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私立中高進学通信

2018年特別号

注目のPICK UP TOPIC!

神奈川大学附属中学校

グローバル教育とICT教育の両輪で時代に即した人材を養成する

1人1台のタブレットPCを導入
火山活動や植生、星座などを観察するハワイ島海外研修。

火山活動や植生、星座などを観察するハワイ島海外研修。

充実したグローバル教育のプログラム

 21世紀の社会を担うべき人材として、グローバル化への対応は必須ともいえる条件です。同校では、そのためのプログラムを整え、着実に成果を上げています。

 高2へ進級する春休みに実施される希望者制の海外研修には、3つのコースが用意され、生徒それぞれが希望するコースに参加できます。1つめは英語学習と、ルネッサンスを中心テーマに芸術をはじめとするヨーロッパ文化の根本を理解する「英国・イタリア海外研修」。2つめは、地学、生物学の観点から、火山活動や植生、星空などを観察する「ハワイ島海外研修」。そして3つめは、アジアの新興国の実情に接し、歴史と現代、さらに経済発展についての考察を深める「ベトナム・カンボジア海外研修」です。

 いずれも事前学習と事後のレポートが課され、研修の効果を最大限に高めています。海外研修には、1学年の半数近くにあたる100名ほどが参加し、異文化を目の当たりにして国際社会の一員としての自覚を持つ機会としています。

 このような流れを受け、同校では、今後、海外の大学への進学希望者のために、アメリカやイギリスなどの大学との提携を進め、推薦制度を設けていく考えです。

 海外研修のほかにも、e-learningによる英語4技能の強化、英語だけの環境で過ごすBreakthrough English Camp(通称BEC)や自分の意見を英語で伝えるスキルを身につけるエンパワーメントプログラムの実施など、多彩で実のあるプログラムで、生徒たちの英語力を伸ばしています。

英国・イタリア海外研修では、生徒各自の研究テーマに沿って、美術館を回るなど、現地での検証を行っていきます。英国・イタリア海外研修では、生徒各自の研究テーマに沿って、美術館を回るなど、現地での検証を行っていきます。
中3~高2の希望者を対象に実施されるエンパワーメントプログラムでは、英語で自分の意見を伝える力が育まれます。中3~高2の希望者を対象に実施されるエンパワーメントプログラムでは、英語で自分の意見を伝える力が育まれます。

ICT教育で、創造性を育て個性を伸ばす

 グローバル教育と並んで、同校では以前からICT教育にも注力してきました。

 その端緒は1989年で、まだフロッピーディスクでコンピュータを起動するという時代でした。同校でのICT教育推進の中心的な立場を担ってきた小林道夫副校長先生は、当時からの取り組みを次のように語ります。

「そのころは、プログラミングから自分たちで行うしかなく、先生方が教材を手作りするくらいアプリケーションがない中での出発でした。その後、試行錯誤を重ねる中で、マッキントッシュへのリプレイス、インターネットの活用などと発展していきました。現在まで一貫しているのは、コンピュータはあくまでもツールであり、ツールの使い方を会得することが目的ではなく、ツールを使って何かを表現することが目的だということです。それを踏まえて生徒の創造性を育み、個性を発揮させることをめざしてきました」

 ICTの進歩はめざましく、それに伴い、同校での活用もより広汎になってきました。2010年からは、2人のチームでセンサーロボットを作り、iPadでプログラミングし、成果を発表するロボット教育を導入。アクティブ・ラーニングの手法を用いた問題解決型学習を実施しています。

「ICTを活用したアクティブ・ラーニングの実施には、無線LANやタブレットなどの設備と、授業改革が必要です。教員は、授業で電子黒板やパソコン、タブレットを活用し、意識的に授業改革に取り組んできました。また、タブレットを使った調査やレポート作成、プレゼンテーションなどを行い、アクティブ・ラーニングの実践としました」

 2018年度には、新中3生を対象に1人1台のタブレットPCを導入した教育が始まりました。授業では、ほかの生徒の意見や解答をすぐに共有できるなど、双方向で効率的な展開が可能となりました。家庭でも課題への取り組みに利用したり、学習履歴を参照したりと、大いに活用されています。

「タブレットPCを活用することで、基礎・基本の力を向上させ、学習へのモチベーションを高めます。こんなことまでできるようになったという達成感や成功体験が、自発的な学習への取り組みにつながるでしょう」

 2021年には、全学年で全員へのタブレットPC配付をめざしています。

 グローバル教育とICT教育の相乗効果によって、生徒の可能性を大きく伸ばす教育が期待されます。

生徒自らの学ぶ意欲が高まり、学力の向上につながります。生徒自らの学ぶ意欲が高まり、学力の向上につながります。
1人1台のタブレットPC導入で、効果的なアクティブ・ラーニングが実現できます。1人1台のタブレットPC導入で、効果的なアクティブ・ラーニングが実現できます。
プレゼンテーションでもICTのスキルが生かされます。プレゼンテーションでもICTのスキルが生かされます。
全国有数レベルのICT教育を実践

 小林副校長先生は、同校のICT教育の導入時から、その中心で推進役を担ってこられました。

「ICTサポートセンターなど設備の充実はもちろん、教員の意識の高さも全国レベルで水準が高いと自負しています。保護者の期待も大きいですが、相応の成果が上がっていると思っています」と話します。

(この記事は2018年8月に掲載しました。)

神奈川大学附属中学校  

〒226-0014 神奈川県横浜市緑区台村町800
TEL:045-934-6211

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