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私立中高進学通信

2017年6月号

職員室のヒミツ

日出学園中学校

開校以来の親身な指導
校訓「誠(なおく)・明(あかるく)・和(むつまじく)」「夢」のもと
家族のような一体感あふれる少人数一貫教育

生徒と先生の距離の近さがわかる職員室。オープンで家庭のリビングのような空間には、質問や進路相談、なかには先生との雑談を楽しむ生徒で賑わいます。
今までの職員室のイメージとは違う同校の職員室には、どんなヒミツがあるのでしょう。

 千葉県市川市にある日出学園。8年前に完成した校舎は最新の施設が完備され、明るく開放感にあふれています。少人数制の中高一貫教育で、英語と数学は先取り授業や習熟度別授業を行うなど、きめ細かな指導が特徴です。

「職員室のヒミツ」第1回では、「生徒と先生の関係はファミリー」というアットホームな雰囲気でいっぱいの日出学園を訪れました。

みんなが集まるリビングのような職員室
職員室を入ると、ラウンド型のテーブルが並んだオープンスペースが。そこには質問にくる生徒であふれていました。職員室を入ると、ラウンド型のテーブルが並んだオープンスペースが。そこには質問にくる生徒であふれていました。

 校門を通り、広々としたキャンパスに足を踏み入れると、クラブ活動でテニスコートやグラウンドに向かう生徒たちが口々に「こんにちは!」とあいさつしてくれます。手入れの行き届いた花壇の花も美しく、さわやかな気持ちで、今回の目的である職員室に向かいました。

 驚いたことに、日出学園の職員室は廊下側が全面ガラス張り。廊下の向こうは大きな窓なので、光が入りとても明るいスペースになっています。そして中に入るとさらにびっくり!木製のカウンターの向こう側には先生方の机が並んでいますが、カウンターの手前側は、丸テーブルと椅子が置かれた広い質問コーナーになっているのです。「ここは本当に職員室?」と聞きたくなるくらい、開放的な雰囲気です。

「8年前に校舎が新しくなった時、何より生徒が気軽に入ることができ、教員たちに質問しやすい場所にしようと考えました」と話すのは、今回、案内をしてくれた入試広報部部長の石川茂先生。

「本校はもともと生徒と教員の距離が近い学校ですが、もっと距離を縮めたいと思い、思い切って壁を取り払うことにしました」

 訪問した日は春休み中だったので、それほど多くの生徒はいませんでしたが、ふだんの日はいつも生徒でいっぱいなのだとか。とくに放課後は、質問に来る生徒や補習を受ける生徒だけでなく、面談をしたり、学校生活や進路の相談をする生徒、先生とおしゃべりをしに来る生徒、さらには「帰るね!」とあいさつだけしていく生徒などであふれているのだそうです。

「この職員室になってから、生徒と教員の関係が以前より一層親密になりました。また、同じ場所にいろいろな学年の生徒がいることで、生徒と教員だけでなく、生徒同士のコミュニケーションの場にもなっています。下級生は上級生になったらどんなことを勉強するのか何となく感じることができますし、進路について刺激を受けることもあります」

 さまざまな人が集まり、和気あいあいと交流を深める場所。石川先生は「家でいったらリビングのような場所なんです」と話します。

ファミリー感が深まって成績も向上!
生徒と先生の垣根がなく、なんでも相談できる雰囲気があります。生徒と先生の垣根がなく、なんでも相談できる雰囲気があります。

 職員室には保護者や卒業生も数多く訪れます。

「卒業生はびっくりするくらいたくさん来ます。教員に会いに来るだけでなく、部活の指導に来たついでに寄っていったり、ちょっと近くまで来たからと顔を出していくこともあります。就活の相談のために来る卒業生も多いですね。東日本大震災の時は避難してきて、学校に泊まった卒業生もいました」

 また、日出学園には校長室はありません。校長先生も職員室にいて、ほかの先生方と同じように、カウンターで生徒と対話しています。

「校長も、放課後はほぼ毎日、カウンターにいて、生徒の質問を受けています。校長は今授業を持っていないので、この時間が一番生き生きしていて楽しそうです(笑)」

 日出学園では、生徒が担任以外のどの先生にも相談できることになっていて、先生同士の風通しがいいのも特徴です。

「職員室がオープンなスペースになったことで、より一層絆が強くなり、学校全体のファミリー感が深まりました。それに伴って生徒の成績も向上しています。進路についても日常的に相談できる環境なので、自分の進むべき道を見極め、志望する大学に進む生徒が多くなりました」

卒業しても、いつでも帰ってきたい「実家」のような場所
柴田 彩さん(2017年卒業/東京歯科大学1年)柴田 彩さん
(2017年卒業/東京歯科大学1年)

 職員室はいつも「人が多いな」という印象です。放課後は、動きがとれないラッシュのような状態のこともありました(笑)。

 私はとくに進路の相談でよく行きました。先生方は本当に親身になってくれて、ていねいに対応してくださいました。悩んだ時は先生に聞いてもらえるという安心感があって、先生の存在はとても大きかったです。今、振り返れば、気軽に入れる職員室があったからこそ、先生とそれだけの信頼関係が築けたと感じます。

 日出学園はいつでも帰ってきたい実家のような場所。これからも何かに迷ったり、つまずいたりするたびに、職員室の扉を開けてカウンターから先生に声をかけると思います。

進学通信2017年6月号
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