)

 大学入試に本格的に備える高3になると、受験科目として「生物」が必須な生徒、必ずしも必要でない生徒とに分かれます。それでも、全員が協力し合う活発な授業ができるのは「学ぶことの意味」をクラス全員が理解しているからです。

「これからの社会では、今、学んでいる内容は役に立たなくなる時代が来るかもしれません。けれども、グループで話し合う、質問し、教え合う学び方は、この先も普遍的に有効なものだと思います。何より、グループで学ぶほうが生徒は楽しそうです。授業で先生に指摘されるより、説明したり、されたりしながらのほうが理解が進むからではないでしょうか」(江夏先生)

「どの授業でも、先に進むことだけが大切とは思わせないようにしています。考えてわからないところにこそヒントが隠れている場合もあり、もがいて進まない間も勉強になっているからです。考えることの大切さとグループで学ぶことの良さを伝えていきたいですね」(熊谷先生)

(この記事は『私立中高進学通信2018年2・3月合併号』に掲載しました。)

江戸川女子中学校  

〒133-8552 東京都江戸川区東小岩5-22-1
TEL:03-3659-1241

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