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私立中高進学通信

2017年1月号

アクティブラーニングで伸ばす新しい学力

聖望学園中学校

考えを伝え合う授業で思考力が定着する

中1からiPadを本格導入
グループで反比例のグラフのかき方に挑戦する中1生。自分の解き方を友達同士で見せ合うなど知恵をシェアする雰囲気があります。

グループで反比例のグラフのかき方に挑戦する中1生。
自分の解き方を友達同士で見せ合うなど知恵をシェアする雰囲気があります。

答えを導き出す「考え方」に重点を置く

 学習計画表や生活の記録ノートの作成で生徒をきめ細かくフォローすることで知られる同校。2016年度から中1でiPadを導入し、アクティブラーニング型授業を推進しています。そのフロントランナーは数学。授業では常にiPadを活用しています。

 教室に入ると、目に飛び込んでくるのが黒板に投影されたプロジェクターの画面です。

「クラス全員が仲間を見捨てない」「自分自身を向上させるための努力をする」

 など、授業に参加するにあたっての心構えが映し出されています。アクティブラーニングは生徒同士が教え合ったり、考えを出し合ったりする場面が多くなります。全員が能動的に学ぶには生徒側も自分から学ぼうとする気持ちを持つべきとのメッセージです。

 授業では反比例の式の理解と双曲線のかき方を学んでいました。数学科の小林堅二先生は前回の復習をしながら問題を出していきます。生徒のiPadに映し出されるのは、オリジナルの授業シートです。黒板にも同じ画面が映されるので、先生の説明を聞きながら手元の画面に答えを記入したり、グラフをかいたりすることができます。

 先生は手元のiPadで生徒の解答を一括して確認することができ、プロジェクターから黒板に投影して全員がどのような解答をしているかをクラスで共有することもできます。まるでクイズ番組のように画面がパッと切り替わるので、生徒たちの集中力が損なわれません。

教え合う活動で一人ひとりの理解が深まる

 問題を解くときに先生が何度も言っていたのが

「わからなければ同じグループの人に聞いてみよう」

「解けた人は周りでまだできていない人にやり方を伝えよう」

 という投げかけです。解き方や答えを友達と相談してもいい理由を小林先生はこう話します。

「数学が苦手な生徒にとって、教師が説明するより、同い年の仲間が説明したほうがわかりやすい場合があります。また教える生徒のほうも理解がより深まります」

 紙のプリント配布や板書の時間を短縮し、グループで解き方を共有する時間を増やすことで、一人ひとりに「考え方」が定着します。すると少し難度の高い宿題を出しても応用して解こうとする態度が見られるようになりました。こうした生徒の変化を受け、今後は他教科でもiPadを活用しアクティブラーニングを広げていく予定です。

The idea STEP001
穴埋め式問題でウォーミングアップ

 授業のすべてがグループワークというわけではありません。最初の15分ほどは前回までの復習と、この時間の基礎になる例題を全員で解きます。

 黒板に映し出された問題は、生徒の手元のiPadにも表示されます。こうすることで問題や図形を板書する時間を省くことができ、生徒が問題を解く、考える時間を増やすことができるのです。

小林先生が黒板にプロジェクターで映し出している問題は、生徒たちの手元のiPadにも表示され、そのまま問題を解くことができます。
小林先生が黒板にプロジェクターで映し出している問題は、生徒たちの手元のiPadにも表示され、そのまま問題を解くことができます。

小林先生が黒板にプロジェクターで映し出している問題は、生徒たちの手元のiPadにも表示され、
そのまま問題を解くことができます。

The idea STEP002
グループ活動で解き方をシェアしよう

 授業の後半は演習になります。グループごとに机を集めて全員で解いていきます。隣の人と話しながらいろいろな解き方を見るのも学びになります。

 先に解けた友達のiPad画面を見て、解き方を教えてもらっているうちに「なるほど!」と、考え方が急にわかることもあるようです。

 生徒同士が教え合う姿を見て、小林先生も「そういう説明だとわかるのか」と感じることも多いそう。演習中は声をかけず、生徒が自分たちで解いていけるように見守ります。

先生のiPadからは、生徒たちのiPadの画面を一括して確認したり、プロジェクターから黒板に映し出すこともできます。先生のiPadからは、生徒たちのiPadの画面を一括して確認したり、プロジェクターから黒板に映し出すこともできます。
「わからないなあ」「こうすればいいんだよ」生徒同士で教え合う姿は、同校の授業ではよく見られる一コマです。教え合うことが、学びの定着にもつながっています。「わからないなあ」「こうすればいいんだよ」生徒同士で教え合う姿は、同校の授業ではよく見られる一コマです。教え合うことが、学びの定着にもつながっています。
The idea STEP003
iPadと手書きノートを使い分ける

 iPadを数学で使う利点はいくつもあります。同じ操作を納得がいくまで何度もできること。画面の拡大や縮小が素早くでき、自分のわかりやすい大きさで見られること。コピー&ペーストが簡単で作業がはかどるうえ、概念の理解も進むことなどです。

 例えば反比例の比例定数がプラスのとき、グラフの右上にかいた曲線をコピーして反転し、左下にペーストすると双曲線が完成します。こうしたやり方で2つの曲線の形が同じだということがわかるのです。一方、ノートは鉛筆で書きながら自分の考えを整理する、一定時間内で問題を解くスピードを高めたいときなどに便利です。グループワークの中ではどちらを使うかは生徒に任せているそうです。

iPadの画面を大きくして効率よく解答したり、まとめはノートに書き込んだり。先生の指導のもと、生徒たちはiPadとノートを用途ごとに使い分けています。
iPadの画面を大きくして効率よく解答したり、まとめはノートに書き込んだり。先生の指導のもと、生徒たちはiPadとノートを用途ごとに使い分けています。

iPadの画面を大きくして効率よく解答したり、まとめはノートに書き込んだり。
先生の指導のもと、生徒たちはiPadとノートを用途ごとに使い分けています。

ココも注目!
教材準備はやりがいがあります
中1学年主任・数学科/小林堅二先生

「アクティブラーニングとiPadの相性がいいのは、授業を効率化できるからです。

 2015年度までは生徒が家でノートを開いたときにわかるように、板書中心の授業をしていました。しかし今は板書の内容をノートに写させる代わりに、オリジナルの授業シートを教員それぞれが準備してiPadに表示しています。

 板書する時間を節約することで、生徒たちが考える時間を十分に取れますし、グループで教え合うので授業内で考え方が定着しやすいのです。

 実は私自身、2015年までiPadなどタブレットを触ったことがありませんでした。でも使ってみると非常に面白い。教材準備もやりがいがあります。中1は学級通信もiPadで配信するなど、授業以外での活用も進めています」(中1学年主任・数学科/小林堅二先生)

(この記事は『私立中高進学通信2017年1月号』に掲載しました。)

聖望学園中学校  

〒357-0006 埼玉県飯能市中山292
TEL:042-973-1500

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