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私立中高進学通信

2017年10月号

大学合格力強化計画

三輪田学園中学校

選択科目で進路に柔軟に対応
中3の総復習テストが合格力のカギ

この春、早稲田大学に合格した卒業生のN.Iさん(左)。空き時間に自習に励んだ図書館でお世話になった担任の安田智昭先生(右)と。

この春、早稲田大学に合格した卒業生のN.Iさん(左)。
空き時間に自習に励んだ図書館でお世話になった担任の安田智昭先生(右)と。

希望進路に沿った選択科目

 2016年度卒業生の進路状況を系統別に見ると人文・外国語系、法律・経済、医歯薬系、理工系など、どの分野にもまんべんなく進学しており、希望進路の多様さがわかります。

 同校は高校進学時に「特進」「進学」などのコース制を設けず、高2・高3はクラス替えをしません。選択科目を多く設け、自分の進路に合った授業を選んで、大学入試に必要な学力を身につけるのが、同校の受験対策スタイルです。

 選択科目は演習系が多く、私大文系志望なら日本史や世界史で力をつける、国公立志望であれば5教科7科目のセンター入試に対応できる全方位的な力をつけるなど、生徒それぞれの目標に合わせて授業をカスタマイズできることが強みです。

 進路指導は、生徒と担任の先生との面談のほかに、担任の先生と進路指導の先生がともに話し合う『志望校検討会』も実施。生徒一人ひとりに対して、本人の希望や模擬試験の結果、勉強に向かう姿勢などから多面的に話し合い、ベストな志望校選びにつなげています。

確かな職業観を育む
中3で行う「職業インタビュー」での様子。卒業生を招き、社会人になるまでの道のりについて質問します。中3で行う「職業インタビュー」での様子。卒業生を招き、社会人になるまでの道のりについて質問します。

 では、進路指導やキャリア教育はいつから本格的に始めるのがいいのでしょう。同校では中3からが自らの生き方を考え始めるのに良い時期だと考えています。

「ただ、中学の段階で“なりたい姿”を尋ねても生徒たちがイメージできる職業は専門職ばかりです。もちろん中学に入学した時点で医師になりたいといった具体的な目標を持つ生徒もいますが、大学を卒業し、企業や組織に就職する学生が多い昨今、世の中にはどのような仕事があるのか、社会人はどのように道を選択し、努力してきたのかを調べることこそが、等身大のキャリア学習だと考えています」

 と進路指導室長の加納克也先生は話します。中3では同校の卒業生にインタビューをして『職業新聞』にまとめる活動を行うほか、保護者に仕事について話してもらう『保護者講演会』も実施しています。大学の学部や学科を調べるよりも、まず中学では「確かな職業観」を確立することを優先しているのです。

中3の総復習テストが大学入試への自信になる

 高校に進学してからは、一転、本格的なキャリア設計を行っていきます。卒業生を招いた講演会や大学のオープンキャンパス見学とレポート作成、『大学模擬講義』や隣接する法政大学とのコラボなど、自分の生き方を具体的な目標へと落とし込んでいく取り組みが詰まっています。

「文理選択の決定は高1の秋で問題ないです」

 と加納先生。そう言い切れるのは、中学3年間で生徒が基礎学力をしっかりと身につけ、文理どちらを選んでも心配ないからです。

 中3の1月には、中学で学んだすべての学習範囲と先取り学習した範囲から出題される『総復習テスト』が行われます。これは中学の卒業試験のようなもので、基準点に満たない場合は再試験や補習を課す厳しさ。広範囲にわたるテストであり、1回の試験で全教科をパスできる生徒は少ないため、再試験を受けるケースも珍しくありません。

『総復習テスト』をめざして学年全体の雰囲気も引き締まり、この経験が試験に対するメンタル面を鍛え、3年後の大学入試の際の「突破力」となっているそうです。

「中高6年間を何か一つの型や方向性にはめ込むのではなく、学校生活のなかから自分で進む道を決定してほしい」

 と加納先生。自分や他者、社会に対して誠実であり続けることを意味する校訓『誠のほかに道なし』が、進路指導の取り組みのなかにも見えてきます。

卒業生インタビュー
中学の『総復習テスト』で勉強の仕方が変わりました
N.Iさん(早稲田大学教育学部複合文化学科1年)「大学の学科は小規模なのでみんなと仲良くなりました。ミュージカルのサークルに入りましたが、こちらは100人もいてにぎやか。大学生活はとても楽しいです!」N.Iさん
(早稲田大学教育学部複合文化学科1年)

「大学の学科は小規模なのでみんなと仲良くなりました。ミュージカルのサークルに入りましたが、こちらは100人もいてにぎやか。大学生活はとても楽しいです!」

「中3の1月にある『総復習テスト』の大切さは先生方に繰り返し言われていましたし、先輩が真剣に勉強しているのを見て、自然と“勉強しなければ”という気持ちになれたのが良かったです。中1・中2ではテスト直前にだけ勉強していましたが、テストの存在の大きさから、中3以降は計画的に進められるようになりました。

 高校では朝型の生活に切り替え、早めに登校して自習したのがとても効果的でした。定期テストや模試対策をきちんとこなし、余計なことには手を出さずに勉強を続けられたのが合格への近道だったと思います。友達といい意味で競争し合いながら、みんなでがんばろうという意識を持てたのもいい思い出です」

 N・Iさんの高3当時の担任である安田智昭先生は、高校時代の様子を振り返ります。

「Iさんはアドバイスを受け入れて勉強に生かせる素直な生徒でした。演劇部や文化祭バザーのリーダーなどマルチに活躍できる力を持っているので、大学生活でもその力を生かしてほしいですね」

2017年度主要大学合格実績

※現役生のみの合格者数、国公立および主な私立の抜粋

学名 総数



東京農工大学 3名
首都大学東京 2名
東京学芸大学 1名
北海道大学 1名
信州大学 1名
千葉大学 1名
筑波大学 1名
横浜国立大学 1名
宇都宮大学 1名
学名 総数



早稲田大学 14名
慶應義塾大学 5名
上智大学 15名
東京理科大学 9名
明治大学 27名
青山学院大学 8名
立教大学 46名
中央大学 7名
法政大学 37名
学習院大学 9名
成城大学 11名
日本大学 40名
東洋大学 24名
共立女子大学 16名
芝浦工業大学 12名
昭和女子大学 21名
東京女子大学 20名
日本女子大学 17名
東京都市大学 19名
東京電機大学 14名
東京農業大学 26名
明治薬科大学 7名

(この記事は『私立中高進学通信2017年10月号』に掲載しました。)

三輪田学園中学校  

〒102-0073 東京都千代田区九段北3-3-15
TEL:03-3263-7801

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