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私立中高進学通信

2018年特別号

注目のPICK UP TOPIC!

横浜隼人中学校

積極的に導入したICTを
アクティブラーニング型授業に活かす

「真の学力」を伸ばし「必要で信頼される人」を育成
中2生のオンライン英会話の授業。自分の英語が伝わったことが生徒の自信につながり、学ぶ意欲を高めます。

中2生のオンライン英会話の授業。
自分の英語が伝わったことが生徒の自信につながり、学ぶ意欲を高めます。

オンライン英会話でコミュニケーション力を育成

「必要で信頼される人になる」を校訓として、学力の面では「基本的な知識や技能はもちろん、知識を活用する力や目標に向けて自ら学ぶ態度を育成する」ことをめざす同校では、全教科でアクティブラーニング型の授業を導入しています。その目標は、「基礎的・基本的な知識・技能を定着させる」「思考力・判断力・表現力を身につけさせる」「主体的に取り組む態度を育てる」こと。また、それらを統合した「真の学力」を育成することにあります。

 この目標を達成するために、同校では、ICT(情報通信技術)の導入という新たな試みにも積極的です。

 その具体策のひとつが、iPadを利用したオンライン英会話です。今年から導入されているもので、中2・3生が、1対1で外国人講師と直接対話をします。英語でコミュニケーションをとる際に大切なのは、身ぶり手ぶりを使ってでも、何とかして自分の考えを伝えようとすることです。間違えることを心配して話さないより、多少間違っていても伝えようとする姿勢のほうが重要なのです。

 多くの学校で、ネイティブ・スピーカーの先生が指導する英語の授業を設けていますが、先生1人に対して、生徒が約20~30人という比率が一般的です。そうなると、1コマの授業の中で、1人の生徒が1対1で英語で会話できる時間は、ごくわずかになってしまいます。その点、オンライン英会話なら、講師と対面している25分間の少なくとも半分は、自分で英語を話すことができます。

「英語で話せる機会を増やすねらいで導入しています。最初は緊張ぎみだった生徒たちも、慣れるにしたがって声が大きくなってきました」と英語科の風間先生は話します。

モニター越しの講師と話がはずみ、思わず笑顔がこぼれます。モニター越しの講師と話がはずみ、思わず笑顔がこぼれます。
iPadに講師の顔が映り、その日の課題に応じた英文が表示されます。iPadに講師の顔が映り、その日の課題に応じた英文が表示されます。
早い展開が可能となり授業が効率化
効率良く授業が展開されるので、生徒たちの理解度もアップします。効率良く授業が展開されるので、生徒たちの理解度もアップします。

 数学の授業でも、ICTの利用が効力を発揮しています。

 授業が始まり、先生がiPadを操作すると、教室前方のモニターに問題が映し出されます。それを見て生徒たちが問題を解き、先生が解法を説明します。

 従来の授業では、まず先生が黒板に図やグラフを描く必要がありました。これには時間もかかり、正確性にも問題がありました。しかし、ICTの導入により、時間のロスがなくなり、正確な図を示すことも簡単になりました。数学科の武末先生は「見やすい図をすぐに見せることができ、消して次の図を見せることもすばやくできます。重要なポイントをマーキングするのも簡単です。授業の展開が早く、効率良く進められるようになりました」と熱く語ってくれました。

 生徒からも、「以前は、先生が黒板に図などを描くのを待って、自分でノートに写していましたが、今はその時間がなくなって、その分問題を解く時間が増えて良かったと思います」との声があがり、とても好評です。

 このような授業は数学のほか、地図などを見せる社会科の授業でも取り入れられています。

「最先端の教育を導入したい」という思いから、iPadを用意し、WiFiの環境も整備しました。生徒の興味をひき、「おもしろそう」「楽しそう」と思わせて学習意欲を高め、「真の学力」を育むことにつなげています。

数学の授業では、先生がiPadを操作し、モニターに図を映します。重要なところはマークでき、わかりやすく説明できます。数学の授業では、先生がiPadを操作し、モニターに図を映します。重要なところはマークでき、わかりやすく説明できます。
地図や表などを多く使う社会科の授業でもICTを活用しています。地図や表などを多く使う社会科の授業でもICTを活用しています。
生徒たちは、自在に電子辞書を使いこなしています。当たり前のようにICTの恩恵を享受する世代といえるでしょう。生徒たちは、自在に電子辞書を使いこなしています。当たり前のようにICTの恩恵を享受する世代といえるでしょう。
生徒を正しく『評価』し次の指導に活かす
教頭
南㟢徳彦先生

 ICTの本格的な導入は、学校全体の取り組みとして実施しています。ただ、ハードを整えてもソフトが伴わなければ意味がないので、中身を充実させていくことも怠らないようにしています。

 学習定着率を高めるには「勉めることを強いる(勉強)」のではなく、自ら進んで学習に取り組ませることが大切です。ICTだけでなく、生徒の興味・関心を引き出し、楽しく授業に参加できるように教員それぞれが工夫を凝らしています。 

 学習の評価も、他の生徒と比べて成績をつけることが目的ではなく、生徒一人ひとりがどこまで力をつけたかを正しく把握して、教員がどのように次の指導に活かすかが重要です。生徒を伸ばすための「謙虚さ」が、私たちに必要だと思います。

(この記事は2018年8月に掲載しました。)

横浜隼人中学校  

〒246-0026 神奈川県横浜市瀬谷区阿久和南1-3-1
TEL:045-364-5101

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