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私立中高進学通信

2017年8月号

アクティブラーニングで伸ばす新しい学力

城北中学校

ICT化を加速させ思考力・表現力・判断力を向上

アクティブラーニング専用教室が完成!
機器のセッティングで授業時間を無駄にしないように十分なWi-Fi 環境を整え、すぐに大型モニターとiPad ProがつながるICTユニットも導入。さらにすべての特別教室にモニターやプロジェクターを整備し、放送設備もリニューアルする計画です。

機器のセッティングで授業時間を無駄にしないように十分なWi-Fi 環境を整え、
すぐに大型モニターとiPad ProがつながるICTユニットも導入。
さらにすべての特別教室にモニターやプロジェクターを整備し、放送設備もリニューアルする計画です。

生徒に最適な形でICT環境整備を進める

『着実・勤勉・自主』を校訓とし、設立から75年を超える長い歴史と伝統を大切にしている同校。一方で時代の変化に合わせ、未来の社会で活躍できる人材を育てようと、柔軟な発想で変革を常に行っています。近年はICTに関する環境整備を重視。民間のコンサルタントからも助言を受けながら、生徒たちに最適な形でICT機器導入を進めてきました。

 例えば2016年は、生徒用のiPad Proと手書きができるApple Pencil、専用キーボードを160セット導入し、2017年はさらに200台を追加。生徒たちは操作方法をすぐに覚え、スムーズに使いこなしているそうです。また、すべての普通教室には大型モニターが配置され、教材や発表資料を映し出すのに活用しているほか、授業支援アプリ「ロイロノート」を使って先生と生徒、また生徒同士の双方向の活発なやりとりを可能にしています。

 2017年4月にはアクティブラーニングの専用教室『i Room』が完成。この教室は、新しい大学入試で問われるとされる思考力・表現力・判断力を養う場として、小俣力校長の発案で作られました。

双方向の授業で主体性が伸びる学び合い・教え合いが日常風景に

 ICTの導入はアクティブラーニング型授業を展開するうえで、大きな意味を持っています。同校のICT活用を主導する視聴覚指導部長の井上昭雄先生は、物理と情報の授業を担当。授業ではワークシートと参考資料をベースに、グループで課題を解決する協働作業を多く実施しています。

 生徒が教室内を立ち歩くのは自由。活発な意見交換が行われるなか、井上先生は各グループを見回って、必要に応じてサポートをする役割です。通常の授業に比べて、どの生徒も主体的に関わろうとする姿勢が見られるそうです。

 この姿勢が生徒たちの学び合いを促進しています。井上先生は生徒たちに個人で問題を解くときでも、解き終わったら他の生徒を教えるように促しています。人に教えることが、最も学習効果の高い理解方法だと言われているからです。

「休み時間に生徒同士で授業をしたり、勉強を教え合う姿を見かけることが多くなりました。プレゼンテーションも、期待以上にこなす生徒が多く、頼もしく感じています。このような日常が大学入試の結果に結び付くように、これからもアクティブラーニングを重視した指導を続けていきたいと考えています」

 協働作業やプレゼンテーションをする機会が増えたことで、生徒たちの情報を整理する力、自分の意見を論理的に述べる力はみるみる伸びているそうです。ICTを活用した同校のアクティブラーニングは生徒のチャレンジを後押しし、これからますます加速していくことでしょう。

Active Learning 001
新しい学びの場!アクティブラーニング専用教室『i Room』(4月にオープン)
グループごとにホワイトボードを設置。「話し合いが進めやすい!」と生徒からも大好評。議論を効果的に深めています。グループごとにホワイトボードを設置。「話し合いが進めやすい!」と生徒からも大好評。議論を効果的に深めています。

 アクティブラーニング専用教室『i Room』は、idea(アイデア)、ict(情報通信技術)、interactive(双方向性)、 inquire(探究)、interest(興味・関心)などの思いを込めて設置されました。

 教室内の4方向すべてに大型モニターやプロジェクターで画面が投影できるつくりで、4カ所同時に別々のプレゼンテーションをすることも可能です。グループごとのディスカッションなどに、活発に活用されています。

 勾玉の形をしたユニークなテーブルは人数に応じて、簡単にレイアウトの変更が可能。椅子にも前傾姿勢で話し合いなどをするときと、後ろにもたれて発表を聞くときでリクライニングが自動で切り替わる工夫がなされています。小型ホワイトボードも複数あり、移動式なので各グループの話し合いや協働作業に役立ちます。

 英語の授業でも『i Room』は活用されていますが、柔軟な授業展開が可能となり、よりコミュニケーションが活発になったとのこと。これからもさまざまな授業での展開が期待されています。

Active Learning 002
中2のオリジナル授業『情報教育』が始動

 2017年から中2では、同校オリジナルの『情報教育』の授業を週に1時間設けています。授業ではICTリテラシーやキーボードタイピング、アプリ使用などのスキルを身につけます。

『情報教育』の授業では、調べ学習やディスカッションにも力を入れています。情報が簡単に得られる時代だからこそ、情報を見分ける力を養うことが大切になるからです。例えばある日の授業では、テレビや新聞で報道されている情報を見比べ、事実とは違う内容や都合のよい解釈がなされていないかを検証。井上先生によると、ノーヒントで疑問点や課題を見つけ出し、生徒自身で主体的に考えることができていたそうです。

iPad Proの画面に手書きで違和感なく書き込みができます。iPad Proの画面に手書きで違和感なく書き込みができます。
iPad Proを使って、自分で作成した資料を見せながらグループプレゼンテーション。iPad Proを使って、自分で作成した資料を見せながらグループプレゼンテーション。
Active Learning 003
自分たちで決めたルート東京フィールドワーク

 中3の『東京フィールドワーク』も、2017年から始まった新しい試みです。初回の事前学習は『i Room』で、生徒それぞれが自分自身についてのマインドマップを作り、自己紹介することからスタート。班の仲間について理解を深めてから、班ごとにテーマに沿った見学地やルートを検討しました。

 2017年のテーマは「神社・寺院ゾーン」や「下町ゾーン」、「幕末ゾーン」、「文明開化の足跡ゾーン」、「政治・経済ゾーン」など多種多様。「国際都市TOKYO」をテーマに、外国人観光客へのインタビューに挑戦するものもありました。

 フィールドワーク当日、それぞれのルートを制覇し、大量の資料を集めてきた生徒たち。情報を整理し、プレゼンテーションの準備を進めました。クラスの中で最も良い発表をしたグループは学年全体のプレゼン大会に臨みます。

グループで調べながら、フィールドワークのルートを決めていきます。グループで調べながら、フィールドワークのルートを決めていきます。
グループごとに外へ飛び出します! フィールドワーク後は、街で得た情報を基に、テーマに沿ってプレゼンテーションを行います。グループごとに外へ飛び出します! フィールドワーク後は、街で得た情報を基に、テーマに沿ってプレゼンテーションを行います。

(この記事は『私立中高進学通信2017年8月号』に掲載しました。)

城北中学校  

〒174-8711 東京都板橋区東新町2-28-1
TEL:03-3956-3157

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