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私立中高進学通信

2017年9月号

アクティブラーニングで伸ばす新しい学力

大妻嵐山中学校

少人数グループワークで思考を活性化させ、より深める

協働作業が積極性と気づきを引き出す
3人ほどのグループを作り、タブレット端末を使ってグループワークを行います。

3人ほどのグループを作り、タブレット端末を使ってグループワークを行います。

グループワークの後に“個”で振り返る

『グローバル・エコ・サイエンス・スクール』を標榜し、グローバル時代をたくましく切り拓く力を育てるため、同校は『世界につながる科学的素養』、『世界につながる表現する力』、『世界につながる心と感性』、『世界につながる進学力』の4つの力の育成に力を注いでいます。

「この4つの力を育むには、従来の受け身の学びでは不十分です。アクティブラーニング型の学びを取り入れた授業改善を行い、学校全体の教育力を向上させています」(教頭/久保島昌一先生)

 取り組みの初年度となった2016年度は、アクティブラーニングについての研究者を講師として招き、同校の先生を対象に1年間にわたってその理論や手法について研修を行いました。2017年度からは研修を継続しつつ、アクティブラーニング型授業をスタートさせました。

 同校のアクティブラーニング型授業とはどのようなものでしょうか。久保島先生によると、従来は先生の講義が中心のインプット型授業だったのに対して、現在は先生が講義をしたのち、生徒は個人で考え、さらにグループで話し合ったり考えを発表したりするアウトプットを経て、再度個人で振り返り、学びを定着させるという学習スタイルをとっています。

「講義と個の活動を“内化”とすると、他の生徒と協働するのは“外化”です。“外化”をすることで、思考力を育み、さらに振り返りによる“内化”で知識を確かなものにしていきます」(久保島先生)

ICTの活用で効率化効果的な学習を行う

 中1の国語を受け持つ関根弘倫先生は、アクティブラーニング型授業で注意していることとして次の点をあげました。

「グループワークの人数を重要視しています。人数が多いと発言や作業をしていない人がいても、グループワークは先に進んでしまいます。3人程度にすることで、全員が参加する環境を整えています。
 また、作業の行程を明確にすることにも注力しています。作業を細かく区切り、今、何をやる時間なのか、生徒に理解できるよう指示を出します。その際、難しいところはちょっとしたヒントを出し、自分たちで答えを導き出した達成感を得られるようにしています」

 同校ではICTを活用することで、より効果的なアクティブラーニング型授業を実現しています。これまでもタブレットを使用していましたが、2017年度からは1人1台に。専用アプリを利用して演習問題の配布や、グループワーク、プレゼンテーションにも活かしています。

「以前は、答えや話し合った内容をクラス全体で共有する場合、生徒が前に出て黒板に書いていました。タブレットと電子黒板を使えば、黒板に書く時間を短縮できます。画面を切り替えたり、拡大したり、たくさんの情報を見やすく表示できるのもメリットです。細かい作業や作文など、紙のほうが向いている場合はノートに書いて、タブレットで撮影して共有するなど、場面場面で使い分けています」(関根先生)

 さらに、2017年度からは総合的な学習の時間で言語技術に関する授業も始まりました。議論や読解、作文の基礎となる4技能(話す、聞く、読む、書く)と、文章の組み立て方などを中心に学ぶのですが、その授業でもグループワークなどのアクティブラーニング型の授業を取り入れています。学びが深まるとともにコミュニケーション力も養われ、生徒たちの思考力や表現力も大きく花開くことでしょう。

Active Learning 001
グループワークによるアウトプット

 同校で大切にしているのが、各自で考える「個の活動」と、グループワークなどの協働があります。

「これからの社会で求められるものの一つに、人との協働があります。授業でもグループワークで協働を行いますが、協働することで自分の考えを述べることに慣れていきます。また、考えて意見を言うなどアウトプットを行うことで、知識がより深く定着するのです」(久保島先生)

Active Learning 002
ICTを活用した『国語』の授業

 中1の国語の授業。言葉の単位について学ぶ2回目の授業は、前の授業の復習からスタート。

「文節に分けるときは『ね』をつけるんだったね」

 と説明する関根弘倫先生。電子黒板に映し出した例文と同じものが各自のタブレットに配信されます。生徒たちはタブレットに向かって決められた時間の中で文節に分けていきます。

 次は、3人ずつのグループに分かれて単語に分ける作業を行います。3分経過すると関根先生は複合語など分けにくい部分を赤文字にした学習シートを各自のタブレットに配信します。生徒たちはタブレットで確認しながらグループで意見を出し合います。

「赤文字にしたところは判断が難しいところです。辞書を使って調べてみましょう」

 と指示を出しました。

 中学では辞書で調べる習慣が身につくよう指導している同校。辞書で調べた結果をノートに書き写します。生徒はわからなかった箇所を一つひとつ辞書で調べながら、どのように分けるのがいいかをグループで話し合います。タブレットに加えて、辞書やノートも使うことで、記憶に定着させていきます。

 5つある例文のうちから一つを選び、どこが区切れるか、また区切れないかをグループで話し合い、理由とともにノートに書きます。ノートを写真に撮り、提出。最後に全員で電子黒板に映し出されたものを見て、グループごとに発表しました。

Active Learning Point

 この単元は、解説を聞くだけでは文節から単語への区切り方を理解するのが難しく、生徒がつまずきやすいところの一つ。

「そのため、辞書を使ったり、他の生徒と話し合ったりしながら、自分たちで文節から単語へ区切る作業を行います。さらに解答の根拠を自分たちで導き出し、文章にまとめることも大切にしています」(関根先生)

(この記事は『私立中高進学通信2017年9月号』に掲載しました。)

大妻嵐山中学校  

〒355-0221 埼玉県比企郡嵐山町菅谷558
TEL:0493-62-2281

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