LINEで送る

スクールポット中学受験版 - 首都圏学校情報検索サイト

ツイッター フェイスブック

私立中高進学通信

2017年7月号

グローバル時代の学び方

桜丘中学校

世界を考える『CLクラス』未来のリーダーを育成

生徒主体で幅広い問題を考える『グローバル・イシューズ』
高校に新設された『CLクラス』は、各学年10~14名の生徒が在籍しています。週2~4時間の『グローバル・イシューズ』では、生徒たちが社会問題について活発な議論を交わしています。

高校に新設された『CLクラス』は、各学年10~14名の生徒が在籍しています。
週2~4時間の『グローバル・イシューズ』では、生徒たちが社会問題について活発な議論を交わしています。

研究テーマを掘り下げ英語でプレゼンテーション

 2015年度から高校に新設された『CLクラス』は、グローバル社会で活躍する「クリエイティブ・リーダーズ」を育成する少人数制クラスです。英語教育に力を入れているのが特徴で、日常的に英語に触れられるようネイティブの先生が副担任を務め、高2では、10週間におよぶセブ英語研修に全員が参加します。

 社会、文化、環境といった問題を考える授業『グローバル・イシューズ』は『CLクラス』ならではのカリキュラム。学年ごとのテーマに基づき、生徒たちは自分自身で研究課題を決め、グループごとに本やインターネットで情報を収集し、議論を通じて考えをまとめ、プレゼンテーションを行います。

「『日本人はどうして伊達マスクをするのだろう』『フィリピンではなぜ信号を守る人が少ないのだろう』など、身近なところから始まる問題意識が、やがて『世界から見た日本』『法や遵法意識について』など、大きなテーマへと広がっていきます。文化祭で論文を発表するほか、海外研修先での英語プレゼンも実施しています」
(グローバルキャリア教育推進主幹/清水美子先生)

考えるだけでなくアクションを起こす人に
左からグローバルキャリア教育推進主幹/清水美子先生、CLクラス担任・英語科/村松英奈先生。左からグローバルキャリア教育推進主幹/清水美子先生、CLクラス担任・英語科/村松英奈先生。

 とはいえ、生徒たちも最初から活発に議論を交わせるわけではありません。授業では、ネイティブの先生を含む3人の教員がファシリテーターとして議論の活性化を促しています。

「人前で話すのが恥ずかしい生徒、英語にコンプレックスがある生徒が、そんな自分を変えるために『CLクラス』を選ぶケースも少なくありません。高1では『話し合いとは』から説明し、人と異なる意見も遠慮なく話すよう指導しています。大学の先生やスポーツ選手などを招き、テーマに関連した特別授業も実施しています」(CLクラス担任・英語科/村松英奈先生)

 高3では、グループワークではなく、テーマ選択からプレゼンまですべて一人で行います。

「自分を取り巻く環境を見直し、今までの学びを踏まえて自分はどんな社会貢献ができるのかを考えます。調べて発表するだけでなく、次のアクションにつなげるのが目的です。まとめた内容は、大学のAO・推薦入試にも活用できます」(清水先生)

 高校3年間を通じて、英語力、創造性、リーダーシップを養う『CLクラス』。その学びは、グローバル社会を生き抜く確かな力となるはずです。

Action Report File001
インプットからアウトプットまでトータルで行う
自分自身でテーマを選んで研究「調べる」「考える」「発表する」授業
研究テーマ
高1 【社会】 2020オリンピック・パラリンピック/世界から見た日本
高2 【文化】 食/日本の今
高3 【環境】 今できること/起業
2016年度 1期生のプレゼンテーマ例
「NO SPICE,NO LIFE」(香辛料の歴史)
「あなたはアフリカを知っていますか」(アフリカの食事情)
「コンビニ漬け」(日本社会におけるコンビニエンスストア)

 今回取材したのは、高3の『グローバル・イシューズ』の授業。14名の生徒たちがパソコンやプロジェクターを備えた図書室『Sakuragaoka Learning Commons』に集まり、「起業」をテーマに、一人ひとりがビジネスのアイデアを考えました。

「自分がやりたいことプラス、社会的な問題を解決することを考えましょう」

 授業を受け持つ進学部副部長の藤岡和宏先生は、生徒たちのテーブルを回りながら一人ひとりにアドバイスを送ります。生徒たちはタブレットを使い、自分の考えを書きとめたり、類似ビジネスがないかインターネットで調べたりしながら、アイデアを広げていきます。

「都会に暮らす人が、地方の余っている土地で農家に野菜を栽培してもらうビジネスはどうか」

「幼稚園の頃から花粉症なので、花粉を減らす取り組みをビジネスにしたい」

「登場人物やジャンルを指定して、自分好みの小説を書いてもらうサービスがあったらいいのに」

 身近な問題を起点に、生徒たちはユニークなアイデアを次々に発案。クラスメイトと意見を交換し、問題点を指摘し合いながらアイデアをブラッシュアップしていきました。

「将来、卒業生が実際に会社を興すかどうかはわかりません。しかし、起業マインドを育てることで目標に向かって努力する人、イノベーションを起こす人になってほしいと思っています」(村松先生)

