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私立中高進学通信

2017年11月号

グローバル時代の学び方

大宮開成中学校

全員がマンツーマンで受けるレッスン

オンライン英会話で発信力をさらに強化

マンツーマンだからレベルに合った英会話を実践できます。慣れてくると笑顔も。

検定試験や大学入試改革も視野に入れて

 より緊張感を持って語学力の向上を――。今年10月から中2を対象にオンライン英会話をスタートさせた同校。インターネット回線を使って、フィリピン・セブ島にある語学学校とつなぎ、毎週土曜日、現地の先生からマンツーマンレッスンを25分間ずつ受けています。

 ネイティブの先生による英会話の授業も行っている同校が、さらにオンライン英会話を導入したのはどうしてなのでしょうか。

「本校では中1から高1までの週に2時間、少人数制の英会話の授業を行っています。実践的な英語力は確実に身についているのですが、授業ではどうしても積極的に話せない生徒がいます。生徒全員の語学力を向上させるには、もう一歩、踏みこんだ取り組みが必要だと考えました」
と教頭の松崎慶喜先生は話します。

 同校では英語の4技能をバランスよく伸ばすことはもちろん、国際理解やプレゼンテーション教育を重視。中高6年間を2年ずつの3ステージに分け、段階を追ってグローバルに活躍できる総合的なスキルを育成しています。このような充実したカリキュラムにオンライン英会話を加え、英語の検定や大学入試でますます重要視されるスピーキング力を鍛えれば、英語の総合力は必ず引き上げられます。

「繰り返しマンツーマンでレッスンして、英語を話すことに対する抵抗感がなくなるだけで、スピーキング力はかなり上達すると思います。英語でコミュニケーションできた自信を、今後、海外へ目を向けるきっかけにしてほしいです」
と、英語科主任の安田賢哉先生もその効果を期待します。

マンツーマンの緊張感が良い刺激に
タブレット越しの会話でも、コミュニケーションは十分に可能。話すのがどんどん楽しくなるようです。タブレット越しの会話でも、コミュニケーションは十分に可能。話すのがどんどん楽しくなるようです。

 初めてオンライン英会話を体験した日、生徒たちは戸惑いながらもすぐに慣れた様子で、身振り手振りも交え、楽しそうに会話していました。普段は寡黙な生徒でも、よく言葉が出ていたそうです。

「文法的に正しくない英語でも、まずは話すことに慣れることが大事。文法や会話の中身は後からブラッシュアップしていければ」(松崎先生)

「いつもと違う緊張感の中、どの生徒もよく英語で話せていたと思います。これからも新しい反応が楽しみです」(安田先生)

 同校では、中1の国内留学プログラム、中3の国際交流キャンプ、そして高1のオーストラリア海外研修など多彩な取り組みを実施していますが、そこに中2のオンライン英会話が加わり、グローバル教育の新しい流れが完成しました。今後は、生徒たちの反応を見て、他学年へのオンライン英会話の導入も検討していくといいます。

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外部英語試験対策にも注力
上智大TEAP利用入試 合格者が全国1位に

 外部英語試験を利用した入試を取り入れる大学が増える中、同校は英語検定の試験指導に力を入れています。英検は中1で4級、中2で3級、中3で準2級を目標に設定。その成果から中3の約7割の生徒は英検準2級以上を取得しています。

「オンライン英会話の導入で、スピーキングができるようになれば、ライティングにも良い影響が出て、より4技能のバランスが取れるようになると思います」(中高一貫部英語科主任/安田賢哉先生)

 高校では英語の4技能を測定するTEAP(ティープ)※対策にも注力。TEAPとは、大学入試向けの英語運用能力測定試験。上智大学をはじめ複数の大学(国立大学を含む)でTEAP利用型入試を採用しています。

 同校のTEAP対策は効果を発揮し、今年3月のTEAP利用入試で全国最多の35人が上智大学に合格しました。

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海外研修につなげる力に!
中学から英語漬けの体験を

 同校では、中1の9月にネイティブの先生によるスピーキング重視の集中講座「国内留学プログラム」を行っています。先取り学習によって、公立中で習う中1の英語の教科書の範囲はすでに習得しているうえ、毎週、英会話の授業も受けている生徒たち。参加してみて、思いのほか英語を話すことができて、自信がつくそうです。

「国内留学プログラム」ではグループディスカッションをしたり、数学や理科も英語で学び、英語だけを使う3日間を過ごします。英語でのプレゼンテーションのスキルも学び、最終日には全員が英語でスピーチを行って、その成果を披露します。

 中3では、「国際交流キャンプ」を実施。2泊3日で埼玉県皆野町の宿泊施設にアメリカ人のスタッフと滞在し、英語でのコミュニケーション力を磨きます。オリジナルの英語劇を作ったり、英語スピーチの練習をしたりしながら、ミニハイキングやキャンプファイヤーなど内容は盛りだくさんです。最終日は英語劇やスピーチを披露。身につけたグローバルなコミュニケーション能力は、高1でのオーストラリア海外研修へつながっていきます。

アメリカ人スタッフと親しみながら英語でコミュニケーション

中3の国際交流キャンプではフレンドリーなアメリカ人スタッフと一緒に過ごして英語のコミュニケーション能力を磨きます。

Interview
自分から質問できた喜び!
初めてのオンライン英会話生徒たちの声
H・Sさん(中2)H・Sさん(中2)

H・Sさん
 オンラインレッスンの先生は、わからないところもやさしく教えてくれました。プリントの課題の英会話レッスンのあと、雑談の時間に自分から英語で質問することもできました。英語は苦手なのですが、日本語以外の言葉を学ぶのは楽しいです。
 将来は建築関係の仕事について、海外の人とも一緒に働きたいので、これからも英語をがんばって勉強します。

I・Mさん(中2)I・Mさん(中2)

I・Mさん
 小4のときロサンゼルスでホームステイした経験がありますが、うまく話せませんでした。そのときに比べれば語学力も上達したと思うので、オンライン英会話を楽しみにしていました。マンツーマンのレッスンなので、続ければ英語は上達すると思っています。
 将来の夢は外科医です。留学も体験して、高校や大学に行っても英語を上達させたいです。

先生から一言
4技能を引き上げ英語の総合力を向上

「語学力はもちろんですが、話す中身が伴わなければ真の意味でグローバルな人材にはなれません。今年4月に『知の拠点』となる新図書館を開設したのも、教養や知識を豊かにする機会を増やしたいからです。
 オンライン英会話は一つのアプローチであって、これからもいろいろな方法を考えながら、トータルな英語力の向上をめざしていきたいです。海外研修の内容もさらにブラッシュアップするべく検討中です。新しい学習指導要領の実施や入試制度改革を控える今、しっかり情報をキャッチして適切に対応していきます」(中高一貫部教頭/松崎慶喜先生)

進学通信2017年11月号
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