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私立中高進学通信

2017年7月号

学院長が語る思春期の伸ばし方

玉川聖学院中等部

自分と出会い、人と出会う
柔らかい心で、自分の使命を見つける

多くの生徒が楽しみにしている、韓国にある姉妹校への修学旅行も、他者理解を深めるために役立っています。現地の高校生とコミュニケーションを取り相互理解を深めます。

多くの生徒が楽しみにしている、韓国にある姉妹校への修学旅行も、他者理解を深めるために役立っています。
現地の高校生とコミュニケーションを取り相互理解を深めます。

安心して悩むことができる環境で、心を育てる
安藤理恵子(あんどう・りえこ)玉川聖学院中等部・高等部学院長。宮城県仙台市生まれ。宮城県第一女子高等学校卒業。東京大学文学部倫理学科卒業。キリスト者学生会で主事、総主事として20年間勤務の後、スコットランドのInternational Christian Collegeにてアバディン大学神学修士修了。2013年より現職。日本神の教会連盟練馬神の教会牧師でもある。安藤理恵子(あんどう・りえこ)
学院長

玉川聖学院中等部・高等部学院長。宮城県仙台市生まれ。宮城県第一女子高等学校卒業。東京大学文学部倫理学科卒業。キリスト者学生会で主事、総主事として20年間勤務の後、スコットランドのInternational Christian Collegeにてアバディン大学神学修士修了。2013年より現職。日本神の教会連盟練馬神の教会牧師でもある。

 思春期は子どもたちが悩み、自分の存在価値やこれからの自分を考える大切な節目です。安藤理恵子学院長は「思春期は悩むのが仕事。安心して悩むことができる環境が大切です」と話します。

「“安心して悩むことができる環境”とは、自分に向き合う機会が与えられること、すぐに答えが出ない問いに対しても考える時間を持てること、そして自分の葛藤を誰かと共有できるということではないでしょうか。高等部1、2年次の本校独自の授業「総合科人間学」では、「自分は何者か」「人生とは何か」という根本的な問いに向き合います。読書レポートやグループワークを通して学んだことの発表を繰り返すことによって、自分の考えを整理し、問題意識を深めていくことができます。他者をかがみとして、自分を見つけていくプロセスだと言えるでしょう。一方で、校舎内に生徒のいろいろな居場所があることも本校の特徴です。豊かな情報提供が視覚的にもなされている情報センターは、グループワークが活発に行われる場所です。保健室とカウンセリング室は、疲れた時に自分を取り戻すための休憩室、広い廊下の脇のベンチは団らんの場として思春期の心が育てられる場所になっています。

かけがえのない自分の発見は成長するための力
心が通い合う体験ができる高齢者施設訪問。人生の大先輩から生きる力を学びます。心が通い合う体験ができる高齢者施設訪問。人生の大先輩から生きる力を学びます。

 自分がかけがえのない存在であることを理解するのは大人でも難しいものですが、同校はそれを学校全体の教育の基本として据えています。

「キリスト教のミッションスクールである本校は聖書に立脚した教育方針を持っています。人間は神に造られたものとして、一人一人が特別な存在です。誰かと自分を比べる必要はなく、それぞれに神から与えられた力と可能性が豊かにあるのです。その安心感を毎朝の礼拝を通して心にしっかり受け止めることが本校の教育の土台です。
 また、すばらしい存在なのは自分だけではなく、他者も同様なのだということを発見することも大切です。本校には様々な文化の人たちと直接出会う授業や体験が数多くあります。高齢の方、障がいを持つ方と心を通わせる施設訪問やボランティアの体験は、生徒たちの人との関わり方を変えていきます。自然体で人に寄り添うことを、思春期に学ぶことでいろいろな人との共生を楽しむことができる女性となっていきます。また、英語圏に限らないアジアやアフリカの人々との交流によっても、「違っていてもすばらしい」ではなく「違っているからすばらしい」という豊かさに気づいていくことができます。異なるものに出会ったときに、それを排除するのではなく、つなげることを学ぶのです。
 このことは、彼らが将来活躍できる世界を広げることにもなります。自分の持っているもので、人のため、世界のためにどのように役立てるのかを模索することは、自分の使命を見出すことにつながっていくと思います。使命とは、命の使い方。かけがえのない一人一人だからこそ、自分が納得できる使命を発見してほしいですね。」

大人の育自が子どもを育てる
「思春期の育て方」3原則
  1. 家庭を子どもたちが安心できる場所にする
  2. 子どもの成長を見守る
  3. 学校と家庭が手を取り合って育てる

 また、同校では生徒に評判の「人間学」を保護者向けの「人間学講座」として年間10回開講していて、好評を得ています。

「子育ての最中に人生に起きてくる様々な問題に向き合うためには、私たち大人も立ち止まって自分の今を考える時間が必要です。育児は育自と言われるように、子どもたちによって私たちも育ててもらっている最中なのです。思春期の子どもたちに必要なのは、何よりも家庭が安心できる場所であること。共に学んでいく心を持つことで、子どもたちを大らかに受け止めて見守ることが少しずつできるようになっていきます。
 本校では、保護者の皆さんと教職員は同じ教育方針に共感して子どもたちのために協力し合うチームだと思っています。愛されていることを知っている子どもは、くじけない大人になっていきます。家庭と学校がよい信頼関係を持って子どもたちを愛し、見守ることが、一人一人の持ち味が最もよいかたちで成長し、自立していく道だと思っています。」

自分の関心を広げられる居場所を作る
和書がおよそ4万4000冊用意されている情報センターは、授業などにも使用されます。和書がおよそ4万4000冊用意されている情報センターは、授業などにも使用されます。

 同校には「情報センター」というにぎやかにできる図書館が学校の中心に設けられ、本好きの生徒たちによい居場所を提供しています。司書が2人常駐しており、生徒の調べもののサポートをしたり、授業の課題の相談を受けたりしています。静かに勉強したい生徒のためには個人ブース型の自習室もあり、それぞれが自分に合った学びの居場所を見つけられるようになっています。

(この記事は『私立中高進学通信2017年7月号』に掲載しました。)

玉川聖学院中等部  

〒158-0083 東京都世田谷区奥沢7-11-22
TEL:03-3702-4141

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