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私立中高進学通信

2018年1月号

グローバル時代の学び方

世田谷学園中学校

グローバル人材を育てる多彩なプログラム

Think&Shareの教育理念を実践
海外の大学に在籍する大学生とのディスカッションやプレゼンも盛りだくさん。GNSの先生方も審査員として成長を見守っています。

海外の大学に在籍する大学生とのディスカッションやプレゼンも盛りだくさん。
GNSの先生方も審査員として成長を見守っています。

地球的視野に立ち自ら進んで行動するために

 同校が描くグローバル人材は、『地球的視野に立って、積極的に行動する人』。そして、グローバル教育におけるキーワードは『違いを認め合う』です。お釈迦様の言葉『天上天下唯我独尊てんじょうてんげゆいがどくそん』を英訳した“Think&Share”を教育理念とする同校ならではのグローバル教育観といえるでしょう。

「“Think&Share”は、時代や空間を超えた理念であり、かけがえのない価値を持つ一人ひとりが、自ら進んでグローバル人材となってつくり上げる、理想的な共生社会を意味するものです。
 本校では6年間を通じて、大学受験のみならず、社会人として仕事を成し遂げていくうえでも活かせるグローバルコミュニケーションの育成を重視して、多彩なプログラムを展開しています」(英語科/鈴木敬太先生)

グローバル教育の中核は『カナダ英語研修』

 グローバル教育系プログラムの主要な柱となるのが、高1生全員が参加する12日間の『カナダ英語研修』です。1985年のスタート時から、姉妹校であるグレンライオン・ノーフォーク・スクール(GNS)の卒業生やその家族の全面的な協力を受けています。

「ビクトリア大学での寮生活や、ホームステイを体験しながら、カナダの生活や文化を英語で学んでいきます。ホームステイ先はすべて姉妹校のGNSの関係者もしくは地域住民宅です。長きにわたって築かれた信頼関係があるので、生徒たちが学ぶのにふさわしい安心できる良質の環境を提供できます」

 GNSは国際バカロレア認定校で、カナダ屈指の名門校としても知られています。

「留学先で本校の生徒は英語力によってクラス分けされ、最上位のクラスでは英語のディベートが毎年行われています。『移民を受け入れるべきか否か』といった難しいテーマに、最初は英語に自信がある生徒でも戸惑います。しかし、1週間を過ぎる頃には、生徒たちは教員も驚くほど力をつけていきます。ディベートを評価してくれるのは、GNSの卒業生や同校の先生方で、さらにハーバード大学に在学中の英才からもアドバイスされたり、カナダ英語研修の貴重な経験となります」

 一方、英語力に自信がないという生徒にも、発言や発表の機会が存分に与えられるのがカナダ英語研修の特徴です。

「特にGNSの授業では、一人ひとりのリスニング力とスピーキング力に焦点を当てた指導で、全員が楽しく取り組めるように工夫されてます。その一例が、『ビクトリアの街を宣伝しよう』というプログラムです。ある生徒は市長になり、ある生徒は宣伝会社の社員になってビクトリアの街の魅力を英語で発表します」

 全員参加型の語学研修を高1の段階でやる意味は大きく、大学受験とその先のモチベーションとなっていくことは確実といえるでしょう。

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ICEアイス」から「ACEエース」へ
地球的規模の視野を中1から徐々に育む

 コミュニケーション力を重視した英語教育を行う同校。中1の英語の授業では、日本人の先生とネイティブの先生によるTT(チーム・ティーチング)で展開しています。

「TTの授業は、クラスを二分した少人数で行うのが基本で、ネイティブの先生はあえてアメリカだけでなく、カナダやナイジェリア出身者を迎え入れています。高1で訪れる『カナダ英語研修』の大舞台に向けて、英会話や異文化に対する生徒の殻を破ろうと、楽しさと緊張感のある授業を心がけています」

 中1では希望者を対象にした少人数制の集中英会話講習『SGS-ICE』※も実施しています。毎年12月の4日間、生徒10名に対してネイティブの先生1名が英会話レッスンを行うもので、毎回120名前後の参加があるそうです。

 これに加え、高1のカナダ英語研修の前には、英会話講習『SGS-ACE』※も実施。カナダに出発する前の5月~7月の間に計7回、希望者に向けて行われています。

「いわゆる“ホームステイイングリッシュ”とともに、事前に現地の文化と生活を学ぶ講習です。毎年150名前後の参加があり、海外に行くことに対する不安解消にも役立っています」

 こういった英語の特別講習を通して、カナダへ向かうモチベーションは英会話力の向上とともに高まっていくのです。

※SGS-ICE……「Setagaya Gakuen School Program」+「Incentive Course on English Speaking」の略。
※SGS-ACE……「Setagaya Gakuen School Program」+「Afterschool Course on English Speaking」の略。

カナダで芽生える国を超えた友情カナダで芽生える国を超えた友情
言葉が通じることでさらに深まる異文化交流。人種・宗教・言葉・性別など、あらゆる壁を超えた友情が芽生えていきます。
カナダで身につく次につながる自信カナダで身につく次につながる自信
カナダの名門校で展開する『カナダ英語研修』。5日間のホームステイと、同じく5日間の大学寮での宿泊を含めて、昼夜にわたる異文化交流の中で英語力に磨きをかけていきます。

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地域交流から国際交流へ!
『BST』(ブリティッシュ・スクール・イン・トウキョウ)
近隣で始まったミニ国際交流近隣で始まったミニ国際交流
BSTで行われる“ミニ国際交流”。キャンパスが近いことから生まれた新しい試みです。

 国道246号線を挟んで向き合う昭和女子大学のキャンパス内にある『ブリティッシュ・スクール・イン・トウキョウ』(BST)とは、数年前から“ミニ交換留学”が始まっています。

「『ブリティッシュ・スクール・イン・トウキョウ』(BST)はイギリスの義務教育課程の学校で、イギリスほか多国籍の生徒・児童が通っています。本校とは古くからのご近所同士ということもあり、昨年度から、両校の間で“ミニ交換留学”が始まりました」

 イギリス政府の指導下にあるBSTの雰囲気はイギリスそのもので、一歩足を踏み入れれば“英国”という特別な環境の中、両校の間で交換授業が行われています。

「今年はBSTから、台湾国籍の生徒とチェコ出身の生徒が本校を訪れ、体育の授業や坐禅の時間を共有して交流を深めました。年度末の3月には本校から5名の生徒をBSTに派遣し、向こうの授業にも参加する予定です」

 BSTとの交流は保護者も高く評価しており、“英語を学ぶ”のではなく、“英語で学ぶ”貴重な異文化体験の機会となっています。

先生から一言
ダライ・ラマ法王との交流
法王と生徒たちとの交流の一コマ。2010年以来6年ぶりの訪問でした。法王と生徒たちとの交流の一コマ。2010年以来6年ぶりの訪問でした。

「2016年秋、今回で3回目となるダライ・ラマ法王第14世の訪問が実現し、約1,400名の生徒たちを前に、『理想から現実へ 互いを重んじることとすべてを尊重すること』と題した講演を行っていただきました。その内容は、本校のモットーである『明日をみつめて、今をひたすらに』『違いを認め合って、思いやりの心を』と重なるもので、非常に有意義な1日となりました。法王の言葉の一つひとつが、地球的な視野に立ち、積極的に行動する未来のグローバル人材たちの心に刻まれたことを確信しています」(英語科/鈴木敬太先生)

(この記事は『私立中高進学通信2018年1月号』に掲載しました。)

世田谷学園中学校  

〒154-0005 東京都世田谷区三宿1-16-31
TEL:03-3411-8661

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