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私立中高進学通信

2017年7月号

目標にLock On!! 私の成長Story

東京都市大学等々力中学校

自分の言葉で自分の考えを伝える喜びを知り
一歩前に出る力を身につけた6年間

慶應義塾大学 文学部 1年 木越 拡さん

慶應義塾大学 文学部 1年
OB 木越きごし ひろむさん

日本語の思考法や論理学を大学で学びたい
東京都市大学等々力の第二期生として入学した木越さん。初めて来校した時、校舎の美しさと、少人数制の授業に魅了されて受験を決めたそうです。東京都市大学等々力の第二期生として入学した木越さん。初めて来校した時、校舎の美しさと、少人数制の授業に魅了されて受験を決めたそうです。

 木越さんが文学部への進学をめざすようになったのは、高1の時に参加した一つのイベントがきっかけでした。広い会場内にさまざまな大学のブースが設けられ、大学教授による多種多様な講義を体験できるイベントです。

「そこで広告のコピーを学ぶ講義を受けました。そのなかで実際に使われているコピーを読み、どんな商品の広告かを当てる問題がクイズ形式で出題されたんです。言葉だけで商品が想像できるコピーがたくさんあって感銘を受けました。言葉が持つ可能性の大きさを感じ、日本語に興味を持ち始め、文学部に行きたいと思ったんです。
 慶應は2年次に各専攻に分かれるので、国文学科に進み、日本語の思考法や論理学を学びたいと考えています」

 そんな木越さんが大学に入学してから入ったサークルは弁論部。中高での行事を通して、自分の考えを自分の言葉で発表する楽しさや喜びを知ったからと語ります。

 中3の時に訪れた九州の『平和と命の旅(修学旅行)』が契機になったそうで、水俣病についてのフィールドワークの成果をグループでプレゼンテーションし、木越さんの班は学年で1位になったそうです。

「プレゼンは自分の意見を堂々と述べることができる絶好のチャンスだと気付いたんです。
 高2の時に『ラグビー校語学研修』でイギリスに行った際には、ラグビー校の生徒を前にして英語でプレゼンしました。発表したのは『ごぱん』というお米でパンを作る家電についてです。『ごはん』と『パン』を組み合わせたネーミングの面白さを伝えたかったのですが、この言葉遊びをイギリス人に論理的に説明しても伝わりにくいと思いました。そこで僕は日本語で『ライス』は『ごはん』、『ブレッド』は『パン』だと述べたうえで、『ごはん、パン、ごはん、パン、ごはん、パン……』と連呼しました。何度もくり返すと、相手には『ごぱん』といっているように聞こえるんです」

 言葉の壁を越えた表現力もプレゼンで試せることに気付いた木越さん。目標は、国語の教員か、日本語を専門的に扱う仕事に就くことだそうです。

弓道によって精神面が鍛えられる
「母校の先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。特に担任の先生は、第一志望の大学が決まるまでたくさんの大学の情報や過去問を集めてくれました。担当教科が国語だったので、小論文の添削も懇切ていねいに指導してもらったお陰で力がつきました」「母校の先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。特に担任の先生は、第一志望の大学が決まるまでたくさんの大学の情報や過去問を集めてくれました。担当教科が国語だったので、小論文の添削も懇切ていねいに指導してもらったお陰で力がつきました」

 パブリックスクールをモデルにして創立された同校の教育理念は、『ノブレス・オブリージュとグローバルリーダーの育成』です。

 パブリックスクールは、同校と提携を結ぶラグビー校などのイギリスの名門校のことで、そして、『ノブレス・オブリージュ』は『高潔の士』を意味します。そんな同校がスポーツマンシップを大切にするのも自然なことで、フェアプレイの精神とルールに基づいて競い合える強い心の育成をめざしています。

 文武両道に力を注ぐ同校に入学した木越さんは、弓道部に入部しました。以前から弓道に興味があり、礼儀作法も学べると思ったそうです。高2から高3までは部長も務め、高2の夏には関東大会への出場も果たしています。

「部員全員で納得がいくまで話し合い、弓道部のあり方や運営方法を決めていました。ときには意見が対立することもありましたが、こうしたプロセスのなかで、部員たちの絆が強まっていったと感じています。また、弓道によって精神面が鍛えられました。緊張しがちな性格でしたが、弓道の大会に毎回出場していたおかげで、大学入試本番には落ち着いて臨めました。何事にも動じない心を養えたと思っています」

北海道大学文学部にも合格を果たす

 国立大学が第一志望だった木越さんは、二次試験対策として小論文の勉強に励んでいました。その力試しの意図もあって、入試に小論文のある慶應義塾大学文学部にチャレンジ。見事に合格という的を射抜きました。

 ところで第一志望の国立大学はどうなったかというと、木越さんは北海道大学の文学部にも合格しています。当初、木越さんの成績に見合う国立大学の文学部がなく、第一志望は横浜国立大学の人間文化課程。しかし、センター試験で予想以上の実力を発揮でき、レベルを上げて北海道大学に挑んだといいます。そして、最終的に、自宅から通える慶應義塾大学への進学を決めました。

「小さい頃から引っ込み思案でしたが、中高を通じて、一歩踏み出す力を身につけ、その方法論も学べました。大学生になって感じたのは、高校と違って大学は、はるかに自由であることです。自由だけに自分から動かないと何も始まりません。だからこそ、母校で身につけた一歩前に踏み出す力で、積極的にさまざまな分野にチャレンジしていきたいと思っています」

後輩への応援メッセージ
決めたこと、正しいと思ったことは貫徹したい

 木越さんの座右の銘は「己に妥協なし」。「自分で決めたこと、正しいと思ったことは貫徹する」という姿勢を大切にしてきたそうです。

「東京都市大学等々力では、朝の集会で校歌を歌います。高3の時、学校への感謝の気持ちを出すため、1年間、大きな声で歌おうと決めました。また、授業中は絶対に居眠りせず、全力で先生の話を聞こうと決めたんです。どちらも実行できました」

 しかし、自分が正しいと思っても、それを通すことが必ずしも良いことではないことも痛感したと語ります。

「弓道部の部長になって、相手の立場を考えて話したり行動したりしないと、うまくいかないことを知りました。部員だった時は『どうして部長はこうしないんだろう?』と、もどかしく思うこともありましたが、部長には部長の立場としての考えがあったんです。そのことに部長になって初めて気付きました。
 後輩の皆さんには、自分の意見を伝えることだけでなく、相手の言葉に耳を傾け、受け入れることの大切さも知ってもらえたらと思います」

(この記事は『私立中高進学通信2017年7月号』に掲載しました。)

東京都市大学等々力中学校  

〒158-0082 東京都世田谷区等々力8-10-1
TEL:03-5962-0104

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