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私立中高進学通信

2017年8月号

校長が語る 思春期の伸ばし方

江戸川女子中学校

自身で判断しようとする努力を見守り
多様な可能性を示してあげましょう

多感な思春期には、友人関係など保護者に打ち明けにくい悩みも増えてきます。見守り、異変がないか観察することが大切です。

多感な思春期には、友人関係など保護者に打ち明けにくい悩みも増えてきます。
見守り、異変がないか観察することが大切です。

中学から高校への間は自立への橋渡しの時期
木内英仁 校長先生木内英仁(きうち・ひでと)
 校長先生

1967年東京都生まれ。早稲田大学法学部卒業。慶應義塾大学大学院法学研究科後期課程修了。江戸川学園法人本部事務局、江戸川大学教員を経て、2005年に江戸川女子中学高等学校校長、2006年に学校法人江戸川学園理事長に就任し、現在に至る。主な実績として、高等学校英語科の1年留学制度の導入、新講堂体育館(かたばみ会館)の建設。

「教養ある堅実な女性の育成」を建学の精神とし、一人ひとりの個性を尊重する教育を実践している同校。生徒たちは、各教科の授業やさまざまな行事、盛んな部活動を通して、次代を担う女性に求められる、リーダーシップや協調性を培っていきます。

 入学からの6年間で、徐々に主体性をもって行動できるように指導することで、生徒の自立を促していると、木内英仁校長先生は語ります。

「中学から高校にかけての時期は、それまで保護者や先生にゆだねていた判断を、自身でできるようになるまでの橋渡しの期間です。本校が教育の最終目標として掲げているのは、自立した人を育てること。自立した人、すなわち自分で考え、判断できる人になるには、相応の経験を積まなければなりません。生徒が自分で判断する機会を、少しずつ増やしていくことが大切です」

 自身で考え、判断する力を伸ばすうえで、かたばみ祭(文化祭)や体育祭、修学旅行や社会科見学といった学校行事は、絶好の機会となっているようです。

「かたばみ祭や体育祭の運営は、担当の委員を中心に、生徒が主体となって行っています。協力して自分たちの手で運営することで、生徒たちは互いの個性を尊重し合い、自分がすべきことを判断し、行動できるようになっていきます。もちろん生徒だけで解決できないことが起きた場合は、それまで見守っていた教師がサポート役として手を差し伸べます。そうした経験を経る過程で、教師が手助けする頻度も減っていき、生徒たちは自立に向けて着実に成長していくのです。

 また社会科見学や修学旅行は、現地集合、現地解散が原則となっています。中1の間は訪問先を近隣に設定するようにし、学年が進級するごとに行先を遠方にしていくことで、段階的に生徒が判断すべきことも増えていきます。中3の修学旅行では、班内で相談して自分たちが関心のある観光名所を訪れてから、所定の時刻までに全体の集合場所である現地のホテルに到着するように行動します」

困難を抱えていないか見守ることで気づける
思春期の子育て3原則
  1. 頭から否定せず、他の選択肢を示す
  2. 子どもが距離を置く前に信頼関係を築く
  3. 会話が減っても、表情から変化を察する

 生徒に自分で判断する機会を与え、経験を積ませることで自立心を育んでいる同校。木内校長先生に、自身で判断し、行動できるよう導くうえでのポイントをうかがいました。

「生徒が判断に困ったときに、こうしなさいと命じるのではなくて、生徒が選んだこととは異なる選択肢を示すことで、狭まっていた視野を広げ、考える手助けをすることが大切です。何を選んだかを自覚することで、自分らしさも確立されていきます」

 経験とともに子どもは自らの判断で行動できるようになっていきますが、一方で過信から過ちを犯してしまう可能性も生じます。自尊心が増すことで、保護者に相談する機会も減ってくることでしょう。自立できるよう距離を保ちつつも、子どもを大きなトラブルから守るために、どのようなことを心がけるべきなのでしょうか。

「何より大切なのは、しっかりと見守ることです。子どもが成長するとともに、保護者に話しにくいことも増えてきます。それでも悩みやトラブルを抱えていないか把握するために、子どもの様子をじっくりと観察してください。思い悩んでいれば、表情にも出るはずです。いつも気にかけて見ていれば、普段と様子が違うときに気付ける可能性が高まります。そして異変を察したら、そのタイミングを逃さず声をかけてください。会話の頻度が下がっていたとしても、本当に困っているときに助け舟を出されれば、きちんと自分のことを見てくれていると、あらためて信頼感を抱くはずです。そしてお願いしたいのが、子どもが親を頼りにしている年齢のうちに、しっかりとした信頼関係を築いていただくこと。そうすれば親子の会話が減ってきても、肝心なときには頼ってくれるはずです」

 常日頃から、子どものことをしっかりと見守るように伝える一方で、学校側としても生徒の異変に気づけるよう、配慮していることを挙げてくれました。

「可能な限り多くの目で生徒を見守るようにしています。担任、学年主任、部活の顧問など、立場やキャリアによって、教師も気づけることが異なりますから」

海外での語学研修から帰国すると、生徒たちは目に見えて発信力が増します。思春期の子どもは、環境に応じて飛躍的に成長します。海外での語学研修から帰国すると、生徒たちは目に見えて発信力が増します。思春期の子どもは、環境に応じて飛躍的に成長します。
体育祭などの行事を生徒たちが主体的に運営することで、協調性とともに、状況に応じた判断力が養われます。体育祭などの行事を生徒たちが主体的に運営することで、協調性とともに、状況に応じた判断力が養われます。
表現力を培うからこそ自分から発信できる
筝曲の演奏会の様子。会場は2014年に新設された複合型ホール『かたばみ会館』。筝曲の演奏会の様子。会場は2014年に新設された複合型ホール『かたばみ会館』。

 自立のために不可欠な、自ら発信するための表現力を磨く教育を実施しています。中学生の間に日本文化を学ぶ『特別教育活動』もその一環で、中1で茶道、中2で箏曲、中3で華道をそれぞれ習います。詩の暗唱会、読書感想文の発表会や、英語でプレゼンテーションするイングリッシュフェスティバル、弦楽発表会やディベート発表会など、生徒たちには数多くの表現の場が与えられています。

(この記事は『私立中高進学通信2017年8月号』に掲載しました。)

江戸川女子中学校  

〒133-8552 東京都江戸川区東小岩5-22-1
TEL:03-3659-1241

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