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私立中高進学通信

2017年7月号

グローバル時代の学び方

八雲学園中学校

2018年春より男女共学化スタート

グローバルリーダーを育成する伝統はそのままに
カリフォルニアの高校生と交流する同校の生徒たち。海外研修の拠点である八雲レジデンスでの体験は、これからも国際理解教育の柱の一つです。

カリフォルニアの高校生と交流する同校の生徒たち。
海外研修の拠点である八雲レジデンスでの体験は、これからも国際理解教育の柱の一つです。

共学化によりさらにグローバル教育に注力
共学化について話す校長の近藤彰郎先生。共学化について話す校長の近藤彰郎先生。

「本校は2018年に創立80年を迎えます。戦後、女性の地位は大きく変化し、男女が共に働く社会がやってきました。今から20年後は、女性がさらに社会進出する時代を迎えます。そのとき、男女は互いを理解し、尊敬し、高め合う存在でなくてはなりません。若いうちからその基盤を教育で培う必要があると考え、共学化をめざすことにしました」

 檀上でそう語るのは、校長の近藤彰郎先生です。5月1日、都内のホテルで開かれた入試説明会で2018年4月にスタートする男女共学化の方針を示しました。

 同校の創立は1938(昭和13)年。アメリカで青年実業家として活躍した近藤敏男氏が、「女子に教育を受けさせたい」との思いを胸に帰国後、開校しました。この国の教育を変えたいという思いで創立者が行動を起こしたのと同じく、グローバル化する未来を見据え、時代に即応した教育をめざして、同校はまた新たな一歩を踏み出すのです。

騎士道精神を持つ男子を育てたい

 共学化のキャッチフレーズに『Perfect Harmony of Tradition & Innovation』(伝統と革新の確かな調和)を掲げる同校。新たに男子を迎え、どのような大人に成長させていくのでしょうか。校長の近藤先生は、『ナイト(騎士)の精神を持つ男子』と表現します。日本の武士道精神を大切にしながら、異文化理解や女性の尊重、弱者への支援など、グローバル社会の課題にも目を向ける男性に育ってほしい。同校が輩出する知的でしなやかな女性にふさわしい男性に育ってほしい。そんな願いの象徴が『ナイト』に込められています。

4つの柱で国際的なリーダーを育てる

 共学化と同時に、グローバル社会により柔軟に対応できる力を養うため、教育プログラムの改革にも着手します。その1つが「進路指導」。2020年の大学入試改革に備え、プレゼンテーション力・思考力・判断力を3ステージに分けたプログラムで育成。問題解決型(PBL)の授業を中心に展開していきます。

 そして、もう1つが「文化体験」。これまで毎月1回の芸術鑑賞の日は、美術鑑賞やミュージカル、映画鑑賞を実施してきましたが、この活動に海外の学校との交流も取り入れます。ともに行動して視野を広め、国際感覚を身につける体験ができるようにしていきます。

 もちろん、同校の伝統である質の高い英語教育や、生徒の人格形成に役立つチューター制はさらに充実・発展させ継続していきます。

 新しいカリキュラムや詳しい入試内容については、今後の学校説明会や学校ホームページで随時発信していく予定です。

進路指導
最新のメソッドで進路指導をより充実
3ステージ制で大学進学をサポート

「相手を納得させるプレゼンテーションができなければ世界で戦えるグローバルリーダーは育たない」との考えから、プレゼンテーション力の向上を目標とする3ステージ制のプログラムを導入し、大学進学へのサポートをより手厚くしていきます。最新の進路指導システムを構築し、国内外の難関大学への進学をめざします。

グローバル教育
自前の施設が海外研修の拠点
八雲レジデンスで長期留学プログラム
約5万坪の敷地を有する八雲レジデンス約5万坪の敷地を有する八雲レジデンス

 カリフォルニア州サンタバーバラにある同校の施設『八雲レジデンス』は、国際理解教育やグローバルリーダー育成の拠点です。同施設で行われる中3のアメリカ海外研修(2週間)は、1999年から実施する、私学の海外研修の先駆け的存在。カリフォルニア大学サンタバーバラ校で授業を受け、現地の高校生と交流を深めています。また、『八雲レジデンス』は、高校での9カ月プログラムの拠点にもなっています。そして今後は、さらに1年間の長期留学プログラムを新設し、海外大学進学も視野に入れた英語教育の環境を整えていきます。

 日常の学びでは、英語検定対策はもとより、TOEFL対策も強化。CEFRのC1レベルをめざします。英語の外部試験の得点は2020年の大学入試でも有効になることから、早期に対応することで生徒たちの可能性を広げます。

文化体験
外国の生徒と共に学ぶ経験
3世界の高校生と交流する国際会議
国際会議での経験を堂々の英語でプレゼン国際会議での経験を堂々の英語でプレゼン

 世界50カ国の私立学校180校が所属する国際私立学校連盟「ラウンドスクエア」に加入する同校は、国際会議に高等部の生徒を派遣しています。日本で加盟しているのはまだ3校。今回の入試説明会では、2016年にドイツで開かれた1週間の国際会議に参加した高3生が、そのときの様子を英語でプレゼンテーションしました。世界各国から参加した高校生たちとのグループ・ディスカッション、奉仕活動や文化交流は、新しい世界を見せてくれたそうです。

「国際会議に参加して、固定観念に捉われず考えることが大事だと気づきました。この経験を活かして日本にいる外国人のサポートや、日本文化を伝えるボランティア活動をしています(右/神山愛梨さん)

「若者が未来を担う自覚をもつことが大事だと感じました。八雲学園での学びを、将来に向けた次のステップにしていきたいです」(左/鈴木悠花さん)

チューター(学習アドバイザー)
「ななめ」の師弟関係が人間力を高める
生徒一人ひとりに対応するチューター制

 学級担任とは別に、生徒一人ひとりにチューターの先生が付く「チューター制」は、同校が大切にしてきたユニークな取り組みの一つです。思春期を迎える生徒たちは、学習だけでなく部活動やクラスの友人関係、親子関係や進路のことなど、悩みがつきないもの。そんなときに、担任や友人、家族以外に相談できる「ななめ」の人間関係が助けになるのです。

 担任の先生とも生徒の様子を情報共有し、必要なときにはアドバイスを、そうでないときは見守る姿勢でサポートしていきます。進路決定の際の学習アドバイザーとしての役割も果たしていきます。

(この記事は『私立中高進学通信2017年7月号』に掲載しました。)

八雲学園中学校  

〒152-0023 東京都目黒区八雲2-14-1
TEL:03-3717-1196

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