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私立中高進学通信

2017年8月号

グローバル時代の学び方

麗澤中学校

グローバルな視点を育むユネスコスクールの取り組み

最先端の科学イベントやチャリティ活動を実施
麗澤大学の多目的ラウンジで開催された『れいたくサイエンスカフェ』。生徒たちは研究者から聞く宇宙研究の現状や展望に熱心に耳を傾け、活発な質疑応答が繰り広げられました。

麗澤大学の多目的ラウンジで開催された『れいたくサイエンスカフェ』。
生徒たちは研究者から聞く宇宙研究の現状や展望に熱心に耳を傾け、活発な質疑応答が繰り広げられました。

グローバル時代だからこそ日本人としての素養を

「日本の歴史や文化といった日本人としての素養を身につけることが、国際人としての土台になると考えます」
(中学英語統括/重松雅治先生)

 同校の国際理解教育の特色の一つに、日本のルーツを学ぶことがあります。中2から始まる歴史の授業は日本の起源を記した『古事記』から学び、高校の九州研修では、宮崎県の高千穂峡など日本誕生のルーツを訪れています。

 また、生徒が自分の将来を考えるための同校独自の進路プログラム『自分ゆめプロジェクト』でも、足元から学びを積み上げていきます。中1ではフィールドワークを通して自然について学び、中2では関西研修で京都、奈良、伊勢を訪れて日本文化を研究しました。中3ではイギリス研修を通して異文化理解を深め、幅広い体験から自分の追い求めたい“夢”を掘り起こしていくのです。

 そして、こうして築いた学びの土台の上に国際理解教育を展開するため、同校はユネスコスクールに加盟しています。

さまざまな刺激を受け芯となる目標につなげる

「本校はさまざまな環境教育や国際理解教育のカリキュラムに取り組んできました。生徒たちには活発な課外活動からより大きな刺激を受けてほしいと考え、2012年にユネスコスクールに登録、認定されました。ユネスコスクールの加盟校としてさらに多様な分野での取り組みを行っています」(重松先生)

 有志ボランティアが食料や衣料の回収を行い、企業やNGOに寄付するチャリティ活動も、その取り組みの一つです。自ら動いて社会に貢献する体験は、生徒たちがさまざまな社会問題に目を向けるきっかけになっています。

 講演会も多数企画しています。2016年度は上智大学の曄道佳明教授の講演会『国際協力のマインドを学ぶ』や、国立天文台広報普及員の羽村太雅氏によるトークイベント『アストロトーク』も行いました。

「『アストロトーク』は理系分野に興味を持つ生徒を中心に、熱心に話に聞き入る姿が印象的でした。宇宙や天文学の世界に、興味を惹かれたようです。グローバル時代を生き抜くには、幅広い分野から学び、吸収する体験が大切なのです」

 2017年度は早稲田大学や東京大学で研究を続ける研究者を招いて、専門分野について話を聞くイベント『サイエンスカフェ』を実施していきます。

「英語を身につけるだけでは、グローバルな社会で活躍するのは難しい。その先をめざすには、芯になる目標が必要です。『サイエンスカフェ』やチャリティ活動などを通して、世界の諸問題を解決したい、この分野の研究をしたいという思いを持つこと。それが英語の学習のモチベーションにもなりますし、国際社会で働くうえでも強みとなります」

※ユネスコスクール:ユネスコ憲章に示されたユネスコの理想を実現するため、平和や国際的な連携を実践する学校。
世界180国以上で展開されています。

Action Report File001
国際的にも注目を集める分野の最先端に触れる
現役の研究者から話を聞く『れいたくサイエンスカフェ』

 2017年5月に行われた第1回目の『れいたくサイエンスカフェ』は、早稲田大学で研究を重ねる飯澤知弥氏と鷲見貴生氏を招き、麗澤大学の多目的ラウンジである、はなみずきホールで行われました。『サイエンスカフェ』の名のとおり、飲み物やお菓子が用意された会場に参加申込をした中高生や保護者が集い、気軽な雰囲気で始まりました。

 テーマは最先端の宇宙研究。両氏が研究を進めている素粒子物理学実験やダークマターについて2時間の講演が行われました。素粒子の分野はノーベル賞を受賞した日本人も多く、飯澤氏もフランスにある欧州原子核研究機構(CERN)に長期滞在して研究した経験を持ちます。一方、鷲見氏は宇宙の歴史や組成といったことから、研究室に泊まり込んでの実験など研究者としての喜びと苦労も披露。生徒からは、研究の内容についての疑問点から研究者としての生活まで、さまざまな質問が出ました。最新の宇宙研究の話に、大いに刺激を受けたようです。

最先端の宇宙研究について国際的な科学者が語ります最先端の宇宙研究について国際的な科学者が語ります
難しい内容にも前のめりで聞き入る生徒たち難しい内容にも前のめりで聞き入る生徒たち

Action Report File002
支援活動から世界を知る
食料品・衣料品回収のチャリティ活動

 同校では、英語科の先生方の指導のもと、生徒の中から募った有志ボランティアが中心となってチャリティ活動を行っています。同校にとって、グローバルな教育とは、英語が話せるようになることだけでなく、世界の文化や社会問題に目を向け、積極的に行動する力を育むことだと認識しているからです。

 ボランティアメンバーは、家庭で使われていない食料品と衣料品を回収し、みんなで協力し合いながら整理して箱詰めをして、企業やNGO団体に持ち込みました。集められた食料品165点43kgはセカンドハーベスト・ジャパンを通して国内に、衣料品106点はユニクロを通して世界中の難民の方へ寄付されたそうです。

 このようなチャリティ活動は、企業や団体と連携することで、社会の仕組みや世界的な課題について学ぶ機会となっています。

集まった食料品、衣料品はボランティアメンバーが箱詰め集まった食料品、衣料品はボランティアメンバーが箱詰め
みんなで企業や団体へ持ち込みましたみんなで企業や団体へ持ち込みました
先生から一言
難解な内容に触れる大切さ

「最先端科学を主題とする『サイエンスカフェ』は、高校生にとっても難しい内容で、ましてや中学生が理解するのはさらに困難でしょう。しかし、わからないものに触れることが大事なのです。難しい内容でも、ところどころわかるとそれだけでうれしい気持ちになるもので、わかるようになりたい、もっと知りたいという思いは、学びの根本を刺激します。とても大事な経験だと考えています」 (中学英語統括/重松雅治先生)

(この記事は『私立中高進学通信2017年8月号』に掲載しました。)

麗澤中学校  

〒277-8686 千葉県柏市光ヶ丘2-1-1
TEL:04-7173-3700

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