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私立中高進学通信

2017年7月号

グローバル時代の学び方

東洋大学京北中学校

3つの柱を掲げた独自の国際教育

伝統の哲学教育もプラス!
国際教育で身につけた力をフル活用して臨む『英語スピーチコンテスト』。「なぜ?」「どうして?」の視点から、自分の思いや考えを発表します。

国際教育で身につけた力をフル活用して臨む『英語スピーチコンテスト』。
「なぜ?」「どうして?」の視点から、自分の思いや考えを発表します。

『論理』『英語』『知識・態度』に取り組む国際教育

 東洋大学の附属校となって3年目。真新しく近代的な東洋大学白山第2キャンパスに位置する同校は、『諸学の基礎は哲学にあり』を建学の精神に掲げ、独自の目標に基づいた『国際教育』を展開しています。その学びの柱は、『論理』『英語』『知識・態度』の3つです。

「3つの柱はそのまま“3つの目標”となります。『論理』では、自分の意見を持ち、しっかり相手に伝えるプレゼンテーション力とともに論理的に話す力・書く力・ディスカッションする力を身につけることを目標にしています。次の『英語』とは、『論理』で身につけた力を英語でも同様に育むことが目標です。そして『知識・態度』では、グローバル社会に対する正しい知識とオープンな精神を身につけていくことをめざしています」
(国際教育推進部長/今橋伸悟先生)

 この3つの目標を達成するために設けられたのが、『国際教育』の授業です。

国際教育の価値を高める哲学の学び

 週2回行われる『国際教育』では、大学受験のための英語力強化に偏ることを避け、実践的な英語力と異文化を尊重する、バランスのとれた国際感覚の育成を重視しています。

「中学3年間の国際教育の軸となるのが、言葉を使って論理的な『分析』『考察』『表現』を行う『国語で論理』の授業です。中1は、伝えること(表現)、まとめること(要約)、受け取ること(聴く・読む)に努めます。中2はレポート、プレゼンテーション、小論文、文学作品を論理的に読む、情報の扱い方を学ぶ、が課題です。そして中3は、『卒業論文』に取り組みます」

 高校からは、英語を使ってコミュニケーションをする力を身につけるための『国際英語』(高1)、諸外国の生活・文化・経済および社会情勢を認識する『国際理解』(高2)、そして、異文化理解の方法の一つとして諸外国語を学ぶ『第2外国語』(高2)が始まります。

「中1から中3までの週1回、必修科目として『哲学』の授業に取り組んでいる本校では、日常の中であたり前と思いこんでいることに対して、『なぜ?』『どうして?』と“問いを立てる”習慣が身についています。『国際教育』のカリキュラムの一環として行っている中高の『英語スピーチコンテスト』では、哲学的に諸問題をとらえる姿勢が定着していることが見て取れました」

 中学の部で優勝したある女子生徒は、中東で行われている児童婚について英語で語りました。18歳未満の子どもたちが両親の判断で勝手に婚姻させられている現状を憂い、課題解決につながる自分なりの意見を堂々と述べたものでした。

『国際教育』や『哲学』の授業を通して、東洋大学の創立者でもある井上円了博士の哲学が、生徒たちの思考の中にしっかりと根づいていることに、先生方も大きな手ごたえを感じているようです。

体験するおもしろさ!
学年を超えて参加できる実践型のセブ島英語研修
中2に進級したAさん中2に進級したAさん

 英語のリスニング力とスピーキング力の向上とともに、異文化体験を通じた成長を目標とするプログラムが『セブ島英語研修』(参加対象:中1~高2)です。中学受験の頃から海外に行ってみたかったと語る中2のAさんも2016年、自ら手を挙げて参加しました。

――セブ島英語研修に参加したきっかけは?

Aさん
発音に自信がなかったので、ネイティブの発音を直接聞いたら課題が解決できると考えたからです。

――参加してよかったと思うところを聞かせてください。

Aさん
基本はネイティブ講師とのマンツーマンレッスンですが、休憩時間でも他のネイティブ講師がどんどん話しかけてくれて、あっという間に仲良くなったことです。聞かれたことにはすべて英語で答えようと決め、辞書を駆使してがんばりました。「学びたい、うまくなりたい」という強い気持ちがあったからこそ、何とかコミュニケーションができたのではないかと自己分析しています。

――今後の課題は見つかりましたか?

Aさん
知っている単語は聞き取ることができても、そうでない単語は理解に苦しみました。今後は、語彙力の強化と、相手にきちんと伝えるための表現の方法を中心に勉強していく必要があると考えています。

――この春から中2になったAさんの、次の目標を聞かせてください。

Aさん
今回のセブ島英語研修で、英語の聞き取りが以前よりできるようになった気がしています。「何が好き?」と聞かれて答えたときに、文法どおりでなくても伝えることができるという感覚もつかめました。もう1回、セブ島に行きたいと思っています。去年できなかったことに思いっきり挑戦したいからです。

毎年5月に行われる中1の『フレッシュマンイングリッシュキャンプ』。今橋先生は「度胸だめし」と解説してくれました。毎年5月に行われる中1の『フレッシュマンイングリッシュキャンプ』。今橋先生は「度胸だめし」と解説してくれました。
セブ島では現地の中学校と高校を訪問し、異文化交流も行いました。セブ島では現地の中学校と高校を訪問し、異文化交流も行いました。
先生から一言
語学研修と異文化体験

 2016年度のセブ島英語研修に参加した中学生の中に、中1が10名いました。Aさんもその1人です。英語が得意でもそうでなくても、英語力を高めたいという気持ちこそ立派だと思います。

 本校ではリスニング力、スピーキング力の急伸をめざす「セブ島英語研修」と、観光旅行では味わえない家庭生活を通じて異文化理解に取り組む「オレゴンサマープログラム」があります。

 セブ島英語研修で英語力に自信をつけて、その後、ホームステイ型のオレゴンサマープログラムに挑戦する生徒が多いです。

 これらの海外プログラムも活用し、言葉や文化の壁を乗り越えて“本当の教養を身につけた国際人”に成長してほしいと思います」 (今橋先生)

高1・高2は、総合的な英語力の向上を期して『オレゴンサマープログラム』へ(希望制)。全泊ホームステイの15日間です。高1・高2は、総合的な英語力の向上を期して『オレゴンサマープログラム』へ(希望制)。全泊ホームステイの15日間です。
英語科教諭でもある今橋伸悟先生とAさん。英語科教諭でもある今橋伸悟先生とAさん。

(この記事は『私立中高進学通信2017年7月号』に掲載しました。)

東洋大学京北中学校  

〒112-8607 東京都文京区白山2-36-5
TEL:03-3816-6211

進学通信掲載情報

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