LINEで送る

スクールポット中学受験版 - 首都圏学校情報検索サイト

ツイッター フェイスブック

私立中高進学通信

2018年特別号

私の成長Story

昭和学院秀英中学校

恩師の姿に触発されて教職へ
立場が変わっても母校の魅力は変わらない

自信の経験を踏まえたメッセージを後進たちに向けて認めてくれました。

自身の経験を踏まえたメッセージを後進たちに向けて

東京理科大学理学部卒業 理科(化学)教諭 OB 服藤 慎さん
北海道大学文学部卒業 国語科教諭 OB 山田真誠さん

昭和学院秀英で学び、育った二人が、恩師の姿に触発されて教職へ。
立場が変わって景色が変化しても、変わらない母校の魅力を語ります。

学び舎で出会った先生方が、それぞれを教職の道へと誘った
服藤 慎先生は入試広報部にも在籍しています。服藤先生は入試広報部にも在籍しています。

 四年制大学への進学率がほぼ100%の進学校でありながら、進学に特化した特進コースや習熟度別クラスの設定はなく、難関大学突破に向けたいわゆる“詰め込み型”の教育も一切行っていないことでも知られている昭和学院秀英。中高6年間は自己形成の基盤づくりの期間であると捉え、教員と生徒の間に芽生える信頼関係を尊重している学校です。

 今回ご紹介する卒業生はお二人とも同校の卒業生で、中学に同期入学した親しい間柄です。共に教職の道を歩み始めて約3年。母校の魅力とそれぞれの教育者としての思いを語っていただきました。

「本校の魅力を一言で言うなら、文武両面で面倒見がいい学校です。私自身が6年間、過ごしてきてそう思っています。在校中は団体戦に出ることも難しい少数の柔道部にいましたが、顧問の先生には礼儀作法やあいさつの仕方、人間としてのマナーなどもていねいに教えていただきました」(服藤先生)

山田真誠先生は出身の野球部顧問を務めています。山田先生は出身の野球部顧問を務めています。

「私の場合は服藤先生と違い、素直なタイプじゃなかったということもありまして(笑)、先生方には逆の意味で、いろいろな面倒を見ていただきました。在学中はずっと野球部で、部活動を通しての本当の人間教育のおかげで今があると思っています。当時の仲間たちはみんな、心やさしく、私を受け入れてくれましたが、その人を受け入れるという心の広さは、今の生徒たちにも自然と備わっていると感じることがあって興味深いです」(山田先生)

 服藤先生は化学、山田先生は国語を担当しています。そもそも教員を志したきっかけはどんなところにあったのでしょうか。

「もともと理科が好きでしたが、高校の夏休みの講習で、普段の授業ではなかなかできないような本格的な実験に、連日にわたって取り組んだ経験が原点になりました。当時は、柔道の練習をして、実験をして、といった夏休みで、とにかく学校に来るのが楽しかったですね。なんとなく化学の道に進もうかなと、まだ漠然としていた進路でしたが、化学っておもしろいなって、心の底から実感できたのは、当時担当いただいた先生のおかげです。先生には職場の先輩として今も指導していただいています」(服藤先生)

「私の場合は、当時本校の中学校野球部を指導してくださっていた先生と出会ったことが、国語科教員をめざすきっかけとなりました。その先生から直接国語の授業を担当していただいたことはなかったものの、部活動を通して感じる言葉の重さ、人間としての心の広さ、深さを感じ、その魅力ある背中を私自身で追いかけたくなりました。これが教員をめざそうと思ったきっかけです」(山田先生)

 お二人とも学び舎で出会った恩師との出会いが教職の道を進むきっかけになったという事実は、同校の魅力をシンプルに表したとっておきのエピソードと言えるでしょう。

母校で学んだ満足感を、後進たちを導く使命感に変えて未来へ
共に学んだ思い出の学び舎で教鞭を執るお二人。中1からこれまでの成長をお互いによく知る無二の間柄です。

共に学んだ思い出の学び舎で教鞭を執るお二人。
中1からこれまでの成長をお互いによく知る無二の間柄です。

 ところで、お二人はお互いのことをどう思っているのでしょうか。今は職場の同僚として奮闘している先生方ですが、同校で過ごした青春時代をちょっと振り返っていただきました。

「服藤先生は本当に中1の頃から大人といいますか、とても落ち着いた人でした。勉強も部活動も一生懸命に取り組んでいた姿を覚えています。今も当時のままと言ってもいいと思います」(山田先生)

「山田先生の過去を振り返ると、ギャップが大きいかなと思います。今でこそビシッとしていますが、当時はちょっとやんちゃな感じで(笑)。でも一つのことをきちんとやり続ける、責任感の強さは健在です」(服藤先生)

 お二人とも懐かしさもあって、自然と笑みがこぼれます。生徒たちとまだまだ年齢も近い分、付かず離れずの距離感も大切にしていると口を揃えます。

「化学では実験をする前に、各班でプランニングをさせて、まずはどういう実験をするのかを自分たちで考えてもらっています。生徒一人ひとりが主体的に取り組む学びからはさまざまな意見が生まれ、それを基にした活気ある授業にも力を入れています。私自身、在校中はあまり先生に話しかけるタイプではありませんでしたが、今は担任として、生徒たちの方から積極的に話しかけてもらえる環境をうれしく思っています」(服藤先生)

「生徒からの相談にはなるべく乗るようにしていますが、私の方から“こうしなさい”というような指導はしないように心がけています。なぜなら、生徒の考える余地を奪ってしまうことになりかねないからで、自分で考えるということを大切にしています。とくに進路関係での面談ではそこを気にかけています」
(山田先生)

 生徒から教員へと立場が変わったことで、「十代の頃に見えていた景色も、当然ながら異なるものがある」と話す先生方です。最後に、昭和学院秀英の魅力を、先生目線で語っていただきました。

「これは蓋を開けてみなければわからないことではありますが、本校に入れば、本当に良い仲間と出会える確率は高いと思います。良い仲間と出会えるということは卒業生としての実感でもあり、教員として訴えたい魅力でもあります。いずれにしても人としてこの先社会とどう関わっていくのかを意識して、学力だけでなく、社会に出た際に求められる人としての力もしっかりと指導しています。受験の際の参考にしていただけたらありがたいですね」(山田先生)

「やはり面倒見の良さは昔も今も変わらず、それは私たち教員のこだわりでもあり、これから先も持ち続けていきたい誇りでもあります。ちょっと苦手な科目でも、テスト前にしっかりフォローできる体制が整っています。個人面談もできる限り細かく設けながら、それぞれの進むべき道を一緒に、模索してあげたいと思っています」(服藤先生)

 母校で学んだ満足感を後進たちを導く使命感に変えて、先生方の指導もますます熱を帯びながら、確かな未来へと続いていきます。

ページトップ