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私立中高進学通信

2018年特別号

未来を切り拓くグローバル教育

カリタス女子中学校

英語・仏語の複言語学習で複眼的思考を養う

中学3年間、英語とフランス語の2言語を必修で学ぶ
カナダ研修では、高校で選択した第一外国語に合わせて、英語を話す家庭かフランス語を話す家庭のいずれかでホームステイを体験します。

カナダ研修では、高校で選択した第一外国語に合わせて、
英語を話す家庭かフランス語を話す家庭のいずれかでホームステイを体験します。

中学から同時に学ぶことに複言語学習の意義がある

 フランス語を公用語とするカナダのケベック州にある修道女会により設立された同校は、その歴史を今に引き継ぎ、中学3年間で英語とフランス語の2つの外国語を必修で学ぶカリキュラムを実施しています。

「コミュニケーションという観点では、英語だけでも多くの国の人と意思疎通が可能です。しかし、相手のネイティブランゲージを理解することは、相手をより深く知ることにつながります。
 複数の言語や文化を学ぶことで、いろいろな立場や視点から物事を見たり、考えたりできる“複眼的な思考”が育ちます。異文化理解を深めるうえでこれが重要だと考えています」(フランス語科/引地一男先生)

 フランス語は主語の人称や数によって動詞の活用が変化するほか、男性名詞、女性名詞の区分けがあるなど、文法が英語に較べて複雑です。頭が柔軟な中学生から学び始めることで、抵抗なく習得ができると引地先生は言います。

 また、将来ほかの言語を学ぶ場合も、英語とフランス語の2つの言語を学んだ素地があることで、言語の学習に対する抵抗が少なくなるという効果もあるそうです。

言語を学ぶことで広がる国や文化に対する興味

 中学3年間、英語とフランス語を学んだのち、高校に進学する際に英語かフランス語のいずれかを第一外国語として選択します。

 高1の希望者を対象に行われるカナダ研修でも、第一外国語にフランス語を選択した生徒は、フランス語を話す家庭にホームステイするとともに、フランス語の講座を受講します。

 また、フランス語を学ぶ日本の学校と、フランス本国、フランス語圏のニューカレドニアで日本語を教えている学校とがネットワークを持ち、交換留学のサポートも行われています。フランス語を第一外国語に選んだ場合、フランス語で大学受験します。

 フランス語のみならず、多彩なグローバル教育研修を行っている同校。積極的に参加する生徒が多いと引地先生は話します。

「複言語教育による相乗効果だと思いますが、本校の生徒たちは、言語や異文化に対する興味・関心がとても高いです。2016年から英語の既習者クラスを新設したことで、英語力の高い生徒が入学してきました。これがほかの生徒に刺激を与えたようで、外国語の学習により熱心に取り組んでいます。
 高校の理数コースでも、英語で行う研究発表会に参加するなど、活動の場を広げています。このようなアウトプットもグローバル教育において大切な要素だと考えています。今後も、国内外を問わず生徒のさまざまな活動をバックアップしていきます」

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語学を学びルーツをたどる旅
3週間をカナダで過ごしグローバル社会を実感
さまざまな人種が暮らすカナダで多彩な交流をしますさまざまな人種が暮らすカナダで多彩な交流をします

 開始から20年以上の歴史を持つカナダ研修。高1の希望者が対象で、夏休み中に3週間の日程で行われます。現地でホームステイをしながら、現地校の語学研修で英語あるいはフランス語を学びます。以前から人気の研修でしたが、ここ数年は参加者がさらに増加。今年度は70名以上が参加します。

「カナダは移民が多く、ホストファミリーの人種も多岐にわたります。ホストファミリーや現地校でサポートをしてくれる学生との交流を通して、人種に関係なく親しくなれることを肌で感じることでしょう」
(引地先生)

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フランスに3週間の短期留学
日仏高校ネットワーク「COLIBRI」コリブリ
日仏ネットワークを活かして互いの自宅にホームステイする交換留学日仏ネットワークを活かして互いの自宅にホームステイする交換留学

 日本でフランス語を学んでいる学校とフランス本国、フランス語圏のニューカレドニアで日本語を教えている学校とで作る日仏高等学校ネットワーク「COLIBRI」(※)。ネットワーク内で募った交換留学希望者をマッチングして、交換留学が行われています。基本的には3週間の短期研修ですが、条件が整うと1年間の留学も可能になります。現地校では日本語を教えているので、その点でも安心して留学ができます。互いの家庭にホームステイするので、家族ぐるみの親密なおつきあいになることも多いようです。

※COLIBRIは中学を意味するCollègeと高校を意味するLycée、良き国際関係を意味するBonne Relations Internationalesの頭文字をとり、「コリブリ」と読みます。

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ホームステイと現地校の授業
3カ月間のターム留学で英語力に磨きをかける
現地の生徒と触れ合い帰国後には驚くほど英語力UP現地の生徒と触れ合い帰国後には驚くほど英語力UP

 英語力をもっと伸ばしたいという生徒の思いに応えるのが、オーストラリアまたはニュージーランドへのターム留学です。1月に現地に赴き、2週間ほど語学学校で研修を受けてから、現地校で3カ月近く授業を受けます。対象は中3・高1・高2。年々参加者が増え、スタートして5年目になる今年は12名が参加しました。ホームステイをしながらの留学のため、休日はホストファミリーと過ごし、現地の生活や文化を身をもって体験。英語力が飛躍的に伸びる3カ月となります。

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中3と高1を対象とする英語研修
セブ島に加えてマルタ島英語研修がスタート
集中的に学ぶセブ島英語研修ボランティア活動も行います集中的に学ぶセブ島英語研修ボランティア活動も行います

 長期休暇を利用した英語研修も盛んに行っています。春休みは11日間のセブ島英語研修。マンツーマンの英会話レッスンのほか、週末には教会の関連施設を訪問し、ボランティア活動を行います。現地でボランティア活動ができるのは、学校が行う研修ならでは。生徒の満足度も高いと引地先生は話します。今年度から、夏休みに2週間のマルタ島研修をスタート。世界中から留学生が多く訪れるため、さまざまな国の人と接する機会に恵まれます。多様な母国語の人たちと英語で交流する経験は、多くの学びや気づきをもたらすでしょう。

(この記事は2018年8月に掲載しました。)

カリタス女子中学校  

〒214-0012 神奈川県川崎市多摩区中野島4-6-1
TEL:044-911-4656

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