Oops! It appears that you have disabled your Javascript. In order for you to see this page as it is meant to appear, we ask that you please re-enable your Javascript!
LINEで送る

スクールポット中学受験版 - 首都圏学校情報検索サイト

ツイッター フェイスブック

私立中高進学通信

2018年1月号

校長が語る 思春期の伸ばし方

三輪田学園中学校

主体はあくまでも「子どもたち」
親は手出しせず、見守ってあげましょう

同校では、女子ならではの学習特性、行動特性に沿った行事を組み立てています。運動会は、横のつながりを重視する女子の特性を用い、団結力を高めるために学年対抗で行っています。

同校では、女子ならではの学習特性、行動特性に沿った行事を組み立てています。
運動会は、横のつながりを重視する女子の特性を用い、団結力を高めるために学年対抗で行っています。

教員たちが生徒たちのロールモデルになる
吉田珠美(よしだ・たまみ)
校長先生

1958年東京都生まれ。父親の強い希望で三輪田学園中学校に入学。同校高校を経て、早稲田大学教育学部に進学。1981年より三輪田学園社会科非常勤講師、翌年より教諭として中学社会・高校日本史を担当。進路指導室長・校務運営委員を経て2009年より校長に就任。2016年からは理事長を兼任。卒業生・生え抜きの教員として、三輪田の女子教育を知り尽くした校長と自負している。

 130年にわたって、知的で誠実な、精神的に自立した女性を育成してきた同校。女子の特性を見極めながら、情操教育を行ってきた長い歴史があります。

 吉田珠美校長先生は、思春期は、「誰にでもあるものだし、必要なもの」という考えのもと、自己形成を深めていく生徒を見守ることが大事だと話します。

「女の子の場合、体が成熟してくると、精神的に子どもっぽい自分を否定し、早く大人になりたいという思いが芽生えてきます。中2から中3はまさにそういった時期で、例えて言うならば『道路工事中』なのです。一度、掘り返して、平らにした後で舗装工事をしないと、新しいものはできません。それと同じで、思春期はまさにそれまでの自分を掘り返し、見つめ直し、新しい自分へと生まれ変わっていく時期なのです。凸凹しているので、私たち教員にとっても、保護者の方にとっても扱いにくい年頃だと思ってしまいますが、それは発達の一段階にすぎません。それがないと、自己形成がきちんとできないように感じます。凸凹しながら自己を見つめる時期ですので、保護者の方たちは焦らずに、ゆっくりと見守ってあげてほしいと考えています」

 また、思春期は、女子特有の「人にどう見られているか」が気になりだす時期であるとも、吉田先生は言います。

「思春期の子どもたち、特に女の子の場合は、外からどう見られているかをとても気にします。それと同時に、自分のロールモデルとなる女性を探し始めます。基本的には近くにいる女性の大人がロールモデルとなります。例えば、女子校の場合は先輩たち。もちろん、女性の教員たちも皆ロールモデルです。そして、一番身近な母親。思春期で、関係が悪くなっていても、娘は母親の価値観やライフスタイルをしっかりと見ている。それらを受け継いで育っていくんだということを、母親は認識していなければいけません」

保護者と連携して「子育ち」を支援
同校では道徳の授業も重視。グループワークを取り入れた道徳の授業を行います。同校では道徳の授業も重視。グループワークを取り入れた道徳の授業を行います。

 同校では、学校と保護者が連携して生徒を育成していくシステムも構築されています。

「ご希望の保護者の方には、年に5回開催される『教育サロン』にご参加いただいています。毎回、テーマを決めて、ディスカッションを行う会で、先日は『ペップトーク(※)』についてお話ししました。私たち教員は、生徒たちの育成に関して、保護者と感覚を共有したいと思っています」

 教育サロンで吉田先生は、「思春期の子どもたちは自立に向かって歩んでいる最中なので、あれこれと手を出すのではなく、『子育ち支援』をしていくべきだ」と、保護者に伝えるといいます。

「主体は子ども。親が自分の思うように育てたいと思うと、子どもたちは反発します。見守るというのは、大変なことですが、子どもを自立させるためにも、じっと側にいて、肯定的に見守っていてあげてほしいと思います。
 法隆寺の宮大工、故・西岡常一さんの本に『曲がっている木は曲がっているなりの使い方ができる』という言葉があります。その言葉の通り、あれこれと大人が口を出し、方向性を決めてしまうのではなく、その子の良さを認めてあげることが、成長につながるのだと思います」

