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私立中高進学通信

2018年特別号

未来を切り拓くグローバル教育

湘南学園中学校

全員参加で挑む世界とつながる学び

バージョンアップする注目のグローバル教育
中3~高2が参加対象の『オーストラリアセミナー』。例年、人気の高い留学プログラムです。

中3~高2が参加対象の『オーストラリアセミナー』。例年、人気の高い留学プログラムです。

注目の『湘南学園ESD』伝統の総合学習を軸に展開

 四季を通じて明るい陽光がきらめく湘南の海。この恵まれた大自然に隣接する閑静な住宅街の中に、『自由で伸びやかな男女共学校』をモットーとする同校があります。今から85年前、生徒一人ひとりが主役になれる生き生きとした学園を作ろうと、保護者と教職員たちが協働でその礎を築きました。「湘南」という地域に根ざしたフレンドリーな学園は、2013年12月のユネスコスクールへの加盟に続き、2015年4月にはスーパーグローバルハイスクール(SGH)アソシエイト校に認定されました。

「本校では“持続可能な社会の担い手を育む教育”を実現するため、『湘南学園ESD』(※1)の理念に基づいたグローバル教育を展開しています。その軸となっているものが、ESDを実践するユネスコスクールならではの『持続可能なグローバル社会の構築に寄与する人間を育てる総合学習』です。
 30年の歴史を重ねた本校伝統の総合学習では、中1から高3までの持続性を重視し、『自他の理解と尊重』(中1)、『身近な地域を知る』(中2)、『異なった地域を知る』(中3)、『日本全体の問題に目を向ける』(高1)、『地球規模の問題に目を向ける』(高2)、『実社会に生きる人々に学ぶ』(高3)というように、学年が上がるにつれて学びの領域を確実にステップアップさせながら、社会の進歩に貢献する、実力のある人間の育成に努めています」(木下貴志校長先生)

※1 ESD……Education for Sustainable Developmentの略。環境、貧困、人権、平和、開発といった現代社会の課題を自らの問題として捉え、身近なところから取り組むことにより、それらの課題解決につながる新たな価値観や行動を生み出すこと。そしてそれによる持続可能な社会の創造をめざす学習や活動を表している。

感動や体験を詰め込んで全員体験型の新ステージへ

 同校ではこれまでも、海外教育セミナーや留学生の受け入れなどを通じた独自のグローバル教育を展開してきました。2018年度からは、さらにその内容をバージョンアップさせ、「教科学習=総合学習=グローバル教育」の3つが、より確実につながった進化型のグローバル教育がスタートしています。

「さらに2019年度からは“世界の人々とつながることのできる人間の育成”を目標に、中学校に全員体験型のプログラムを導入します。
 具体的には、中1の『ヤングアメリカンズ』(※2)、中2の『イングリッシュ・キャンプ』、中3の『海外研修』を全員に体験してもらいます。また、これに加えて、中高全体の企画として、自由参加型のさまざまな留学プログラムも展開していきます」

 共に学び合い、教え合い、語り合い、認め合うなかで生まれる感動や体験こそ、ESDを基盤にした同校ならではのグローバル教育の真髄です。普段の授業や学校行事、さらには総合学習でのさまざまな成功体験や失敗体験を織り交ぜながら、社会性と豊かな人間性を兼ね備えた真のグローバルリーダーの育成が湘南の地から始まっています。

※2 ヤングアメリカンズ……音楽を通じた教育ワークショップ(左ページ参照)。

Action Report File001
注目のオーダーメード型海外研修
自分の希望する国を訪れる『グローバル・セミナーズ』

「2019年度から中1~中3までの全員体験型のプログラムを導入する一方、希望者を対象にしたオリジナルの国際交流プログラムも用意しています。その1つが、完全オーダーメード型の『グローバル・セミナーズ』です。

 昨年、『グローバル・セミナーズ』でヨーロッパのリトアニアを訪れた高1生は、現地駐在の日本国大使にお目にかかることができました。大使から、国際的に活躍することのやりがいをお聞きして、刺激を受けて帰国しました。この経験から彼は英語の勉強に力を入れ始め、高2になってからは、目標に向かって目の色を変えて勉強しています。

 世界を肌で感じる学びは、必ずや次の学びへとつながっていくと確信しています」
(企画主任/𠮷川謙太郎先生)

ネイティブの先生と集中コミュニケーションネイティブの先生と集中コミュニケーション
校内で実施する『イングリッシュ・キャンプ』。英語漬けで英語学習へのモチベーションを上げていきます(中2で実施)。
歌え! 踊れ! 叫べ!ヤングアメリカンズ』感動のグローバル体験歌え! 踊れ! 叫べ!ヤングアメリカンズ』感動のグローバル体験
『ヤングアメリカンズ』はアメリカの非営利活動団体のメンバーたちと、3日間共に歌やダンスを英語で学び、ショーを作るプログラムです(中1で実施)。
Action Report File002
持続可能な社会の担い手を育成する
クラウドファンディングで課題解決型学習
生徒たちの手で立案した湘南の海のクリーン作戦生徒たちの手で立案した湘南の海のクリーン作戦
「湘南の海のクリーン作戦」は、同校の生徒たちが自ら動いて始まったクラウドファンディングの実践例です。

 クラウドファンディングとは、世の中のため、世界のために役立つアイデアを考えた人物が、Webを通じて世界中の人々に発信し、共感した人々から支援を受ける方法のことです。同校では、2016年度よりクラウドファンディングを利用したPBL(※3)の準備をはじめ、2017年度から本格稼働しています。

「クラウドファンディングを通じて、さらに社会の多様な人々と協働で学び合うことにより、生徒一人ひとりが主体性を育み、実社会と結びついた力を身につけることを期待しています」
(入試広報主任/佐伯佳奈子先生)

※3 PBL……Project or Problem Based Learningの略。課題(問題)解決型学習。

先生から一言
“持続可能なもの”を求めて今こそ「English・ICT・Diversity」を!

「グローバル化の波は私たちの予想以上に速く、一時的な発展や利益は、結果的には誰も幸福にすることはできません。自分たちの文化にとっての利益だけでなく、他者を理解するところから始めなければ、取り組むべき本当の課題も見えてこないでしょう。そのような未知なるものに果敢に挑んでいくのが、本校の教育の柱である『湘南学園ESD』の基礎となる考え方であり、グローバル教育に対するぶれない視点でもあります。以上のことをキーワードで表現するなら、“English・ICT・Diversity”です。この3つのキーワードを巧みに取り入れながら、本校はさらに進化していきます」(木下貴志校長先生)

校長室に顔を出した生徒たちと談笑する新校長の木下貴志先生。校長室のドアはいつも開けてあるとの言葉通り、木下先生も実によく生徒たちのことを知っていました。校長室に顔を出した生徒たちと談笑する新校長の木下貴志先生。校長室のドアはいつも開けてあるとの言葉通り、木下先生も実によく生徒たちのことを知っていました。
タブレットの可能性を生徒と先生で一緒に引き出すタブレットの可能性を生徒と先生で一緒に引き出す
今年度からタブレット端末を導入。2019年度からの本格導入に向けて、生徒と先生が一緒に「ICTで何ができるか」を楽しく模索中です。

(この記事は2018年8月に掲載しました。)

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