タブレットや本で情報収集 1人1台タブレットを使い、ビジネスにつながりそうなキーワードを検索。タブレットに図を書きながら考えをまとめる生徒も。タブレットや本で情報収集
1人1台タブレットを使い、ビジネスにつながりそうなキーワードを検索。タブレットに図を書きながら考えをまとめる生徒も。
クラスメイトと意見交換クラスメイトと意見交換
席を立って、他の生徒と意見を交換するのもOK。自分のアイデアを周囲に相談することで、新たな視点も得られます。
自分の意見を発表自分の意見を発表
先生に指名された生徒は、自分のアイデアを発表。文化祭や海外研修での大掛かりな発表だけでなく、日々の授業でもプレゼンテーション力を培うことができます。
先生はガイド役先生はガイド役
授業には、3人の先生が立ち会います。「先生はガイド役。生徒自身が考えを深め、どこまで行けるか試すチャレンジングな授業です」(英語科/ローダ・マシュー先生)

Action Report File002
英語力を活かした発表も
文化祭や海外研修でプレゼン力を養う

 日々の研究成果は、文化祭や海外研修で発表します。2016年の文化祭では、高2生が「世界の『食』を考える」をテーマにプレゼンテーションを実施。スライドを使った発表だけでなく、研究で取り上げた食材を調理し、販売まで行いました。また、海外研修でのプレゼンテーションは英語で行っており、語学力の向上にもつながっています。

料理コンペで勝ち上がった3品は文化祭で販売。文化祭で発表
料理コンペで勝ち上がった3品は文化祭で販売。
国内外でプレゼン国内外でプレゼン
文化祭のほか、海外研修でも発表を行います。
Action Report File003
英語力と人間力がアップ
10週間のセブ語学研修

『CLクラス』では、高2の10月から12月にかけて、10週間のセブ語学研修が必修。1日6時間のマンツーマンレッスンと2時間のグループレッスンを受け、実践を通じて英語力を伸ばします。担任教師が付き添うのは、最初の1週間のみ。それ以降は生徒たちが協力しあって生活するため、自主性が身につき、ひと回り大きな人間へと成長します。

ボランティアに参加し、現地の子どもたちと交流します。現地の子どもと交流
ボランティアに参加し、現地の子どもたちと交流します。
10週間、毎日英語で会話するため、帰国後のTOEFLスコアも飛躍的にアップ!英語漬けの日々
10週間、毎日英語で会話するため、帰国後のTOEFLスコアも飛躍的にアップ!

(この記事は『私立中高進学通信2017年7月号』に掲載しました。)

桜丘中学校  

〒114-8554 東京都北区滝野川1-51-12
TEL:03-3910-6161

進学通信掲載情報

【目標にLock On!! 私の成長Story】生徒の多様性に合う指導で「誰もが本気でがんばる」学校に
【行ってきました!学校説明会レポート】生徒の素顔があふれる説明会 先輩との「ハウス制給食」も体験
【未来を切り拓くグローバル教育】海外研修で磨く確かな英語力
【The Voice 校長インタビュー】時代に求められる力を導き深めていく場所でありたい
【みんな大好き キャンパス食堂】縦割りの「ハウス制」を実施 学年を越えた交流で責任感と協調性が育つ
【私たち、僕たちが大好きな先生】少林寺拳法も体育祭も“頭で勝つ”。考え、話し合うことの大切さを生徒に教えたい
【目標にLock On!! 私の成長Story】部活動、イベント、学習に全力投球の6年間 先輩・仲間・先生みんなが助けてくれた
【グローバル時代の学び方】世界を考える『CLクラス』未来のリーダーを育成
【こどもの自立を促す教育】仲間や先生との関係を大切に自ら学び、発信する力を持つ自立した個人を育てる
【中学入試のポイント】入試と多彩な取り組みで時代の変化に対応
【目標にLock On!! 私の成長Story】先生たちに励まされながら世界を広げることができた6年間
【グローバル時代の学び方】英語力と積極的な姿勢を磨くCLクラス
【10年後のグローバル社会へのミッション】「ICT教育」をベースに視野を広げ グローバル社会を生き抜く力を育む
【Teacher's Lounge 先生たちの座談会】最後まであきらめない 入学試験は勝負の時 解答用紙にチャレンジした痕跡を
【未来を生き抜く学力のつけかた】新入生全員がiPadを使って1年半 学校生活に不可欠なサポートツールとして定着
【熱中!部活動】地道な努力とチームワークで全国大会に出場!バトントワリング部/ダンス部
【部活レポート】硬式テニス部/吹奏楽部
【Teacher's Lounge 先生たちの座談会】中学1年生に地道に学ぶ大切さを教えリーダーシップを備えた国際感覚のある生徒へと導く
【私学の情報リテラシー】全教科でICT機器を積極的に活用 リテラシーと情報活用力を養う
進学通信2017年7月号
紹介する学校
共学校 共学校   女子校 女子校   男子校 男子校
この号のトップに戻る 進学通信一覧を見る
ページトップ