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私立中高進学通信

2017年7月号

目標にLock On!! 私の成長Story

富士見中学校

知性と個性を伸ばす豊かな学びの場で未来を切り拓く確かな土台を築く

東京大学 文科3類 1年 根岸姫梨さん

大野佳穂さん(正面左)と根岸姫梨さん。

東京大学 文科3類 1年
OG 根岸姫梨きりさん

東京大学 文科3類 1年
OG 大野佳穂かほさん

勉強も学校行事も全力投球
自分らしさを伸ばした6年間

 建学の精神に「純真・勤勉・着実」を謳い、現代社会で求められる豊かな人間形成と知的・個性的な女性の育成を目標とする同校で、切磋琢磨しながら共に学び、東京大学に合格した根岸姫梨さんと大野佳穂さん。2人に共通するのは、学校生活をとことん楽しみながら、勉強にも粘り強く取り組んだことです。先生と生徒の距離が近いアットホームな環境で、それぞれの個性を伸ばせたと笑い合います。

「中高6年間、所属した陸上部は厳しい上下関係もなく、和気あいあいとした雰囲気の中で活動できました。学校生活は女子校ならではの気兼ねなさがあり、授業もいつも熱気と笑いに包まれていました」(根岸さん)

「私は吹奏楽部でした。高3の引退演奏会で生徒が主体となってプログラムを構成したんですが、ゲストとして招いたプロの演奏家を前にして、緊張と刺激の中で演奏したのが印象深いです。頼る男性のいない女子校だからこそ、『私たちがやるんだ』という気持ちが強くなるのかもしれません。自分から進んで行動するようになりました」
(大野さん)

 学校行事が多い同校。年間を通して競技大会や合唱祭、文化祭などが続きますが、なかでも同校の伝統になっている体育祭のマスゲームは、2人にとって大切な思い出だそうです。

「中1はボール、中3はバチ、高1はフラッグを使い、最後の高3には扇とゴース(布)で20分ほどの長い創作ダンスを踊ります。みんなと一緒に協力し合い、完成させた舞は本当に感動しました。富士見は勉強も行事もしっかりやる学校だったので、伸び伸びと過ごすことができました」(大野さん)

先生のアドバイスを素直に実践し成績をアップ
先生や級友に支えられ、楽しい学校生活を過ごしたと語り合う2人。先生や級友に支えられ、楽しい学校生活を過ごしたと語り合う2人。

 2人とも高校生になるまで、東大への進学は考えていなかったと言います。先生から東大受験を勧められ、少しずつ意識するようになり、苦手な分野も積極的に克服しようと努めました。受験勉強は、授業中に教科書を理解し、予習と復習を大事にしながら一日一日と勉強を積み重ねたそうです。

「受験科目で一番苦手だったのは数学です。疑問点を残さないように授業中でも質問するようにしていました。高校では少人数の志望校の出題形式にそった授業で、東大出身の先生が、難しい問題も時間をかけてていねいに説明してくれたので助かりました。大学入試で、授業で習った例題と似た問題が出たんです。受験に直結した授業だったんだと改めて感じました」(大野さん)

「英語の授業は、洋楽を歌ったり、洋書をたくさん読む多読活動があったりと、学んだことが記憶に残りやすかったです。受験勉強中は毎日一つ長文を読もうと決め、早くから長文対策を始めました。やる気が出ない日は、興味のある英文記事を読むなど工夫して、挫折しないよう努力しました」(根岸さん)

 根岸さんが習慣化して実力を伸ばしたように、大野さんもコツコツ学習して英語力をつけたと話します。

「英語の先生の『英語は1日勉強しないと、3日分力が落ちる』という言葉に危機感を持ちました。先生が編集したオリジナルの文法書を使って、長文とヒアリングは毎日少しの時間でも勉強していました」

 難なく受験を乗り越えたように思える2人ですが、難関大をめざすプレッシャーはなかったのでしょうか。

「受験期には10時間以上勉強していましたから、心が折れそうになることもありました。先生が親身になって話を聞いてくれたので、乗り越えることができたと思っています。最後は大学に受かった自分を想像して、モチベーションを高めていました」(根岸さん)

「私はやりたいことが決まっていたので、ぶれることはなかったですね。勉強に熱心なクラスだったので、自ずと集中する環境が整っていたのかもしれません。私だけではなく、クラスメートの多くが朝早く学校に来て、静かに自習していました。受験勉強中は学校の図書館や自習室をよく利用し、学習空間を共有することで、とても刺激になりました」(大野さん)

自分の可能性にチャレンジ専門分野を磨きたい

 社会貢献のできる自立した女性の育成に力を入れている同校では、進路選択が成績に応じただけの大学進学にならないように、「職業調べ」や「職場訪問」「進路シンポジウム」などを取り入れ、自己実現をめざし、自分の世界を広げるきっかけとなるように促しています。根岸さんも、校内で行われたOG講演が大学で学ぶ姿をイメージするのに役立ったと話します。

「東大は3年になる時に学部を決められるのが魅力的です。まだ将来の志望がはっきりしていない自分にとって、大学はスタート地点。みんなが同じ教科書を使って学ぶ中高と違って、大学では学びたい分野を自分で選択して、専門的に学ぶことができます。興味のあることを突き詰めて学べると思うと、今からとても楽しみです」

 明確な目標を持つ大野さんも、新しい挑戦に思いを膨らませていました。

「将来は、社会保障制度の改革に携わりたいです。小学生の時に祖母が認知症になり、介護問題が身近になりました。職業調べで『自分にしかできないことは、どんなことだろう』と考えた時、介護で大変だった経験が将来の職業に活かせるのではないかと思ったんです。東大にはいろいろな視点や見解を持つ学生が集まっています。多くの意見に触れながら、自分の役割を見つけ、社会保障制度の問題を解決したいと考えています」

恩師からの応援メッセージ
東大合格は努力の賜物がんばれる力を持つ2人

 国語科の安村史子先生は、根岸さんの高2・3、大野さんの中1と高校3年間の担任として接しました。

「根岸さんも大野さんももともと優秀なだけでなく、とても努力家です。授業で教わったことを素直に取り入れ、熱心に勉強していました。本校には、控えめながらも個性豊かな生徒がそろっています。中学の頃から、『高いレベルの大学にチャレンジするポジションにいるんだ』と、生徒の意識を高めるように努めてきました。その頃は2人とも、『東大をめざすなんて』という反応でしたが、最後には積極的にチャレンジしてくれました。今日、2人の話を聞いていて、大きく成長したんだなと感じました。自分の力でハードルを越えた2人なら、これからも目標に向かってまっすぐにがんばってくれると信じています」

(この記事は『私立中高進学通信2017年7月号』に掲載しました。)

富士見中学校  

〒176-0023 東京都練馬区中村北4-8-26
TEL:03-3999-2136

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