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私立中高進学通信

2017年4・5月合併号

私学の光輝

自由学園(男子部・女子部)中等科

第31回美術工芸展

創立者の羽仁もと子が提唱した“生活や自然と共にある美”を表現
写真1:廃材を使って影絵で表現した作品。廃材そのものを作品にするのではなく、影絵で表現するというアイデアが秀逸。

写真1:廃材を使って影絵で表現した作品。廃材そのものを作品にするのではなく、影絵で表現するというアイデアが秀逸。

写真2:『塔』写真2:『塔』

写真3:女子部中等科3年「シマウマとその中身」写真3:女子部中等科3年「シマウマとその中身」

写真4:中等科1年の『季節の実り』について話す古川武彦先生。「形の面白さなど実にうまく表現しています」写真4:中等科1年の『季節の実り』について話す古川武彦先生。「形の面白さなど実にうまく表現しています」

 2016年11月19日(土)〜20日(日)、4年に一度の美術教育の成果発表会「美術工芸展」が行われました。同校では、創立者の羽仁もと子による「ただによい景色や花を見たような時にだけ、僅かに美を感ずることの出来るような頑なな心でなしに、どういうものの中にも秘されている美を見ることが出来るような深い心を培ってやりたい」との理念にのっとって、創立以来、美術教育に力を入れてきました。

 今回で31回目を迎えた「美術工芸展」は、「日常を旅しよう」がテーマ。幼児生活団(幼稚園)から最高学部(大学部)までの全校生徒の絵画をはじめ、木、糸、布、金属、粘土などさまざまな素材や手法を取り入れた、多岐にわたる作品が展示されました。

 生徒たちの作品は校舎や芝生などに展示され、女子部食堂と男子部体操館において、生徒が担当の先生とともに作品を解説するギャラリートークが行われました。

 特に印象に残った展示の一つは、男子部高等科3年「影絵」の『ゴミを拾う人』という作品です[写真1 右の作品]。

「廃材そのものを見せるのではなく、その影を見せようということで影絵にしました。ぼくらのグループは、ゴミから作品を作って、作品にゴミを拾わせました。最初にパネルに下絵を描いて、同じアングルで光を当てながら廃材を重ねて作りました」 (男子部 高等科3年)

 その他にも興味深かったのは「何か大きいものを作って芝生の真ん中に立てたら面白い」(高等科2年男子)という発想で作られた『塔』[写真2 右奥]です。

「工芸展全体を見て必要なものは何かという観点で、具体的ではなく抽象的な作品を作り上げたのはすごいと思います。単純なようでいろいろな技術が必要です」
(酒井恒太先生)

 使用した木は埼玉県名栗「植林実習」の際に生徒たち自身が伐採したもの。2週間ほど乾燥させて皮をむき、木を休ませてから制作したそうです。

 他にも、シマウマのシマの部分を切り抜き、“中身”が見えるようにした『シマウマとその中身』[写真3]。「自分の顔よりも大きいものを作りました」(女子部 中等科1年)という迫力ある『季節の実り』[写真4]など、個性豊かな作品が多く、大変見応えがありました。

 初日は朝まで冷たい雨が降り、正午頃まであいにくの天気だったにも関わらず、2日間合わせて6800名の来校者が訪れました。フランク・ロイド・ライト(20世紀前半の著名な建築家)の流れをくむ、東京都選定歴史的建造物指定の趣ある校舎に囲まれ、生徒たちの感性がのびのびと育まれていることを実感した一日でした。

ギャラリートークにて、登山をモチーフにした作品の前で話す高等科1年生。「人物のポーズに悩みました」ギャラリートークにて、登山をモチーフにした作品の前で話す高等科1年生。「人物のポーズに悩みました」
男子部高等科1年「北斎」。葛飾北斎「富嶽三十六景」をモチーフに、36人が4.5×6.3mの段ボールに部分を描き合体。波の色の微妙な違いが面白いです。男子部高等科1年「北斎」。葛飾北斎「富嶽三十六景」をモチーフに、36人が4.5×6.3mの段ボールに部分を描き合体。波の色の微妙な違いが面白いです。
女子部高等科2年「羊毛で色を作る」。さまざまな色のフェルトを重ね、葉の複雑な色を表現。女子部高等科2年「羊毛で色を作る」。さまざまな色のフェルトを重ね、葉の複雑な色を表現。
1日に2回、講堂で行われた女子部ミニ説明会。「『ありがとう』のあふれる社会に」と佐藤史伸女子部部長。1日に2回、講堂で行われた女子部ミニ説明会。「『ありがとう』のあふれる社会に」と佐藤史伸女子部部長。
『塔』の前で。「自主的に作品に取り組んでいた」(酒井先生)というだけあり、生徒は来校者の質問にハキハキと答えていました。『塔』の前で。「自主的に作品に取り組んでいた」(酒井先生)というだけあり、生徒は来校者の質問にハキハキと答えていました。
世界中を飛び回る同校出身の写真家、公文健太郎氏が講演。氏が世界に興味を持ったきっかけは、寮で留学生と同室になったことだそうです世界中を飛び回る同校出身の写真家、公文健太郎氏が講演。氏が世界に興味を持ったきっかけは、寮で留学生と同室になったことだそうです
当日は生徒手作りの昼食を販売しました。男子部の牛丼<男子部の牛丼
女子部のデザート女子部のデザート

当日は生徒手作りの昼食を販売しました。

(この記事は『私立中高進学通信2017年4・5月合併号』に掲載しました。)

自由学園(男子部・女子部)中等科  

〒203-8521 東京都東久留米市学園町1-8-15
TEL:042-422-1079(女子部)/042-428-3636(男子部)

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