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私立中高進学通信

2018年1月号

グローバル時代の学び方

国士舘中学校

ブリティッシュヒルズで国内にいながら“海外体験”

英語を話す環境が生徒のモチベーションを変える
「ブリティッシュヒルズ」のフロントで宿泊の手続きをする生徒たち。2泊3日の英語漬けの日々が始まります。

「ブリティッシュヒルズ」のフロントで宿泊の手続きをする生徒たち。2泊3日の英語漬けの日々が始まります。

3日間、徹底的に英語でコミュニケーション

 中学3年間は英語の授業が週に10時間。同校では日頃から英語教育に力を入れていますが、授業で培った英語力を発揮する場として、昨年度から取り組み始めたのが、中2の「ブリティッシュヒルズ」での英語研修です。「ブリティッシュヒルズ」とは、福島県天栄村にある7万3000坪の広大な敷地に、イギリスの街を再現した宿泊施設です。2泊3日の滞在中、生徒たちは日本国内にいながらにして、オールイングリッシュのアクティビティやスポーツ、イギリスの生活様式、文化を体験することができます。

 施設内にはイギリス人スタッフが常駐しており、コミュニケーションは英語のみ。館内の案内や移動の指示も、すべて英語で行われます。

「到着した瞬間から学習が始まります。生徒たちはフロントで『May I Check in,please?』と英語を使って話しかけ、自分で宿泊の手続きをしなければなりません。本校の教員も同行しますが、手助けはできません。何もかも英語で話さなければならないので、生徒たちは必死に英語と格闘し、その経験が生徒たちにとても良い影響を与えるようです。
 いきなり海外での研修では保護者も心配だと思いますが、まずは国内で疑似的に海外体験をして、英語に親しんでもらいたいと思います」(国語科/志賀さゆり先生)

まずは英語を使う機会をつくることが大事
英語が得意な生徒が、苦手な生徒に教えてあげる場面も。グループで助け合いながら、研修を乗り切ります。英語が得意な生徒が、苦手な生徒に教えてあげる場面も。グループで助け合いながら、研修を乗り切ります。

 滞在中、次第に生徒たちに変化が見られたそうです。

「最初は『英語で話すなんて、絶対に無理』と助けを求めていた生徒も、滞在2日目からは、自らスタッフに英語で質問するようになります。ブリティッシュヒルズ研修を体験した生徒たちは、本校に柔道部や剣道部の練習生として来校してくる外国の生徒にも、臆せず話しかけるようになります」

 このほか、同校では国士舘大学21世紀アジア学部と中大提携で行う『英語村』や、政府が支援する『JETプログラム』など、生の英語に触れる取り組みを実施しています。

「日本人の教員の授業では、どうしても文法などを注意してしまいますが、英語はやはりコミュニケーションツール。生徒たちには、まずは話すことにチャレンジしてほしいですね」(英語科/石澤絵理香先生)

 同校では将来の海外研修や留学も意識し、英語へのさまざまな取り組みを、これからも強化していく予定です。

Action Report File001
英国風ディナーやスポーツも満喫
中世英国のマナーハウスを再現『ブリティッシュヒルズ』語学研修

 中2全員が参加するブリティッシュヒルズ語学研修は、12月に行われます。1日目は英語に慣れるため、外国人のスタッフと一緒に宝探しなどのレクリエーションをします。もちろんプレイ内容の説明も会話もすべて英語です。

 2日目は体育館でイギリスの伝統スポーツであるクリケットやホッケーを習います。また、旅行に必要な「トラベルイングリッシュ」、欧米のスポーツの楽しみ方や単語を学ぶ「ワールドスポーツ」のプログラムも体験。夜にはイギリスの正式なテーブルマナーを学び、本格的なディナーを楽しみます。

 最終日には全員でスコーンを焼いて、アフタヌーンティーを体験します。

 一切日本語を使うことなく、英語環境の中で行われるアクティビディを体験することで、生徒たちは自ずと英語を使えるようになっていきます。

英国のスポーツを体験!英国のスポーツを体験!
体育館でクリケットを体験。スポーツが得意な生徒が多い同校ならではの盛り上がりを見せました。
中世風のインテリアに囲まれて中世風のインテリアに囲まれて
マナーハウスでの正式なディナー。食器の使い方や服装のエチケットなどについても学びます。もちろん、注意事項もすべて英語です。

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21世紀アジア学部と提携
まずは話そう慣れよう留学生と交流『英語村』
週に3回、授業外で英語に触れるチャンス週に3回、授業外で英語に触れるチャンス
英語村で留学生と交流する生徒たち。留学生の出身国はさまざまで、多様性を学ぶ場にもなっています。

 国士舘大学の21世紀アジア学部と提携し、同学部の留学生が月、水、金の放課後、4時から6時まで同校の生徒たちと交流する試みが、英語村プログラムです。中1~高3まで、希望すればいつでも参加できます。

「ゲームをしたり、自分の国を紹介し合ったり、何らかの取り組みを用意しています」

 と担当の柿沼里枝先生。オーストラリア研修に参加した生徒の英語プレゼンテーションの場になることもあるそうです。生徒たちに人気のプログラムです。

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今年度から国際交流プログラムがスタート
『JETプログラム』の外国語指導助手が生徒のアクティブな学びをサポート
日本人教員とネイティブのALTがタッグを組んで授業展開!日本人教員とネイティブのALTがタッグを組んで授業展開!
左から英語科の石澤絵理香先生、JETプログラムのALT、ジャクリーン・マリー・エルダー先生、カマウ・マリク・カーター先生、国語科の志賀さゆり先生、英語科の柿沼里枝先生。JETの先生たちは英語村にも参加しています。

 今年度から同校が取り組み始めたのが、JETプログラムを活用した英語の授業です。JETプログラムとは日本政府の協力のもと、海外の青年を招致し、英語教育や国際交流を推進する取り組みです。同校ではこの制度のもと、アメリカから2人のALT(外国語指導助手)が招かれ、日本人教員の英語授業のサポートを担当しています。

「中学生の授業では主に『聞く』『話す』のアクティビティを担当してもらい、自己紹介やスピーチなどにも取り組んでいます。一方通行の授業に比べ、かなり活気がありますね」(柿沼先生)

 中2では、JETプログラムのALTが参加する授業が週2回、必修となっています。生徒たちはとても楽しみにしているそうです。

「本校は行事や校外学習も多いのですが、今後はJETの先生にも積極的に参加していただき、事前・事後学習で英語を使った学習にも力を入れていきたいです」(柿沼先生)

「JETプログラムのALTと交流することで、生徒たちの『とりあえず英語を使ってみる』という姿勢が保てたら、今後はもっと発信する力は高まっていくと思います」(石澤先生)

(この記事は『私立中高進学通信2018年1月号』に掲載しました。)

国士舘中学校  

〒154-8553 東京都世田谷区若林4-32-1
TEL:03-5481-3114

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