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私立中高進学通信

2017年1月号

目標にLock On!! 私の成長Story

佼成学園中学校

独自の道徳教育で自尊感情を高め
自己研鑽に励み、現役で東大へ

OB 飯田耕士さん 東京大学教養学部 文科二類 2年

OB 飯田耕士さん
東京大学 教養学部 文科二類 2年

学校生活の柱“道徳教育”が今の自分の土台をつくった
中高6年間の学年主任で中2の時の担任だった内野賢一先生と。「とても褒め上手な内野先生から、やる気を刺激されたこともしばしば。ゲーム感覚で内野先生に何度も勝負を挑んだ国語のテストで、最後に満点を取ったうれしさは忘れられません(笑)」中高6年間の学年主任で中2の時の担任だった内野賢一先生と。「とても褒め上手な内野先生から、やる気を刺激されたこともしばしば。ゲーム感覚で内野先生に何度も勝負を挑んだ国語のテストで、最後に満点を取ったうれしさは忘れられません(笑)」

 体験と学問の両立に励む「行学二道」を校訓に掲げる同校。創立以来、長年蓄積してきたノウハウをもとに組み立てられた学校独自の道徳教育を実施し、豊かな心を育んでいます。

 同校を卒業し、東京大学で学ぶ飯田耕士さんも、周りに目を向け、相手への思いやりを学ぶ道徳教育が、自己形成の柱になっていたと振り返ります。

「思い出に残っている学校行事は、中2の合唱コンクールです。採点では歌唱力以上に身だしなみや姿勢、クラスメートとの団結力が評価されました。歌の練習もしっかりやりましたが、足をそろえる動きの練習を何度も重ねました。優勝した時は、クラスの一体感が観客に伝わったんだと感動しました」

 中2時の担任だった内野賢一先生も、飯田さんの活躍を覚えていました。

「飯田君はマラソン大会で2位になったこともあるくらい、トップクラスの運動能力を持っていました。とはいえ、入学当時は体も小さくて、成績もごく普通の生徒。バスケットボール部に入部してから、一生懸命に練習をしていましたね。彼らの代は強いチームでしたが、中3ではスターティングメンバーの5人にも選ばれました。文武両道で6年間学校生活に励み、志望の東京大学に現役合格を果たしました。自分に課した目標を一つひとつ達成しながら、能力を高めていったのでしょう」

 飯田さんの学力が伸び始めたのは中2からだったといいます。

「きっかけは学級委員を任されたことです。クラス替えの後の自己紹介の時間、僕は率先してクラスメートの発表に拍手を送りました。それを内野先生がみんなの前で褒め、学級委員に選ばれたのです。元々リーダーシップを取るようなタイプではありませんでしたが、その責任感で意識が変わり、模範になるような行動と、勉強をがんばろうと思うようになりました」

勉強も友情も青春も謳歌する欲張りな学校生活
小規模でアットホームな雰囲気の中で、伸び伸びと学び、学校行事では、多くの楽しい思い出ができたといいます。小規模でアットホームな雰囲気の中で、伸び伸びと学び、学校行事では、多くの楽しい思い出ができたといいます。

「東大をめざしたのは、高1からです。学校が用意した『東大に入ろうゼミ』企画で、数名の東大生OBから話を聞く機会があり、多種多様に学んでいる様子を知って、面白い大学だなと思いました。でも、学力はまったく足りていませんでした。僕は中学で部活動を引退したので、内野先生のアドバイスを受け、有志で『勉強部』と呼べるような集団を作って、放課後は自習室で勉強する習慣を身につけました。これが受験勉強の基盤になりました」

 自主的に勉強する生徒が増え、周囲の生徒も受験勉強に向けて自然とスタートを切ったといいます。そして、その年に卒業した先輩が東大に現役合格したことで、難関大学をめざすことが現実感のある未来として、生徒に浸透し始めたそうです。

「僕は難関大学をめざす仲間と一緒に、受験勉強で多くの時間を費やしましたが、それでも学校生活を楽しむことはとても重要でした。佼成学園には強豪と呼べるような強い部がたくさんあります。後悔のない学園生活を送るために、友人の応援にも欠かさずに行きました。センター試験1カ月前に行われたアメリカンフットボール部の東日本大会決勝戦では、スタンドまで参考書を持って行き、空いた時間は勉強しながら、選手たちに大きな声援を送っていました」

 応援に行って志望校に落ちても後悔はない、と強く思っていたそうです。そんな飯田さんの気持ちを、内野先生も理解していました。

「部活動に奮闘する姿、そして受験勉強に励む姿が、お互いの大きな力になっていたのだと思います」

 自分のフィールドだけに目を向けるのではなく、互いにエールを送り合い、成功を願えたのは、同校が多様性にあふれ、それぞれの個性を磨ける環境があるから、と飯田さんは言います。

「ゴールは違っても、がんばっているのは同じ。お互いを認め合うおおらかさと強い絆が、佼成学園にはありました。先生方からも、目先の勉強よりその先をめざせるように、結果だけで判断されるのではなく、生徒の学力の成長を見守り、サポートする意志が感じられました。それぞれの居場所があり、それが認められている、温かい学校です」

身近なチューターの存在が受験生活の支えに

 合格への道のりは決して楽ではありません。成績の伸び悩みは幾度もあったそうです。とくに高3の夏から秋は模試判定も下がり、自信を失った厳しい時期でした。その壁を突破できたのは、現役東大生のOBチューターのおかげです。

「勉強だけではなくて、悩み事も親身に聞いてくれました。短時間で成績を上げる勉強方法を一緒に考えたり、東大受験対策を相談したり。勉強をするのが嫌になったこともありましたが、大学生活の話を聞かせてもらい、相談相手になってもらううちに向上心が生まれ、東大進学へのモチベーションがより高まりました」

 現在は飯田さんがチューターとして、後輩の指導に当たっています。かつての先輩がそうだったように、相談しやすい存在でありたいと思っているそうです。

「いま大学では週5日の講義を受け、大変ですがとても充実しています。どうせなら、この忙しさも楽しんでやろうと、大教室の最前列を陣取って学んでいます(笑)。それも、この学校で培った、楽しみきる力だと思います。切磋琢磨した友達とは卒業式の時に、『もう一回生まれ変わっても佼成に入りたいね』と話したほど、かけがえのない6年間でした」

豊かで幸せに生きるために人格を磨く

「内野先生は国語の先生ですが、50分授業の20分間は道徳についてお話するような先生でした。より良い人間としての生き方を熱く語ってくださいましたね。佼成学園に入って最も変わったのは、自分の在り方や行動を見直すことのできる道徳観だと思います」(飯田さん)

「飯田君が別の取材の時に、『内野先生は国語の先生ではありません。道徳の先生です』と言ったこともあります。教壇に立って思うのは、教科書に書いてあることだけではなく、生徒がこれから豊かで幸せに生きられる技術や土台を伝えたいということ。他人から頼りにされ、役に立つことをありがたいと思えるような、そんな人間になってもらいたいですね」(内野先生)

(この記事は『私立中高進学通信2017年1月号』に掲載しました。)

佼成学園中学校  

〒166-0012 東京都杉並区和田2-6-29
TEL:03-3381-7227

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