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私立中高進学通信

2017年2・3月合併号

育ち盛り食事情 学食調べ隊

国士舘中学校

食べることが、生きる基本!
残さず食べて、強い肉体と感謝する心を育む

全生徒必修の武道(剣道または柔道)の授業やクラブ活動などを通じて、運動に力を入れている生徒が多い同校。丈夫で強靭な身体づくりの基本は毎日の食生活です。同校ならではの「食」への取り組みを紹介します。

お弁当派の生徒も、売店で買えるおかずを「ちょい足し」。からあげが一番人気。

強靭な身体づくりのための食
中学校剣道部監督/河野博先生(左)中学校教頭/神山優子先生(右)中学校剣道部監督/河野博先生(左)
中学校教頭/神山優子先生(右)

 身体づくりの基本となる食生活。クラブ活動などで運動を行っている生徒が多い同校では、三度の食事をしっかりと食べることを非常に重視しています。

「運動部に所属する生徒にとって、食べることも大切なトレーニングの一つ。とくに、強化指定クラブとなっている柔道部と剣道部では、厳しく指導しています。初めは食が細かった生徒もだんだんと食べる量を増やしていくと、1年間で驚くほどしっかりとした身体ができ上がります」(河野先生)

 用意されたものは、残さずにおいしくいただくことも重視。移動教室などの旅先で、食事を用意してくださるホテルの方に驚かれるほど、みんなしっかりと食べるそうです。

「おかげで本校の生徒はとても丈夫です。旅先で環境が変わったとしても、具合が悪くなるような生徒はほとんどいません」(神山先生)

家庭的な雰囲気を重視した「食堂」
㈱共立フーズサービス調理長/竹澤隆さん(株)共立フーズサービス
調理長

 親元を離れて暮らす寮生の食事や、通学生も利用できるランチを提供している「食堂」。職員は、温かい眼差しで生徒を見守ります。

「カウンター越しに『おはよう』『おかえり』と声をかけたり、時間のある夕食時には、生徒たちが食事をしているテーブルまで行って、話をしたりすることもあります」(調理長)

 お祝いや景気づけなどの時には、献立には載っていないサプライズメニューを出してもらえることもあるとか。

「親元を離れて暮らす寮生が、職員のことを『お父さん』や『お母さん』と思ってもらえるような、温かい環境をめざしています」

親元を離れて暮らして6年目。食堂の人たちは、親の代わりのように、僕たちのことを気にかけてくれます。(高3/落合皓一朗くん 左)特別なことがあった時に、こっそり出してくれる裏メニューがあります。大学の合格が決まった時にも、お祝いのニラ玉を出してもらいました!(高3/野澤昌嗣くん 右)親元を離れて暮らして6年目。食堂の人たちは、親の代わりのように、僕たちのことを気にかけてくれます。(高3/落合皓一朗くん 左)
特別なことがあった時に、こっそり出してくれる裏メニューがあります。大学の合格が決まった時にも、お祝いのニラ玉を出してもらいました!(高3/野澤 昌嗣まさしくん 右)
柔道部と剣道部では、入寮している中学生も多いそうです。体調が悪い時などには、雑炊やうどんなどを用意してもらえます。柔道部と剣道部では、入寮している中学生も多いそうです。体調が悪い時などには、雑炊やうどんなどを用意してもらえます。
日替わりのランチメニュー。生徒が好むお肉を中心に、野菜も食べられる献立を工夫しています。日替わりのランチメニュー。生徒が好むお肉を中心に、野菜も食べられる献立を工夫しています。
三度の食事を残さず食べて、間食はしない
お楽しみのランチタイム。楽しいおしゃべりで盛り上がります。お楽しみのランチタイム。楽しいおしゃべりで盛り上がります。

 寮生以外の中学生は、お弁当を持ってきて教室で食べていることが多いそうです。担任の先生は、残さずしっかりと食べているかを毎日チェックしています。

「食事ができないのは、体調が悪かったり、心配ごとがあったりする証拠。食事がしっかりと摂れているかどうかは、生徒の様子を知るバロメーターにもなっています」(河野先生)

 また、間食は極力避けることが推奨されています。

「学内で、甘いお菓子などを購入して食べることはできません。基本は、三度の食事をしっかりと食べること。それでもお腹がすいてしまう生徒は、おにぎりを持参して食べるようにと指導しています」(神山先生)

命をいただくことに感謝する気持ちを育む「食育」

 食べ物に感謝する心を育む食育も重視。入学してすぐのオリエンテーションでは、牧場に行き、人間の食事のために飼育されている生き物と触れ合い、そこで採れた食材を使ってランチを作ります。

「肉牛や乳牛など、人間の食べ物となるために飼育されている命があり、それによって自分たちが生かされているということを肌で知る体験です。人として大切なことをしっかりと経験させたいという思いから、10年以上続いている本校の伝統行事です」(神山先生)

バターやソーセージを手作り。「いただきます」の意味を知る経験です。バターやソーセージを手作り。「いただきます」の意味を知る経験です。
牛の乳しぼりに、少しドキドキ。牛の乳しぼりに、少しドキドキ。

(この記事は『私立中高進学通信2017年2・3月合併号』に掲載しました。)

国士舘中学校  

〒154-8553 東京都世田谷区若林4-32-1
TEL:03-5481-3114

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