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私立中高進学通信

2017年2・3月合併号

生徒の未来対応型学校へバージョンアップ

跡見学園中学校

夢を実現するコース制を導入!
「学力」と「人間力」を伸ばし自律し自立した女性を育てる

お話をうかがった副校長の和田俊彦先生。お話をうかがった副校長の和田俊彦先生。

 創立140周年を2015年に迎えた同校は、画家・書家として名をはせた創設者・跡見花蹊先生の教えに従い、『「目と手と心と」の真の精神を身に付けた人間力と未来を拓く高い学力を育む』を教育理念に掲げています。

 2016年度からは「学力」と「人間力」を育成する独自のカリキュラムとして、「KAKEI INDEPENDENT CLASS」(通称Iクラス)と、「ATOMI PRINCIPLED CLASS」(通称Pクラス)というコース制を導入しました。

「自らの目標実現に向けて、めざす大学に進学できる力をつけられるようにコースを分けましたが、一般的な特進コース、普通コースとは考えていません。Iクラスは自ら考えて行動し世界に羽ばたく女性、Pクラスは伝統的な全人教育のもと誠実で信念のある女性の育成をめざします。めざす女性像や進学目標はそれぞれですが、建学の精神である『自律し、自立した、しなやかな女性』を育てる基本姿勢は変わりません」(副校長/和田俊彦先生)

 そのため、基本的に授業の進度は2コースとも同じように進みます。違いは「深度」。たとえばIクラスのみ週2日、放課後に英語と数学の特別授業が組まれていて、よりハイレベルな問題をグループで解き合うなど演習型の学びが多く取り入れられているのです。

 一方で学業とクラブ活動、または習い事を両立させたいと願う生徒は、Pクラスを志望するケースが多いそうです。和田先生は学力の違いによってコースを分けているのではなく、将来は何をめざし、そのためにどのような学園生活を送りたいのか「重点の置き方が違うだけ」だと強調します。

「科目によっては学年トップの成績がPクラスから出ることもあります。さまざまな行事の学年代表にPクラスから手が挙がることも多いです」

 特徴的なのは中2・高1・高2進級時に、PクラスからIクラスに移る機会が設けられていること。たとえば入学直後は、長距離の電車通学や週6日の授業など、小学校との違いに戸惑う生徒もいます。そのような場合はPクラスで入学し、状況に応じて途中からIクラスへ移る選択肢もあるのです。2017年度の中2では、定期考査の成績、宿題の提出状況、授業態度などから総合的に判断し、希望者の中から10人ほどをIクラスに受け入れる予定です。

 また伝統的に「面倒見の良い教育」に定評のある同校では、コース制になってからも個々の生徒のフォローは手厚く行われています。Pクラスでは英数国の3教科について指名制で普段から補習を行っており、「できない」を「できる」に変えて生徒の学習意欲を高めます。一方のIクラスでは長期休暇中に集中的な講習を行い、理解をより深められるようにしているそうです。この長期休暇の講習にはPクラスの希望者も参加でき、Iクラスの発展的な授業を一緒に受講できます。

 普段から生徒と先生の距離が近い同校。

「生徒の悩みをキャッチしたり、背中を後押ししたり。生徒が日々、小さな成功体験を積んで、自立・自律した女性になるよう願っています」

 と、和田先生は話してくれました。

ココがポイントそれぞれの夢を後押し
習熟度別クラスを導入した独自の『学力プロジェクト』が始動

 2コース制となって2016年から始まった『学力プロジェクト』。中学では徹底した基礎力の定着をめざす一方、高校では思考力を高めてディスカッションやプレゼンテーションなどに取り組み、新しい大学入試制度に対応できる実践力を身につけます。

IクラスとPクラスの相違点と共通点

Iクラス Pクラス
相違点 ●週36時間授業(英数が各1時間増) ●週34時間授業
●基礎基本の徹底
●学期中の補習授業
●定期考査一部独自問題
●長期休暇中の補習授業
共通点 ●各種行事、クラブ活動など課外の活動
●長期休暇中の発展的な授業

 出願の時点でIクラスとPクラスの希望をとります。中学入学時から大学受験対策を確実に行いたい場合はIクラスがお薦めです。6カ年一貫教育の中で、まずはクラブ活動やおけいこごとなどに情熱を注ぎたい場合はPクラスがお薦めです。途中でPクラスからIクラスに移動することもできますので、Pクラスで入学して様子を見ることも可能です。

ココがポイント高度な思考力と実践力を養成
自律し自立した女性を育成する『人間力プロジェクト』

 芸術鑑賞や自然観察、平和学習、国際交流など「本物に触れる」経験を通し、「人間力」を養うプロジェクトは、同校の伝統として重点を置いている取り組みです。

 なかでも、東京芸術劇場などを借り切って行う音楽鑑賞会は圧巻。6年間を通してオーケストラやオペラ、バレエなど幅広いジャンルの一流の演奏に触れられるのは、同校に通う大きな喜びです。

ココがポイント新制服の歴史がスタート
コンセプトは『過去・現在・未来をつなぐ』

 85年間の長きにわたって親しまれてきた制服を一新し、2016年春から導入された新制服。日本のファッション界をリードするデザイナー廣川玉枝さんがデザインを手がけたもので、伝統を受け継ぎながら機能性も重視。カーディガンやベスト、キュロット、パンツまであり、コーディネートが楽しめるのもポイントです。

ココがポイント新しいことを取り入れる文化
今後はICT機器の活用も

 1885年には他校に先がけ、外国人教員による英語教育を始めた同校。1930年にいち早く洋装の制服を導入したほか、1965年に修学旅行に新幹線を利用した第一号ともなっています。

「新しいことを取り入れるのは跡見の文化」

 と和田先生は話します。

 今後はICT機器の導入にも積極的に取り組んでいく予定ですが、気配りや人付き合いのマナーなど“アナログ”の部分をおろそかにしない教育をめざしていくそうです。

「生のコミュニケーションが非常に大事だということを教えたうえで、ICT機器を使いこなせる生徒を育てていきます」

ココがポイント伝統の英語教育はさらに強化
実技科目もしっかり取り組む

 英語の授業では定評ある検定外教科書も併用しながら、大学入試に対応できる英語の4技能をしっかり養成。中学卒業までに英検3級は全員取得を目標にしています。

 英会話の授業はネイティブと日本人の先生によるチームティーチングで行い、2017年度からは洋書の専門書を使う予定です。

 また学園創始者・跡見花蹊先生のDNAを受け継ぎ、体育や音楽、美術、技術家庭、習字といった実技科目も一生懸命に取り組む校風です。

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