(※)ペップトーク…もともとアメリカで行われていた、スポーツの試合の前にコーチなどが選手を短い言葉で励ますスピーチのこと。

岐路に立ったときに納得して選択できる女性に
思春期の育て方 三原則
  1. 「子育て」ではなく「子育ち」を支援する
  2. 親はじっと見守る
  3. 子どもの良さを認めてあげる

 現在、日本の社会は急激な変化を遂げています。そんな激動ともいえる時代を生きるために、同校は、多感な思春期から「自分で選択ができる女性」をめざした、キャリア教育も行っています。

「変化していく社会には、おそらく、女性の方が積極的に立ち向かえるでしょうし、自由に羽ばたくことができると思います。ただ、女性の人生には、いろいろな局面で選択しなければならない場面があります。結婚や出産、子育てや介護と仕事の選択を迫られた時、どんな答えであってもいいので、自分が納得して選択できる女性になってほしいのです。10年後の自分を理想化して、ああなりたい、こうなりたいではなく、その時々で判断できることが大切。それが、本校の教育のもととなっている考え方であり、キャリア教育につながっています」

誰でも気軽に利用できるカウンセリングルーム
畳のある、広々としたカウンセリングルーム。教員とカウンセラーが連携して生徒の悩みに応えます。畳のある、広々としたカウンセリングルーム。教員とカウンセラーが連携して生徒の悩みに応えます。

 同校では、40年以上前から、専任のカウンセラーが常駐するカウンセリングルームを設置しています。広々としたカウンセリングルームは、相談者がいるとき以外は開放されていて、昼休みや放課後には生徒たちの楽しそうな声も聞こえてきます。いつでも、気軽に相談できる環境が整っています。

(この記事は『私立中高進学通信2018年1月号』に掲載しました。)

三輪田学園中学校  

〒102-0073 東京都千代田区九段北3-3-15
TEL:03-3263-7801

進学通信掲載情報

【学校ってどんなところ?生徒の一日】誠実で誰とでも「つながる」ことができ 自らの人生を切り拓く女性を育成
【グローバル特集 留学】「英語がもっと上手になりたい」強い意志で決めたターム留学夢への一歩が踏み出せた
【中1の始め方】6年間の第一歩は一つひとつを堅実に
【行ってきました!学校説明会レポート】生徒たちの「好き」を引き出し磨き上げていく学校生活
【SCHOOL UPDATE】異年齢交流で視野を広げ「環境保全」への関心を深める
【校長が語る 思春期の伸ばし方】主体はあくまでも「子どもたち」親は手出しせず、見守ってあげましょう
【大学合格力強化計画】選択科目で進路に柔軟に対応 中3の総復習テストが合格力のカギ
【私学の光輝】開学130周年記念式典 伝統を受け継ぎながら未来に向けて踏み出す新たな一歩
【グローバル時代の学び方 】海外中・長期留学の1期生が飛び立つ 「自分自身を成長させたい」より広がる海外留学への道
【私学の光輝】修学旅行解団式 平和の大切さを学び友達との絆を確認し合った 修学旅行を終えて
【目標にLock On!! 私の成長Story】毎日の生活にメリハリをつけて夢を抱えながら文武両道で過ごした6年間
【未来を生き抜く学力のつけかた】激動の時代を迎えても 社会の変化に対応できる柔軟な力と誠実さを身につける
【注目のPICK UP TOPIC!】ネイティブ講師による英語力アッププログラム
【キャンパスのVISION】生徒の可能性を広げる教育環境
【その先に備える キャリア教育】選択を迫られる局面でも臆さず自分の人生を設計できる女性に
【キャンパス歩き】図書館と全校生徒が集える講堂を中心により安全で安心なキャンパスへ
【大学合格力強化計画】進路は本人の意思を第一に 手厚い学習指導で実力アップ
進学通信2018年1月号
紹介する学校
共学校 共学校   女子校 女子校   男子校 男子校
この号のトップに戻る 進学通信一覧を見る
ページトップ