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私立中高進学通信

2017年9月号

グローバル時代の学び方

森村学園中等部

真の国際人を育む言語技術教育

生涯のスキルとなる「論理的に考え、表現する力」を習得
『言語技術』の授業で行われる「絵の分析」の様子。絵の中から人物、時、場所などを推察し、その根拠を洗い出していきます。

『言語技術』の授業で行われる「絵の分析」の様子。
絵の中から人物、時、場所などを推察し、その根拠を洗い出していきます。

日本語での表現力を伸ばす言語技術

 未来を生き抜くグローバルな力として、同校は母国語である日本語のスキルアップこそが重要だと考え、『言語技術』のプログラムを導入しています。

 欧米では、母国語の授業において「読む」「書く」「聞く」「話す」の技能のみならず、表現力などその運用力を伸ばす指導が行われています。一方、日本の国語教育は読解力の育成が重視される傾向にあり、物事を論理的に説明する力や、分析・解釈する力、表現力などは十分に取り上げられてきませんでした。

「言語技術カリキュラムは、世界の小中学校では当たり前のように普及しています。そういった学びの経験がないままでは、英語が話せるようになっても、論理的に話す力、表現する力が身についていないため、海外の人と本格的な議論ができません。逆に言えば、グローバルスタンダードの表現形式にのっとって、日本語で議論する力が身についていれば、英語でも議論ができるわけです」

 と教頭の林宏之先生は話します。そこで同校は、日本における言語技術教育のパイオニア『つくば言語技術教育研究所』の三森ゆりか氏の協力を仰ぎながら、2012年度から週に1時間、『言語技術』を学ぶ授業を設けることにしました。

日本と世界という2つの表現文化を自在に駆使

『言語技術』の授業では論理的思考、批判的思考、鑑賞の3つの要素を重視し、さまざまな手法で物事を構造的にとらえる力、分析し解釈できる力、善し悪しを論じる力を育んでいきます。例えば、「あなたは〇〇が好きですか」という問いかけに、「主題文+展開文+まとめ文」の構成で自分の意見を述べる『問答ゲーム』があります。なぜ好きなのか、その理由を考え、説明する文章を繰り返し書くうちに、自分を客観視し、明確な根拠のもとに意見を組み立てる力が身についていくのです。

「フランスの国旗のイメージを、言葉だけで正確に伝える練習なども行います。国旗の形、模様、色といった伝えるべき項目を整理し、どの順番で話せばよいのか、世界のいろいろな考え方を持つ人々に、広く通用する説明を考えさせます」

 この練習で、生徒たちは論理的に情報を整理し、簡潔で明快な説明文を作り、わかりやすく説明する方法を学びます。

「言葉にしなくても気持ちがわかり合える日本独特の表現文化も大切です。しかし、世界の人とコミュニケーションを取るときには通用しないことも頭に入れておくべきでしょう」

 将来的には日本語と英語、2つの表現文化を自在に駆使できる人こそが、日本における真のグローバル人材だと林先生は強調します。今後は、『言語技術』のスキルを活用した、アクティブラーニング型授業を全教科で展開していく予定です。

Action Report File001
世界で活躍できる真の教養を育む
グローバル力を高める言語技術教育とは?

 ドイツで『言語技術』教育を受けた経験をもとに『つくば言語技術教育研究所』を開いた三森ゆりか氏に指導を仰ぎ、スキルを高めるカリキュラムを展開。さまざまなカリキュラムを通して、物語の構造を読み解いたり、論理的に考え、表現する手法を学んだりと、言語の運用力を磨いていきます。『言語技術』のスキルは、グローバルなコミュニケーション力のベースとなり、読解力、作文力なども飛躍的に伸ばし、学力アップにも直接つながっていきます。

 三森氏は公益財団法人日本サッカー協会や日本航空株式会社などでも『言語技術』の指導を行っています。スポーツやビジネスの世界でも『言語技術』が注目されているのです。

言語技術を学ぶ3つのメリット
カリキュラム例

問答ゲーム

「あなたは〇〇が好きですか?」

──「主題文+展開文+まとめ文」という世界標準のパラグラフ構成で意見を述べる訓練をする。

空間配列の説明

「フランス国旗を言葉だけで相手が正確にイメージできるよう説明してください」

──伝えるべき大項目、小項目を整理し、さらに項目の説明順序を論理的に分析。簡潔で明快な説明文を組み立てる。

再話

「先生がある物語(600~2000字程度)を2度読みます。読み終えたら手元のメモと記憶を頼りに、物語を忠実に再現してください」

──集中力を高めて話を聞き、重要な点をメモ。細部まで正確に情報をとらえ、忠実に言語化する訓練をする。

丸本

年間3冊の小説を取り上げ、本格的なテクスト分析を学ぶ。スペインのジャーナリスト、モンセラ・サルト氏が考案した読書技術を体系的に子どもに授けるメソッド「読書へのアニマシオン」を導入に用いる。その後は客観的な根拠を取り出しながら、キャラクター分析やテーマ分析などを行う。

※テクスト分析…物語の内容を分析すること。
※アニマシオン…読書の楽しさを知ってもらうこと。

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地中海でグローバル研修!このほか多彩な語学研修を用意
ヨーロッパの生徒と寮生活充実のマルタ島研修

 言語教育や英語教育で身につけたスキルを試す実践の場として、語学研修プログラムが豊富に用意されています。2016年からは新しく、高1・高2の希望者を対象に、地中海に浮かぶマルタ島でのグローバル研修が始まりました。

 マルタ島は公用語が英語で、治安も安定しており、ヨーロッパの非英語圏の国々から生徒たちが語学研修に訪れています。彼らと一緒に寮生活をし、語学学校に通うことで、英語力を磨くだけでなく、さまざまな文化的背景を持つ人たちと触れ合いながら、国際的な視野と異文化理解を、実感を持って学び取ることができます。

「同世代ならではの親近感があり、すぐに打ち解けられるようです。将来、ヨーロッパの人たちと対等なコミュニケーションをとるときに、この経験がきっと役に立つと思います」

 と林先生は話します。

 ほかにも中2では英語漬けプログラムの「イングリッシュキャンプ」(国内2泊3日)、中3ではニュージーランド修学旅行に全員が参加。さらに中2から高2の希望者を対象にオーストラリア語学研修(3週間)もあります。高1・高2から毎年4名を選抜、派遣するオーストラリアのターム留学も実施。この留学には、公益財団法人森村豊明会から留学奨励金が支給されます。

世界有数のリゾート地でグローバル研修世界有数のリゾート地でグローバル研修
地中海に浮かぶマルタ島で、英語と歴史を学びます。欧米から来た同世代の学生と生活をともにするのは、貴重な体験です。
ネイティブの先生と英語漬けの3日間ネイティブの先生と英語漬けの3日間
中2で実施される「イングリッシュキャンプ」では、ネイティブの先生とともに英語劇を作り上げるなどグループワークで英語を磨きます。
ニュージーランドを満喫する盛りだくさんの修学旅行ニュージーランドを満喫する盛りだくさんの修学旅行
中3で訪れるニュージーランド修学旅行では、現地でファームステイを体験するなど異文化交流も体験します。

(この記事は『私立中高進学通信2017年9月号』に掲載しました。)

森村学園中等部  

〒226-0026 神奈川県横浜市緑区長津田町2695
TEL:045-984-2505

進学通信掲載情報

【THE VOICE 新校長インタビュー】『言語技術』の授業や英語力の向上で生徒たちを世界へ羽ばたかせたい
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進学通信2017年9月号
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