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私立中高進学通信

2017年8月号

私学だからできるオリジナル教育

光英VERITAS中学校(現校名 聖徳大学附属女子中学校)

全校が集まる会食でマナーと感謝を育む

建学の精神『和』に基づき人間力を高める女子教育を行う同校。『会食』は開校以来34年間続く伝統です。共に配膳し食を楽しみ、生徒たちの健やかな心を育みます。
全校生徒900人が揃う食事の場は圧巻。時間を守る、静かにする、集団行動に合わせる、などの基本的な生活習慣も身につきます。

全校生徒900人が揃う食事の場は圧巻。
時間を守る、静かにする、集団行動に合わせる、などの基本的な生活習慣も身につきます。

発育期の生徒たちへ食の教育

 昼食の時間になると、中1から高3までの生徒たちが、『食堂じきどう』に集まってきます。月曜日から土曜日まで、毎日行われる昼食は『会食』と呼ばれ、中・高生と先生方すべて合わせて900人もが一堂に会します。

 生徒たちはきちんと一礼してから食堂に入り、それぞれの席に着き、黙想をして食事の時間を待ちます。その日の会食委員が鐘を鳴らし、今月の目標と今日のメニューを読み上げてから、会食スタート。給食当番はなく、それぞれが助け合って配膳をしていきます。

 同じ班の仲間たちに食器が行き渡り、おかずを配っていた人たちも全員着席したら、手を合わせ「いただきます」。そんな、なごやかな雰囲気の中で、食事は始まります。

ネイティブを含めた先生たちと一緒に
食事後の片付けも全員で行います。洗ってくれる人のことを考え、食器の汚れにも気を配り、きれいに落とします。食事後の片付けも全員で行います。洗ってくれる人のことを考え、食器の汚れにも気を配り、きれいに落とします。

 会食では、担任の先生や副担任はもちろん、専科の先生や、時間が合うときは校長先生、副校長先生もテーブルを共にします。特に中学生の間は、食事を一緒にとることで、生徒の小さな変化に気づくことができ、先生たちのフォローの場にもなっているそうです。ネイティブの先生も日替わりで各班に着席し、談笑しながら食事をします。

 食事が終わった先生は、生徒たちを見て回り、食事の遅い生徒への声がけなどを行います。

「食に対する感謝の気持ちを持ち、マナーとして食べ残しをしないようにと指導しています。小学校の時に食べ残しをしていた生徒も、会食を続けるうちに好き嫌いを克服して、だんだん食べられるようになっていきます」

 と、家庭科の大内美代子先生。作った人への感謝の気持ちを行動や態度で表わすことが本当の思いやりであると授業でも伝えるうち、生徒たちも自然にマナーとして完食することを習慣にしていくそうです。

 会食終了の鐘が鳴ると、一斉に箸を置き黙想。全員で「ごちそうさま」をして、片付けを始めます。生徒たちは自主的に自分の役割を考え、ある生徒は湯のみを片付け、ある生徒はお皿の片付けと、全員が協力して片付けをしていきます。協調性を養うのも、この時間の大事な目的の一つです。

『会食』は、生徒たちが食事のマナーを学ぶと共に、発育期の食育、生産者・作り手への感謝の育み、礼節や思いやりの心を育む大事な時間。6年間の『会食』を体験した生徒たちは、社会性と人間性、マナーを身につけ、巣立っていきます。

バランスのよい食事を毎日提供
校章入りの有田焼食器で大切にいただく
みんなで取り組む共同作業みんなで取り組む共同作業
副菜は冷めないよう保温カートに入れられています。ご飯をよそったり、おかずを取り分けたりするのも生徒たちの仕事。生徒たちが協力し合って配膳します。中1の時は先生も手伝いますが、高校生になる頃には自分たちですべて配膳できるようになるそうです。ご飯・お味噌汁のおかわりは自由で、食べ盛りの生徒たちの食を支えます。

 この日の献立は、シラスと青菜のご飯・みそ汁・豚肉の野菜あんかけ・ジャガイモの胡麻マヨネーズあえ。生徒たちは中学・高校の6年間、一汁二菜のバランスのよい食事の摂取を実践することで、自分が将来、どんな食生活を送っていけばいいかを理解していきます。

 また、食器は陶器にこだわり、有田焼を使用。お皿にも同校の校章が入っています。生徒たちは配膳や食事を通してものを大切にする心を理解し、ていねいに扱い、食器を割ってしまうこともほとんどありません。

 和食の献立の日は、それぞれが自分の箸を持参。箸の持ち方は家庭科の時間にきちんと教わり、食事中も先生たちから指導されます。国際社会においても、美しいテーブルマナーは女性の嗜みとして必須だからです。

リハリをもって食事を楽しむ
リハリをもって食事を楽しむ

リハリをもって食事を楽しむ
家庭科で作ったお揃いの箸袋を持つ生徒たち。全員での会食の効果か、食べ残しはゼロに近いそうです。
食事中には会話を楽しんでいた生徒たちも、黙想の前後はシーンと静まり返り、メリハリができていることも印象的でした。

先生との交流の場
生徒の変化に気づける会食の効果
先生たちとのコミュニケーション先生たちとのコミュニケーション
6年間、ネイティブの先生と交流できるのも重要です。なごやかな雰囲気に後押しされ、積極的に英語で会話をしている中学の生徒たち。英会話への苦手意識を克服できる、貴重な時間です。

 小学校に比べ、中学生では生徒と担任の先生とのかかわりは少なくなります。しかし、入学後は生徒にとって不安はつきもの。そんな時、会食で先生たちが声をかけることで、生徒の変化に気づくことがあります。先生たちも気になっていることがあれば、この時間に生徒たちに声かけをしています。

「食事中のたった10分、20分のことですが、同席した生徒たちと言葉を交わすことで、微妙な変化がわかることがあります」(大内先生)

 ちょっとした面談のような時間になっている『会食』の時間は、同校にとってとても大切な時間なのです。

先生の声
卒業後も活き続ける会食で培った学び

「『会食』の狙いは、本校の教育に組み込まれている小笠原流礼法に則ったマナー指導、中高生の成長期に健康的な食生活を定着させること、食文化の伝統を大事にすることの3つです。全員で配膳をすることで、奉仕の心を培う面もあります。食事は人とコミュニケーションをとる場であり、健康な心のためにも大切なものです。『会食』を通して学生時代に学んだことが、自分が社会人になった時、あるいは子どもを持って親になった時、活きてくるのではないでしょうか」
(家庭科教諭・中1主任/大内美代子先生)

(この記事は『私立中高進学通信2017年8月号』に掲載しました。)

光英VERITAS中学校(現校名 聖徳大学附属女子中学校)  

〒270-2223 千葉県松戸市秋山600
TEL:047-392-8111

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