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私立中高進学通信

2017年11月号

私学だからできるオリジナル教育

藤村女子中学校

命の大切さを学ぶ
ふれあい体験授業

地域に親しまれる女子校としてさまざまな取り組みを行う同校。乳幼児とお母さんとの交流を通して、感謝の気持ちや命の大切さについて考えます。
1時間ほど一緒にいると、生徒も赤ちゃんもだんだん慣れてきます。抱っこさせてもらえました!

1時間ほど一緒にいると、生徒も赤ちゃんもだんだん慣れてきます。抱っこさせてもらえました!

地域の子育てサークルの親子が参加

 同校のある武蔵野市・吉祥寺は、駅から徒歩数分で落ち着いた住宅街が広がります。近隣に住む子どもを持つお母さんの話を聞き、乳幼児と親しむ『ふれあい体験授業』は、中1から中3まで継続して行っているユニークな授業です。親子のつながりを感じ、育児や命の大切さを考えることが、この授業の主旨。とくに中2では、子どもの成長についてお母さんたちにインタビューをして、これをヒントに子ども向けのおもちゃづくりに取り組む発展学習も実施されています。

 7月の第1回目の『ふれあい体験』には、地域の子育てサークルに所属する親子5組が来校しました。参加した乳幼児の年齢は生後半年から2歳までと幅広く、いろいろな月齢の子どもと出会うことで、その成長を知ることができます。

 お母さんと子どもたちの自己紹介に続き、サークル代表の鈴木さんから子育てについての話を聞きます。子どもたちも参加できる体操を全員でしてから、グループに分かれてインタビューが始まりました。

 小さな子どもと接する機会があまりないからでしょうか。生徒たちは少し緊張気味ですが、話をするうちにだんだん打ち解けてきます。子どもたちも少しずつ場に慣れてきて、生徒の手にふれたり、抱っこしてもらう赤ちゃんもいました。

子育ての実際を知るまたとない機会
同校が地域の子育てサークルに呼びかけたチラシ。武蔵野市の後援を得ているので協力するお母さんたちも安心です。同校が地域の子育てサークルに呼びかけたチラシ。武蔵野市の後援を得ているので協力するお母さんたちも安心です。

 生徒たちは、子育てのことや、おもちゃづくりに役立つ情報を質問していきます。何人ものお母さんと、年齢の違う乳幼児の様子を観察しながら、おもちゃづくりで注意する点を考え、「今の年齢の子どもができる動作や遊び」「子育てをするうえで注意していること」などを書き留めます。

「みんなは何人きょうだい?」「子どもはいくつぐらいで産みたいと思う?」など、お母さんたちから質問を受ける場面も。生徒たちは素直に自分の考えを伝えていました。

 子どもとのふれあいやお母さんたちの生活ぶりを知って、「自分はこんなふうになれるかな」「お母さんはこんなに赤ちゃんのことを考えているんだな」などと感じた生徒たち。自分のこれまでを振り返ったり、未来を考えたりする機会となったようです。

 約1時間のインタビューを終えて親子が帰るときには、名残惜しそうな生徒たち。次の交流は秋を予定しています。少しの間にぐんぐん成長する子どもの様子に、生徒たちはふたたび驚くに違いありません。

体験談を聞くことで妊娠・出産・子育てを知る

『ふれあい体験』の目的は、子どもとふれあう機会を持つだけでなく、妊娠や出産、産後の生活の様子をお母さんから直接聞くことで、子育てについての理解を深めることにあります。子育てサークル代表の鈴木さんが、ご自身の体験を話してくれました。

「妊娠3カ月で心臓が動いているのがわかりました」

 とエコー写真を見せると生徒たちはじっと見入っています。海外生活中に妊娠がわかり無事に育ってほしいと願いながら帰国したことや、赤ちゃんが生まれたときの感激、育児の楽しさや子どもの成長をたくさんのスライドで見せてくれました。

「人間は誰でもこんなに小さな命から始まるんですね。お母さんと子どもとの出会いは本当に奇跡なんです。だから今、自分に自信がない人でも大丈夫。誰もが皆、とても大切な存在になります」

 とメッセージをくれました。

「こんにちは!」学校の多目的室で親子と対面。「こんにちは!」学校の多目的室で親子と対面。
みんなでアンパンマン体操! 子どもたちにも楽しい雰囲気が伝わったようです。みんなでアンパンマン体操! 子どもたちにも楽しい雰囲気が伝わったようです。
子育てサークルの鈴木さんのお話を、生徒たちは真剣に聞いていました。子育てサークルの鈴木さんのお話を、生徒たちは真剣に聞いていました。
乳幼児とふれあって発達の特徴を知る

 生徒たちは4人のグループを作り、お母さんにインタビューをしました。

「今のお子さんは、どんなことができますか?」

「子育てをするうえで、注意していることは何ですか?」

 などと質問していきます。お母さんたちは子どもの小さいころの写真を見せたり、気に入っているおもちゃやハイハイが早くなった、つかまり立ちができるなど赤ちゃんの様子を教えてくれます。

 実際、赤ちゃんがお母さんの膝から降りてイスにつかまって歩く様子や、お母さんがイスを支えて見守る様子など母と子のかかわりあいも見ることができます。

生まれてすぐの写真をお母さんが見せてくれました。写真の中の赤ちゃんを目の前にすることで、成長が実感できる瞬間です。生まれてすぐの写真をお母さんが見せてくれました。写真の中の赤ちゃんを目の前にすることで、成長が実感できる瞬間です。
そっとボールを手渡すと両手でしっかりつかみます。子どもとのアイコンタクトでふれあいの実感がわいてきます。そっとボールを手渡すと両手でしっかりつかみます。子どもとのアイコンタクトでふれあいの実感がわいてきます。
ふれあった体験がヒントにおもちゃづくりに活かす
昨年の2回目の交流の様子。作ったおもちゃで子どもたちと遊びます。昨年の2回目の交流の様子。作ったおもちゃで子どもたちと遊びます。

『ふれあい体験』のインタビューの内容を参考にして、中2生は家庭科で子ども向けのおもちゃづくりに取り組みます。

「5カ月を過ぎると赤ちゃんはなんでも口に入れたがります。親指と人差し指で輪を作った中に入る大きさのものは誤飲するので危ないから、ボタンやコインなどは手の届かないところに置いています」

「家具は頭をぶつけないように角の丸いものにしています」

 丸い形のものやカラフルで音が出るもの、フェルトなどの手触りのよいものが好き、などお母さんの話はヒントがいっぱい詰まっていました。次回の『ふれあい体験』では、つくったおもちゃで子どもたちに遊んでもらいます。中3では交流を通して感じたこと、学んだことをまとめてプレゼンテーションします。

先生の声
街の人とふれあう学びを大切にしています
入試広報室/廣瀬真奈美先生入試広報室/廣瀬真奈美先生

「本校は地域と連携した学びを大切にしています。井の頭恩賜公園でのボランティア、『吉祥寺ふれあい夏まつり』への参加、商店街での職場体験、今回の『親子ふれあい体験』も地域の協力を得た企画です。
 また、本校の敷地内には保育園があり、その様子を間近で見ることができます。保育園にお子さんを預けている先生も多く、子育てしながら働く女性が身近にいることで、生徒が将来の生き方を考える参考になるのではないかと思います」

(この記事は『私立中高進学通信2017年11月号』に掲載しました。)

藤村女子中学校  

〒180-8505 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-16-3
TEL:0422-22-1266

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進学通信2017年11月号
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