Oops! It appears that you have disabled your Javascript. In order for you to see this page as it is meant to appear, we ask that you please re-enable your Javascript!
LINEで送る

スクールポット中学受験版 - 首都圏学校情報検索サイト

ツイッター フェイスブック

私立中高進学通信

2017年9月号

グローバル時代の学び方

横浜女学院中学校

変わりゆく時代を生き抜く「力」

2018年『国際教養クラス』を新設
中2の英語の授業。「思っていることを伝えたい!」という熱気にあふれています。

中2の英語の授業。「思っていることを伝えたい!」という熱気にあふれています。

週6日制への移行

 キリストの教えである『愛と誠』を校訓とし、世界的な視野を持つ女性の育成をめざす同校。その育成力をさらに進化・深化させる教育改革が始まっています。

「社会の変化に伴い、知識を身につけるだけでなく、知識を“活用する力”が求められるようになってきました。そのために十分な授業時間を確保し、生徒一人ひとりに合った教育環境を整えるための改革を行っています」

 と広報主任の佐々木準先生は話します。まず授業時間数を存分に確保するため、週5日制から週6日制に移行。月曜日から金曜日は7時限、土曜は3時限ですが、1時限を45分間とし、2コマを続けた100分間授業も取り入れます。

 100分間授業の導入は、時間をかけてじっくりと進める新しい授業スタイルを取り入れるからです。それが『ESD(イーエスディー)』と『CLIL(クリル)』です。

『ESD』は「持続可能な社会の発展のための教育」を意味するものです。現代社会の課題をテーマにしたアクティブラーニング型の学びを実践し、調べ学習や体験学習、グループワークやディスカッション、プレゼンテーションなどを行うことで、課題解決力、データを読む力、コミュニケーション能力などのグローバルな世界で活躍できる力を育てることを目的としています。

 同校では週1時間、グローバルな問題について、1年間をかけて取り組む『ESDタイム』を設け、課題解決について思考する授業を展開しています。中3では「エネルギー問題」や「多文化共生」など難しいテーマにグループワークで挑み、論文を書き、発表を行います。2016年度からはすべての授業で『ESD』の視点を取り入れた学びを実践しています。

英語で英語以外の教科を学ぶ

『CLIL』(内容言語統合型学習)は、ヨーロッパを中心に広がる英語の教育方法です。理科や社会科などの教科学習やさまざまなテーマを英語で学ぶことで、英語の運用能力を総合的に高める効果があります。

『ESD』と『CLIL』を取り入れた教育改革には、同校の「よりよい社会の担い手を育てたい」という思いが込められています。

「日常生活の中にグローバル化の波は押し寄せています。至る所で日本に来る外国人の方が増えている今、私たちは従来のような『受容』の姿勢では通用しなくなります。多文化社会を受け入れ、その中で自分が力を発揮できるようにする力を育むのが『ESD』と『CLIL』なのです」

 2018年度から英語に特化した『国際教養クラス』を新設。『ESD』と『CLIL』を活かし、海外大学への進学も視野に入れた高度な学びを展開していきます。

Action Report File001
海外大学でも通用する力を磨く
世界への視野を広げる『国際教養クラス』を新設

 同校は2015年、国際的に活躍できる人材育成を重点的に行う学校として文部科学省からスーパー・グローバル・ハイスクール(SGH)アソシエイト校に指定されました。グローバルな力を育てる教育を進めるために、『ESD』『CLIL』を本格的に導入しました。

 この教育体制をよりスムーズに展開するために、2018年度から『国際教養クラス』を新設。英語教育に特化し、海外大学受験にも対応できる英語力を習得させるのが狙いです。中3でニュージーランドへ約1カ月間の短期研修、高1ではアメリカへ3カ月間の中期研修(希望制)に参加することができます。このクラスでは英語のほかに第2外国語の習得が必修で、中国語、ドイツ語、スペイン語から選択できます。

 すでに『国際教養クラス』の試行的なクラス編成として、英語科で帰国生向けの取り出し授業を行い、英語のレッスンを『CLIL』や『ESD』の発想を取り入れた方法で学んでいます。1枚の風景写真から何が読み取れるかを話し合う『フォトランゲージ』など、自由な発想を大切にし、共感力や想像力を高める授業が行われています。

『フォトランゲージ』で自由な発想を英語で表現『フォトランゲージ』で自由な発想を英語で表現
中2、帰国生の英語の授業。写真に写っているものをじっくり観察します。
現地の学生と学びで交流現地の学生と学びで交流
中3のニュージーランド海外セミナーは、2018年度から短期留学型として1カ月間にバージョンアップします。現地校との交流の充実も図られます。
先生から一言
教育改革への思い一つではない答えを探す学び

「グローバル社会には環境、貧困、人権、平和、開発といったさまざまな課題があります。『ESD』は、これらを自分の問題として捉え、課題の解決につながる新たな価値観や行動を生み出すこと、そしてそれによって持続可能な社会を創造していくことをめざす学習や活動です。

『ESD』を取り入れたことで、私たち教員の意識も変わりました。従来型の授業で正解を導き出して終わりというのではなく、答えが一つではないことを教えることもあるというのを実感するようになりました。さまざまな角度から、みんなで答えを探っていく。そうした学び方こそ、これからの社会で求められる姿勢といえるのではないでしょうか」(広報主任/佐々木準先生)

Action Report File002
従来の特進クラスレベルの内容を実践
難関大学をめざす『アカデミークラス』
1人ひとりの英語力に合わせたきめ細かな指導1人ひとりの英語力に合わせたきめ細かな指導
中2の英語の授業。習熟度別の少人数で進めます。

『国際教養クラス』の新設に合わせ、従来の『特進クラス』『普通クラス』は『アカデミークラス』として一本化され、これまでの『特進クラス』レベルの学びを広く展開します。緻密な学習体制と多様な経験を重ねて真の学力を培い、国公立大学、難関私立大学合格をめざします。中3で12日間のニュージーランド海外研修を実施、希望者は海外留学や第2外国語の履修もできます。

 現在の英語の授業も、生徒が自分の力で「伝える力」を伸ばす方法がとられています。文法事項を学習したら、それを会話レベルまで使えるようにコミュニケーション中心の活動を行います。教科書以外のオリジナル教材も充実しており、生徒たちは臆することなく、手を挙げて先生に英語で伝えていました。今後は『アカデミークラス』でも日本人の先生がオールイングリッシュで英語の授業を進めていく予定です。

先生から一言
海外の生徒と英語で議論できるように

「生徒が英語でしっかりと考え、考えをぶつけ合うことを通して、物の見方や捉え方をレベルアップさせていく。これが『CLIL』のめざすところです。話し合う、グループワークをするといった活動の形だけを指すのではありません。
『ESD』と『CLIL』を経験した生徒なら、ニュージーランド海外研修で現地の生徒とエネルギー問題について英語で議論し、考えを深めるレベルにまで達することができるでしょう」(英語科主任/白井龍馬先生)

(この記事は『私立中高進学通信2017年9月号』に掲載しました。)

横浜女学院中学校  

〒231-8661 神奈川県横浜市中区山手町203
TEL:045-641-3284

進学通信掲載情報

進学通信2017年9月号
紹介する学校
共学校 共学校   女子校 女子校   男子校 男子校
この号のトップに戻る 進学通信一覧を見る
ページトップ