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私立中高進学通信

2017年4・5月合併号

注目のPICK UP TOPIC!

聖徳学園中学校

プログラミングで論理的思考力を伸ばす

試行錯誤とディスカッションが楽しめる授業
2回目、3回目の授業では、より操作しやすいようにiPadでプログラミングをしました。グループでディスカッションするからこそ、論理的な思考や問題解決能力の育成につながっています。

2回目、3回目の授業では、より操作しやすいようにiPadでプログラミングをしました。
グループでディスカッションするからこそ、論理的な思考や問題解決能力の育成につながっています。

コードを紙に書いて、ディスカッションしてからコードを決めていきます。パソコンにコードを打ち込むときには、授業時間内に課題をこなせるようにキーボードを速く打てる生徒が活躍します。コードを紙に書いて、ディスカッションしてからコードを決めていきます。パソコンにコードを打ち込むときには、授業時間内に課題をこなせるようにキーボードを速く打てる生徒が活躍します。

 個性・国際性・創造性の育成を教育方針に掲げ、ICT教育にも力を入れている同校。2016年からは中1の「総合的な学習の時間」にプログラミングを導入しており、2017年からはボール型ロボット『Sphero(スフィロ)』を動かす学習プログラムにチャレンジしています。

「プログラミングの技術や知識の習得ではなく、論理的思考力や問題解決能力を育てるのが目的です」

 と話すのは、情報システムセンター長でICT支援員の横濱友一先生。そのためアイコンや絵など視覚的なオブジェクトで操作する「ビジュアルプログラミング」ではなく、「コード」※と呼ばれるテキストを打ち込んで『Sphero』を動かす方法で授業を行っています。

 コードという特殊な言語に初めて触れる生徒は、プログラミングは難しいという先入観を持ってしまうこともあります。そこで横濱先生は、まず自分自身をロボットに見立て、生徒たちの指示でどのように動くかを表現する授業を行いました。人間に指示を出すときと、パソコンに指示を出すときとの違いなどをわかりやすく教えることで、生徒たちにとってのプログラミングを身近なものとしたのです。

 最初に移動や回転、停止など基本的なコマンド(命令)を教えてもらった後、『Sphero』が四角く移動するプログラムを作るよう課題が出されました。3人1組のグループで相談しながらまずは紙にコードを書き、完成したらパソコンに打ち込んで『Sphero』が課題通りに動くかどうかを確認。ただし、横濱先生からは、一つだけ、最初に教わったコマンドの指示通りに動かない“いじわる”が仕込まれていると事前に伝えられています。そのため生徒たちは正しいコードを書いていても、必ず1回目では課題通りに動かせません。そこで何が間違っていて、どうすれば成功するのか、グループでさらにディスカッションすることになります。

「簡単に答えを手に入れるのではなく、もやもやしながら、悩むのが大事だと思っています。開発者の苦悩にも似ているのですが、失敗を繰り返しながら、論理的に一つひとつ課題をクリアしていってもらいたいのです」(横濱先生)

『Sphero』を使った授業は3回にわたって行われ、最後は5台を同時に動かして“鬼ごっこ”に挑戦します。生徒たちは「楽しい」「もっとやりたい」と目を輝かせていました。プログラミングに面白いと感じる要素を盛り込んだことで、論理的に課題を解決する楽しさを体感したのです。

※コード=コンピュータソフトを動かす元となる一連の文字の羅列のこと。ソースコードとも呼ばれる。

『Sphero』を使った学習プログラム
ボール型ロボット『Sphero(スフィロ)』。最初はプログラミングした指示でどのように動くのか、まずは先生がお手本を見せ、生徒たちがその動きを確認しました。ボール型ロボット『Sphero(スフィロ)』。最初はプログラミングした指示でどのように動くのか、まずは先生がお手本を見せ、生徒たちがその動きを確認しました。

「『Sphero』の学習プログラムは、オープンを軸としたモノづくりを実践しているMozilla Factoryに属する学生団体「コモジラ研究所」で開発されたものです。Sphero専用の言語変換サーバーシステムを採用することで、中学生でも扱えるよう、簡単に改良した簡易型のコードを使って動かすことができます。
『Sphero』の学習を通して、生徒たちにプログラミングとは何か。実際に自らの手で組んだコードによって、実機がどのように動作するのか。コードを書くとはどういうことなのか、実践的に学習する機会を提供しています」(横濱先生)

今回の授業は3~4人で1組のグループで取り組みました。全ての生徒が発言し、それぞれに得意なことで力を発揮できるようにという横濱先生の配慮です。今回の授業は3~4人で1組のグループで取り組みました。全ての生徒が発言し、それぞれに得意なことで力を発揮できるようにという横濱先生の配慮です。
グループでプログラミングのコードを考え、iPadに打ち込みます。最初に教えられたコード通りに動かない“いじわる”も見抜かなければいけません。グループでプログラミングのコードを考え、iPadに打ち込みます。最初に教えられたコード通りに動かない“いじわる”も見抜かなければいけません。
考えた指示通りに『Sphero』が動くかどうかを確認。思った通りに動かなかったときは、何が間違っていたのか、もう一度、課題を整理していきます。考えた指示通りに『Sphero』が動くかどうかを確認。思った通りに動かなかったときは、何が間違っていたのか、もう一度、課題を整理していきます。
3回目の授業では、各グループの『Sphero』同士で鬼ごっこをします。ゲージに当たると減点となるため、対策としてゲージに当たらないように動き回るプログラミングを試す生徒たち。“プログラムして試す”を繰り返すうちに、コツがつかめてきます。3回目の授業では、各グループの『Sphero』同士で鬼ごっこをします。ゲージに当たると減点となるため、対策としてゲージに当たらないように動き回るプログラミングを試す生徒たち。“プログラムして試す”を繰り返すうちに、コツがつかめてきます。
将来、活躍できる力を伸ばす
横濱友一先生(情報システムセンター長/ICT支援員)横濱友一先生
(情報システムセンター長/ICT支援員)

「将来、必ずしもプログラミングのスキルが必要になるとは思っていません。しかしプログラミングで何ができるかを理解していないと、仕事をしていくことは難しいと思っています。例えば自分自身がプログラマーにならなくても、さまざまな商品やサービスの企画・開発に携わるうえでは、ある程度のプログラミングの教養が必要になってくるからです。今後もプログラミングによって身に付く論理的思考力や問題解決能力、新しいものを創造する力を伸ばしていきたいと考えています」

(この記事は『私立中高進学通信2017年4・5月合併号』に掲載しました。)

聖徳学園中学校  

〒180-8601 東京都武蔵野市境南町2-11-8
TEL:0422-31-5121

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