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私立中高進学通信

2017年6月号

目標にLock On!! 私の成長Story

星野学園中学校

みんなが真面目な学校なので
真面目でいられる安心感が心地良い

お気に入りの言葉を掲げてもらいました。

東京大学 文科一類 1年 ※取材時の学年
小林早紀さん

自身の性格と重なる校風
ズバリ「真面目な学校」
お世話になった横手一美先生(後列左)、中島啓先生(後列右)と久しぶりの再会。お母さまの小林加代子さん(前列左)もご一緒に。お世話になった横手一美先生(後列左)、中島啓先生(後列右)と久しぶりの再会。お母さまの小林加代子さん(前列左)もご一緒に。

 野球部で活躍していた2歳年上の兄のあとを追いかけるように、迷うことなく星野学園に入学した小林早紀さん。勉強だけでなく部活動や行事も大切にしている真摯な校風は、自身の性格と重なるところがあったようです。

「兄から学校生活のことを聞いたり、文化祭を見学したりするうちに、自分も星野学園で学びたいと思うようになり、ここだけを受験しました。“全体的に真面目な学校”というのが第一印象で、ちゃらちゃらした雰囲気が苦手な私としては、その真面目なところに居心地の良さを感じながら成長できた6年間でした。『吹奏楽部ウィンドオーケストラ』に入部したきっかけは、何か一つのことをやり遂げたいという気持ちからで、トランペットはまったくの未経験でしたが、誰よりもうまくなりたい一心でがんばりました」

 一生懸命になれる部活動があったからこそ、高い目標に挑めたと振り返る小林さん。勉強もトランペットも手を抜かない誠実な姿勢が周囲からの信頼を集め、高2から高3の秋まで120名もの大所帯をまとめる部長として活躍しました。

「負けず嫌いなんです」と語る小林さんの横でうなずくのは、吹奏楽部の顧問を務める中島啓先生。

「トランペットにしても、初めは全然スマートな演奏フォームではなく、この先の上達は難しいだろうなと感じるレベルでした。しかし、最終的にはきっちりと結果を出すのが彼女らしいところで、高3の最後のコンクールでは見事な演奏で感動をもらいました。意見が食い違う部員たちをまとめるリーダーシップも素晴らしく、『小林が言うことは正論だ』と皆が認めていました」

集中力全開のスタイルで東大文一に現役合格

 キリッとした物腰が印象的な小林さんですが、中1の担任だった横手一美先生は、「中学に入学したばかりのころは、どこにでもいる普通の生徒。でも、どこか不思議なところがありました」と語ります。

「総じて成績が優秀なので、『早紀さんはいつ勉強しているのか』と、保護者会でお母さまにお聞きしたことがあります。すると『家ではいつも寝ている』との答えが返ってきて驚きました。この子ができるのはなんでなんだろうと不思議に思ったのです」

 ご自身がこの“不思議”な点について解説してくれました。

「集中して授業を聞いて、放課後はトランペットの練習と部の統率に全力投球しているので、家に帰ると疲れてどうしても眠くて。たぶん学校で力を使い切ってしまうタイプなんです(笑)。苦手な教科も、できないのはとにかく嫌で、授業中にわからないことがあればその場で先生に質問し、納得するまで付き合っていただきました。先生方もきっと大変だったと思います」

 どうやら横手先生も小林さんの積極性に“振り回された”一人のようです。

「質問の難度が高くて、それでいて、やたら鋭いところを突いてくるなと。でもそれは教師にとってはうれしいことで、彼女がいるから活気ある授業ができたという感覚は、たぶん多くの先生方が持っているのではないでしょうか」

 母校を卒業して2年目の春。お世話になった恩師たちに囲まれ、はにかみながらもうれしそうな小林さんがそこにいました。

「もともと数学が得意で、理系科目も好きだったので、高1まではずっと理系に進もうと思っていました。でも、具体的に進路を決める高1の夏ぐらいになって、自分は理系に行って何をするのかというビジョンが見えなくなり、急きょ文系にシフトしました。星野高校には、理系でも文系でも難関大学向けの講習が充実しているので、予備校にもまったく通わず、東京大学文科一類に現役で合格することができました」

今でも鮮明に残る
学び舎の魅力に感謝

 文科一類で学ぶ小林さんは今、駒場での学生生活を思う存分に満喫しています。

「文一なので3年時からは法学部に進む予定ですが、将来の職業についてはまだ具体的に決めていません。何かしらの資格は取りたいと思っていますが、今はほぼサークル活動に没頭する毎日を送っています。音楽からは離れたくないので、トランペットとはだいぶ趣が異なりますが、『尺八部』で尺八を、南米の音楽を奏でる『民族音楽愛好会』ではギターを担当しています。ちなみに、民族音楽愛好会では部長も務めています」

 愛娘の成長を頼もしそうに見つめているのは、読書の大切さを伝えるために、読み聞かせのボランティアにも携わっているお母さまの小林加代子さんです。

「上の子にも下の子にも、物心ついた頃から読み聞かせをして接してきました。それが東大合格と結びついたかどうかはわかりませんが、特定のジャンルに偏ることなく行動できる彼女のバイタリティにつながっているとしたら、とてもうれしいですね。家では淡々としているので、ウィンドオーケストラのステージで生き生きしている姿を見るたびに、星野学園でお世話になって正解だったと思っていました。中学に入ったらもう勉強のことは一切口出しせず、“あとはお任せ”でいることができたのも、学校に対する絶大な信頼があってこそです」

 最後に、中学受験生に向けたメッセージを小林さんからいただきました。

「細かな校則がありますし、面倒に思えるところもあるかもしれません。でも、卒業してみると、星野学園で過ごして良かったなと、そんなふうに心から思える学校だと思います。みんなが真面目なので、真面目でいられる安心感が心地良さをくれました」

恩師からの応援メッセージ
中島先生と部活動の思い出が詰まった音楽室で。中島先生と部活動の思い出が詰まった音楽室で。
新しい道を拓く
「負けず嫌い」を称える

 小林さんが部長の時、彼女は部員募集の条件に「やる気と根性のある人」としました。正直、堅い文章で大丈夫かなと思いましたが、それから3年たった今も募集条件に使われているのはこの言葉で、「やる気と根性のある人」はウィンドオーケストラのモットーにもなっています。彼女の真面目で負けず嫌いな性格が新しい道を拓き、後進の模範となっているところに、小林さんの人間的な魅力を感じています。(中島先生)

(この記事は『私立中高進学通信2017年6月号』に掲載しました。)

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