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私立中高進学通信

2017年9月号

アクティブラーニングで伸ばす新しい学力

昌平中学校

探究する「学び方」を習得する国際バカロレア認定校に

学んだ知識を社会につなげる国際標準の教育
中2生は6月の鎌倉校外学習で外国人観光客に取材をしました。活動を振り返り『鎌倉英字新聞』を作成します。

中2生は6月の鎌倉校外学習で外国人観光客に取材をしました。活動を振り返り『鎌倉英字新聞』を作成します。

世界の先進校の教育で能動的な学びを

 グローバル化、人工知能時代の到来など、変化し続ける社会を生き抜き、活躍するのに必要な力を身につけるため、同校は中学校で『国際バカロレア(International Baccal-aureate:IB)』を導入しました。IBは国際的な教育プログラムとして有名で、世界140以上の国・地域で5000校近くが導入しています。同校は2年前からその認定校になるための準備を進め、2017年3月に埼玉県初のIB(MYP)認定校になりました。

 IBは探究心、知識、思いやりに富んだ若者の育成を目的としており、認定されるにはそうした生徒へ導く授業が行われているかどうかの厳格な審査があります。長年にわたって生徒全員が能動的に学ぶ授業を作り上げてきたことが、今回の認定につながりました。

目標が具体的だからどう学べばいいかわかる

 IBプログラムでは生徒が到達すべき目標を『ルーブリック』という評価規準で示します。例えば理科の実験におけるルーブリックは8段階に分類されており「何ができるようになったか」で評価がされます。

「ただ実験してレポートを提出すれば点数がもらえるという考えはIBにはありません。実験から得た法則が正しいかを説明できる、根拠を述べることができる、などの力がついたかどうかが大事なのです。ルーブリックを示すことで、生徒は目的を持って学ぶことができます」

 と国際教育部長でMYPコーディネーターの前田紘平先生は話します。

 IBプログラムでは、これまで授業で学んできた知識と、実社会での問題とをつなげて学習します。そのため、生徒たちの好奇心がかき立てられ、自ら進んで学ぶようになります。そして自ずと探究する「学び方」を習得していくのです。

 例えば『発電とエネルギー問題』の学習では、物理と公民の先生がコラボレーションして授業を作り上げ、生徒たちは世界各国の立場になってエネルギー問題について議論します。物理的観点から「発電効率が良い方法はどれか」を計算する学習を行う一方、公民的観点から「事故が起きても被害が少ないのはどの方法か」を調べるなど多角的に知識を深めていきます。

 知識をインプットしてから議論するため、意見交換の内容も高度になり、テーマをより深く学ぶことができます。こうした学び方、考え方は大学入試だけでなく、社会に出てから役立つ思考力やコミュニケーション能力と直結するものです。

「IB教育を実現するため、教科の枠を超えて教員同士が連携し、情報を共有することで創造的な授業ができています」

 と前田先生。中学校が一丸となって先進的な学びにまい進し、20年後、30年後の社会で活躍できる生徒の育成に取り組んでいます。

英語学んだ表現でポスターづくり

 中1の英語の授業では、学んだばかりの「命令文」を使ってポスター制作を実施。教室や公共の場、家庭で使えるポスターを3人のグループになってアイデアを出し合って作りました。完成した作品は学年でコンクールを行い、校内に掲示。IBプログラムでは学習したことを自分たちの生活につなげることをめざします。IBを経験した生徒は

「発表が楽しくなった」

「伝わりやすさを考えるようになった」

 と自身の成長を感じたそうです。

理科なぜそうなるのかを共有して理解する

 中2の理科の授業。水溶液の濃さ・薄さを数字で表す「質量パーセント濃度」の出し方を各グループで理解し、説明します。公式を覚えることが勉強ではありません。得た知識によって生涯にわたって使える「概念」を学ぶのがIBプログラム。演習問題を解く際もグループで考え、わからないことは教え合う双方向のやりとりが見られます。先に理解した生徒がタブレットに書き込んで他の生徒に見せながら解説するなどICT機器も効果的に活用されています。

体育効果的な練習法を編み出そう!

 IBプログラムに基づいて行えば、体育も一味違うものになります。中2の持久走の授業では、事前に効果的なトレーニング方法を調べ、グループで目標値を決定。授業後はトレーニングを振り返り、次のトレーニング方法などを話し合い、レベルを上げていきます。

社会科「Brexit」から得る教訓とは?

 中1の地理の授業では、イギリスのEU離脱問題(Brexit)についてディベートを行いました。事前学習をして、肯定側と否定側に分かれて激論を交わします。ディベートの後はEU離脱問題をヒントにして、「組織をよりよいものにするために必要なこと」について討論。社会課題を自分のことに当てはめて考える習慣こそIB教育がめざす学び方です。

※Brexit(ブレグジット)……Britain(イギリス)とExit(出口)の造語。

技術・家庭自分で調べ・育てる 暮らしの技術

 実技系の教科にもIBプログラムが導入されています。中2が栽培した夏野菜のプランターは、支柱の立て方、肥料や水のやり方、病気や害虫の防ぎ方など、育て方を自分たちで調べて毎日お世話しています。今年もピーマン、キュウリ、ナスが見事に実りました。

(この記事は『私立中高進学通信2017年9月号』に掲載しました。)

昌平中学校  

〒345-0044 埼玉県北葛飾郡杉戸町下野851
TEL:0480-34-3381

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