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私立中高進学通信

2017年7月号

中学入試のポイント

日本大学豊山女子中学校

調べてまとめて発表する思考力型入試

2016年度から、自分で疑問を発見し、考え、意見を発信する力を問う思考力型入試を導入しました。その狙いと求める生徒像について話をうかがいました。
2016年12月に行われた思考力型入試プレテストの様子。参加した児童たちは、図書室の個人ブースに着席し、みな集中して調べ学習に取り組み、発表のための資料作りを行っていたそうです。

2016年12月に行われた思考力型入試プレテストの様子。
参加した児童たちは、図書室の個人ブースに着席し、みな集中して調べ学習に取り組み、
発表のための資料作りを行っていたそうです。

 授業や校外学習などを通じ、調べ学習、まとめ、プレゼンテーションの機会を数多く設けている同校。2016年度から、従来の2教科型・4教科型入試に加え、受験生の「疑問を持つ」「調べる」「まとめる」「発表する」力を見る思考力型入試を導入しました。

「日頃の授業でグループ学習を行ったり、夏休みの課題で『歴史新聞』を制作することで思考力・判断力・表現力を伸ばしています。高校の理数科では、2年間かけて専門的な課題研究にも取り組んでいます。こうした教育方針に合わせて、新たに本校の中学入試に思考力型入試を取り入れました。2020年度の大学入試改革を見据え、ただ何かを覚えるだけではなく、知識をもとに自分で考え、発信する力を伸ばしたいという思いも抱いています」
(広報部主任・入試委員/我妻等先生)

 思考力型入試では、複数のテーマから興味のあるものをひとつ選び、インターネットや図書館の本を利用して調べ、画用紙1枚に考えをまとめてから、自分の意見を発表します。2016年12月には入試に先駆けてプレテストを実施し、多くの児童が思い思いの発表を行いました。

「『コピー機を使いたい』など、教員とコミュニケーションを取れるかどうかも見ています。手が止まってしまった児童がいたら、教員から声をかけようと打ち合わせていましたが、みなさん戸惑うことなく試験に臨んでいました」(我妻先生)

「プレテストに参加した児童を見ていると、情報へのアプローチの仕方が多様であることに驚かされました。インターネットを使う児童、本で調べる児童、はじめに自分の知識を整理する児童など、ゴールに向かうルートがそれぞれ違っていました。もちろん、どのルートをたどってもらってもかまいません」(広報部/杉田竜之介先生)

 実際の入試では、14のテーマを用意したそうです。

「例えば献立を考えるテーマ①は、家庭科の分野でありつつ、健康、家族など保健体育科にも関わる問題です。教科の枠を越え、さまざまな切り口で回答できるテーマを出題しました」(我妻先生)

 思考力型入試は一般的な入試と違い、正解のない問題に答えます。どのような基準で、評価しているのでしょうか。

「2教科・4教科型入試のように、点数はつけていません。2016年度入試では受験生1名に対し、教員2名が発表を聞き、ABCの3段階で評価を下しました。重視したのは、自分の考えを自分の言葉で伝えられるかどうかです。
 とはいっても、いきなり『では発表してください』では、高校生でさえ戸惑うことでしょう。そこで事前に『発表カード』を配布し、なぜそのテーマを選んだか、どんな資料を使って調べたかなどを記入してもらいました。教員がカードに即した質問をするので、プレゼンテーションに不慣れな受験生もスムーズに発表できました」(我妻先生)

 思考力型入試を含め、複数回出願する受験生に関しては合否判定の際にも考慮するとのこと。特別な入試対策は必要ないため、受験を意識していなかった児童もチャレンジすることができます。

「小6になって受験を検討しはじめた方、習い事を優先している方にも挑戦していただきたいです。2017年度からは、独自の英語教育、大学体験や企業見学などのキャリア教育もさらに強化しているので、ぜひ本校で可能性を伸ばしてください。将来像を具体的に描ける環境を用意して、お待ちしています」(我妻先生)

(この記事は『私立中高進学通信2017年7月号』に掲載しました。)

日本大学豊山女子中学校  

〒174-0064 東京都板橋区中台3-15-1
TEL:03-3934-2341

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