LINEで送る

スクールポット中学受験版 - 首都圏学校情報検索サイト

ツイッター フェイスブック

私立中高進学通信

2018年1月号

中学入試のポイント

東京都市大学等々力中学校

『算数1教科入試』を開始
多様な個性を集める

『アクティブラーニング型入試』に続き、2018年度入試から『算数1教科入試』を始める同校。2つの入試方法の狙いやその内容はどのようなものなのでしょうか。
さまざまな個性が刺激し合う学校をめざして

 学習面はもちろんのこと、学校生活全体をサポートしてくれる面倒見のよい学校として、人気が広がる同校。社会の多様化が進む中で、世界で活躍するリーダーを育成するためには、学校が均一化していてはいけないという思いから、『帰国生入試』をはじめ、さまざまな特徴のある入試を行っています。

 その一つが2016年から始まった『アクティブラーニング型入試』(思考力・協働力テスト)です。800字程度の論文のほか、同校がアクティブラーニングとして授業に取り入れている「知識構成型ジグソー法」を用いた、他者と協働して思考を深めるテストが行われます。

 試験は「エキスパート活動」と「ジグソー活動」の2つに分かれており、エキスパート活動では、資料を3人のグループで読み、話し合って理解を深めます。資料は3種類あり、グループによって異なる資料を読みます。

 エキスパート活動に続くジグソー活動では、異なる資料を読んだ3人がグループになり、それぞれが得た知識をもとに話し合い、「問い」に対する答えを導き出します。話し合いをまとめた解答用紙とグループでの活動状況から、「資料を読み取る力」や「議論を通して学びを深める力」、「コミュニケーション力」などを評価して合否が判定されます。

 教頭で入試広報室長の二瓶克文先生は、この入試方法を始めるにあたり、初めて会う生徒同士で議論ができるのか、不安があったと言います。しかし、それは杞憂に終わりました。

「興味を持った生徒を対象に『アクティブラーニング型入試』の体験を行ったところ、心配をよそにどの生徒も活発に議論を始めました。
 本番の試験でも同じです。人と話し合ったり、協力し合うことが得意な受験生が志望してくれたことがわかりました」

『アクティブラーニング型入試』で入学した生徒たちは、クラスの意見をまとめるリーダーとして活躍していると二瓶先生は言います。

論理的に考える力を問う『算数1教科入試』

 2018年度入試では、さらに『算数1教科入試』がスタートします。これも多様な生徒の入学を求めるもので、英語が得意な生徒や意見をまとめるのが上手な生徒に交じって、数学的な論理性を持った生徒がいるクラスを想定していると数学科の貫田秀克先生は言います。

「算数と数学の違いは、算数は計算が主体なのに対して、数学は『なぜそうなるのか』という論理的な思考力が必要という点です。算数から数学になり、難易度が高くなるにつれ、計算ができるだけでは太刀打ちできなくなります。ロジックをしっかり考え、アウトプットできること。それができる生徒を求めています」(貫田先生)

 そのため、記述式の問題を出題。解答で自分の考えを説明できることを重視しています。整数、割合などが問われる「算数Ⅰ」、図形、場合の数などが問われる「算数Ⅱ」ともに、大問が3~4問、出題されます。いずれも解答だけでなく、その過程も書いていなければ正解とならないため、注意が必要です。

 2つの特徴ある入試方法により、個性的な強みを持った生徒が入学することで、ほかの生徒にも大きな影響を与えることが期待されています。

「本校では生徒同士の教え合いを大切にしており、そのための自習室も完備しています。また、『算数1教科入試』で入学した生徒の中から、数学オリンピックなど外部の大会に出場する生徒を育成していきたいと考えています」(貫田先生)

 一般入試でも、知識を問うのではなく、考えることを重視した問題を出題する傾向にある同校。社会科であれば統計資料から読み解く問題が、国語は記述問題などが出されます。

「過去の入試問題の傾向をつかむことが合格につながります」

 と二瓶先生は受験生にエールを送ります。

(この記事は『私立中高進学通信2018年1月号』に掲載しました。)

東京都市大学等々力中学校  

〒158-0082 東京都世田谷区等々力8-10-1
TEL:03-5962-0104

進学通信掲載情報

【キャンパスのビジョン】グローバル社会に向けてコミュニケーション能力を磨く
【校長が語る自立へのプロセス】困難に対して果敢に立ち向かえる強い心を育てたい
【中学入試のポイント】『算数1教科入試』を開始 多様な個性を集める
【SCHOOL UPDATE】留学・海外語学研修プログラム 世界と未来に向けて大きく羽ばたける人材を
【目標にLock On!! 私の成長Story】自分の言葉で自分の考えを伝える喜びを知り一歩前に出る力を身につけた6年間
【アクティブラーニングで伸ばす新しい学力】グローバルリーダー育成のために アクティブラーニングで思考力や協働力を養う
【SCHOOL UPDATE】グローバル教育 二校間交流や長期留学によりグローバルリーダーを育成
【目標にLock On!! 私の成長Story】法律の知識を身につけて広く社会のために貢献したい
【10年後のグローバル社会へのミッション】視野を世界へと広げプリンシプル(信念)を持ったグローバルリーダーを
【SCHOOL UPDATE】最先端教育 未来を見据えてICTを導入 双方向型の授業を推進
【大学合格力強化計画】時間管理能力を養い学校生活を楽しみ難関大学現役合格へ
【めざせ 次代のグローバルリーダー】ノブレス・オブリージュの精神を持ったグローバルリーダーを育てるために
【私学の光輝】国際交流・海外研修
【On Going! 進歩する私学の注目情報】第2の教育改革に向けて 『GLプログラム』が始動 『S特選コース』も誕生
進学通信2018年1月号
紹介する学校
共学校 共学校   女子校 女子校   男子校 男子校
この号のトップに戻る 進学通信一覧を見る
ページトップ