LINEで送る

スクールポット中学受験版 - 首都圏学校情報検索サイト

ツイッター フェイスブック

私立中高進学通信

2017年7月号

SCHOOL UPDATE

横浜女学院中学校

2018年度から始まる新たな「教育改革」
“50年後の幸せ”必要な力を養う教育改革

約30年間実施しているニュージーランドの海外セミナー。姉妹校の生徒と英語を使って「原子力発電の妥当性」「絶滅危惧種」「多文化共生」等についての議論を行い、協働学習(ポスター作成と意見発表)を行います。

約30年間実施しているニュージーランドの海外セミナー。
姉妹校の生徒と英語を使って「原子力発電の妥当性」「絶滅危惧種」「多文化共生」等についての議論を行い、
協働学習(ポスター作成と意見発表)を行います。

かつてキリスト教の禁制が解かれた時代に、真っ先に礼拝が行われたという神聖なる丘に建っている校舎。かつてキリスト教の禁制が解かれた時代に、真っ先に礼拝が行われたという神聖なる丘に建っている校舎。

 日本プロテスタント発祥の聖地である横浜山手の丘で、キリスト教の教えを柱に、134年もの間、女子教育に情熱を注いできた同校。創立以来、「愛と誠」の校訓のもと「キリスト教教育」「学習指導」「共生教育」という3つの理念で人間教育を行ってきました。

「キリスト教の教えで一番大事なことは、自分を愛して隣人を愛すること“Do for Others”の精神です。自分を愛せない人は、隣人を愛することはできません。そのためには、自己肯定感の確立が大切だと考え、『あなたがあなたであることが大事』ということを6年間、徹底して教えています」
(校長/平間宏一先生)

 約30年前からニュージーランドでの海外セミナーを実施するなど、英語力とともにグローバルな感覚を身につける「国際教育」にも力を入れてきた同校。文部科学省よりSGH(スーパー・グローバル・ハイスクール)アソシエイト校に指定され、昨年からはESD(持続可能な社会の発展のための教育)を核にした教育プログラムも行っています。そんな教育に革新的な同校が、今までの取り組みをより進化させた「CLIL(クリル)」を導入する新しい教育プログラムを2018年度からスタートさせます。

「CLILとはContent and Language Integrated Learningの略で、ヨーロッパ圏で英語を母国語としない人たちが英語を身につけるために広く活用されている学習方法です。『英語を学ぶのではなく、英語で学ぶ』手法で、数学や理科、音楽などの各教科も英語で学んでいきます。本校が取り組んできた教育法であるESDとの親和性も非常に高いプログラムになっています」(平間先生)

約30年間実施しているニュージーランドの海外セミナー。姉妹校の生徒と英語を使って「原子力発電の妥当性」「絶滅危惧種」「多文化共生」等についての議論を行い、協働学習(ポスター作成と意見発表)を行います。

※ESDとは【Education for Sustainable Development】の略で、
「一人ひとりが、世界の人々や次世代、環境との関係性の中で生きていることを認識し、
行動変革するための教育」と定義され、同校のESDプログラムもこの目標を参考に作られています。

 授業を英語で行うCLILの導入にあたり新クラス「国際教養クラス」を設置し、現特進クラスと普通クラスは「アカデミークラス」に改称されるほか、週6日制の導入やICT環境の整備、勉強合宿も全生徒を対象として展開していきます。

「生徒たちには『50年後の君へ』というテーマで『幸せって何?』という質問をよくします。生徒が50年後も幸せに生きられるために、新しい時代に必要な力を磨くために、この取り組みを導入します」(平間先生)

物事を英語で考察し、任務を遂行できる力を培うCLILを導入
6つの力で「世界の課題を解決できる女性」をめざす
教師と生徒の距離が近い同校。職員室には壁がなく、生徒が質問や悩みを相談しやすい環境にしています。教師と生徒の距離が近い同校。職員室には壁がなく、生徒が質問や悩みを相談しやすい環境にしています。
書道部のパフォーマンス披露会の様子。「何事にも全力で挑戦する」校風のもと、生徒たちは部活動や行事に熱心に取り組んでいます。書道部のパフォーマンス披露会の様子。「何事にも全力で挑戦する」校風のもと、生徒たちは部活動や行事に熱心に取り組んでいます。
ESDは、解答のない問いに対して自分たちはどういう行動を取っていくのかという教育。生徒たちは「国連の活動だけで難民は救えるのか」「原発は必要か」などの答えなき問いをグループごとに考え、発表をしながら、分析力や体系的思考力を高めていきます。ESDは、解答のない問いに対して自分たちはどういう行動を取っていくのかという教育。生徒たちは「国連の活動だけで難民は救えるのか」「原発は必要か」などの答えなき問いをグループごとに考え、発表をしながら、分析力や体系的思考力を高めていきます。
文化祭“なでしこ祭”では、難民の子どもに送る服の回収や、ESDの中間発表も行いました。文化祭“なでしこ祭”では、難民の子どもに送る服の回収や、ESDの中間発表も行いました。
海外セミナーでは、環境や平和などの世界的な問題をテーマに、数人ごとのグループで議論し、マインドマップを使って結論や根拠を導き出します。同校のESDの授業で培った力を礎に、英語で議論するCLILの実践の場でもあります。海外セミナーでは、環境や平和などの世界的な問題をテーマに、数人ごとのグループで議論し、マインドマップを使って結論や根拠を導き出します。同校のESDの授業で培った力を礎に、英語で議論するCLILの実践の場でもあります。
進学通信2017年7月号
紹介する学校
共学校 共学校   女子校 女子校   男子校 男子校
この号のトップに戻る 進学通信一覧を見る
ページトップ