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私立中高進学通信

2017年4・5月合併号

アクティブラーニングで伸ばす新しい学力

安田学園中学校

『自学創造』の精神で磨かれる
論理的思考と自分だけの表現力

興味の方向を広げ、将来の選択肢を増やす
肉食動物のフォッサを観察するグループ。動物をじっくりと見て、レポートする体験が、探究力を育てます。

肉食動物のフォッサを観察するグループ。
動物をじっくりと見て、レポートする体験が、探究力を育てます。

中1は生き物をテーマにグループで課題解決に挑む

『自ら考え学び、創造的学力・人間力を身につけ、グローバル社会に貢献する』人材の育成をめざし、『自学創造』を教育目標に掲げる同校にとって、アクティブラーニングは相性の良い学びです。特に、2013年度に新設された東大などの最難関国立大をめざす『先進コース』では、一期生から探究型の授業に力を入れてきました。具体的には中1から中3までは週に1時間ずつ、高1では週に2時間ずつ『探究』という名の授業があり、段階を追って課題解決力や論理的思考力を高度なレベルで身につけていきます。

 探究の基礎を学ぶのが目的の中1では、自然(動物)をテーマにさまざまな生き物の観察を行います。これは「観察」をキーワードに、疑問を発見して仮説を立て、実験などで検証するという一連のサイクルを体感するためです。またグループで課題解決に挑み、発表することで「協働的探究」の基礎も身につけます。

 具体的には、年3回にわたって上野動物園を訪れるほか、夏季休暇中は2泊3日で東京海洋大学の館山ステーションに滞在し、海の生物を観察するというプログラムがあります。

上野動物園で野外探究
仮説を立てて論理的に検証する

 中1の上野動物園での『野外探究』は、5月に第1回が行われ、動物をただ眺めるのではなく、先生や上野動物園の解説員から観察するための視点を教わりました。11月の第2回『野外探究』の授業では、担当する動物ごとにグループに分かれ、1時間半ほどじっくり観察して形や行動などの細かい記録を取りました。その後、動物園の解説員の協力も得ながら疑問点を洗い出し、調査するテーマを決定。仮説と根拠を明確にし、観察計画もしっかり立てたうえで1月、3回目の『野外探究』の授業に臨みました。

 例えば「フラミンゴに利き足はあるのか」を調べているグループは、右か左のどちらで片足立ちをする機会が多いのかを、1羽ずつ担当を決めて45分間じっと観察します。他のグループもそれぞれのテーマで観察に励み、最後は管理事務所内の会議室で動物園の解説員と意見交換して、さらに内容を深めました。

 学校へ戻ってからは結果を模造紙にまとめる作業を通じて、資料作りや検証の方法を学んでいきます。

Active Learning 001
データの大切さ、図鑑の活用、見やすい資料作りを学ぶ

 3回にわたる動物園での『野外探究』の授業を終えた中1の生徒たちは、検証結果を模造紙にまとめていきます。

 理科・生物担当の小島直樹先生が、「直感的に見て差のわかるデータのまとめ方をしてください」と話し、解析値の比較には表やグラフを効果的に使うようアドバイス。生徒たちはグループで話し合ったり、図鑑を広げたりしながらていねいに下書きをしていました。これから清書作業に入り、発表準備を進めます。動物園ではスケッチを重視し、生徒たちが動物の姿を写真に撮ることはできません。学年が上がるにつれてインターネットを利用した情報収集やパソコンでの発表資料作成にも取り組みますが、中1では図鑑などの文献から調べるよう指導しているそうです。

「ICT機器はあくまでツールの一つ。最初に与えてしまうと、写真を撮ったり、インターネットで調べたりすれば、そこで思考が止まってしまいます。ツールに頼ると、結局はよくわかっていないということになりかねません。最初はあえて使わせず、徐々に活用の仕方を教えるようにしています」
(教育企画主任/物部昌太郎先生)

動物園での観察データをもとに、図鑑も参照しながら発表用の模造紙にまとめていきます。動物園での観察データをもとに、図鑑も参照しながら発表用の模造紙にまとめていきます。
イラストを書き添えるなど、生徒たちは工夫しながら詳しく資料作りをしています。イラストを書き添えるなど、生徒たちは工夫しながら詳しく資料作りをしています。
Active Learning 002
東京海洋大学の恵まれた施設を利用!
海の生物の観察・研究に没頭する3日間
磯遊びが初めての生徒もすぐに慣れ、生物に興味を持つようになっていきます。磯遊びが初めての生徒もすぐに慣れ、生物に興味を持つようになっていきます。

 中1では夏季休暇中に、2泊3日で東京海洋大学の館山ステーションを訪れて磯の生物について調べます。同施設の利用はスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受けた高校に限られていましたが、同校の熱意が通じ、特別に受け入れが叶っているそうです。

 施設内には実験棟や宿泊棟があり、泊まり込んで隣接する磯での観察や研究に没頭できます。生徒たちは同大学の准教授や大学院生の指導を受けながら、いかにデータを取ることが大事かなど研究に臨む姿勢を学びます。また大学院生たちが真剣に研究している様子を目の当たりにして、大いに刺激を受けるそうです。

 2日間、観察と研究を繰り返したあと、最終日には准教授と大学院生に向けて発表をしますが、時には鋭い指摘を受けることもあります。新たに見つかった課題は学校へ持ち帰り、さらに研究を続けて秋の文化祭で成果を発表します。この経験を通して生物に興味を持ち、理系の道を志す生徒もいるそうです。

先進コースの『探究』の流れ
考える力、協働する力を『探究』で身につける
人間にしかできない力を身につけて社会で活躍!
教育企画主任/物部昌太郎先生教育企画主任/物部昌太郎先生

「中1、中2の『探究』の授業は、理系のテーマを中心にしています。将来の選択肢を増やせるように、高2までの5年間でいろいろなものに興味を持ってもらいたいと考え、実体験も重視する内容にこだわりました。『探究』の授業では失敗を恐れず、「疑問を持つ」、「自分で考える」ことを大事にし、論理的思考力を育成します。授業の半分以上で実験を取り入れている理科や、グループワークを多用している英語など、アクティブラーニングの手法は教科学習にも生かされています。
 ただ答えを出すだけならAI(人工知能)でもできる時代だからこそ、人間にしかできない力を身につけて本校を卒業してほしいと願っています」

(この記事は『私立中高進学通信2017年4・5月合併号』に掲載しました。)

安田学園中学校  

〒130-8615 東京都墨田区横網2-2-25
TEL:03-3624-2666

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