LINEで送る

スクールポット中学受験版 - 首都圏学校情報検索サイト

ツイッター フェイスブック

私立中高進学通信

2017年特別号

校長インタビュー

昭和学院秀英中学校

校長先生が語る思春期の伸ばし方

“ギラギラ”するために今、自分は何をなすべきか
その答えをじっくり探す喜びが私学の学びの中にある
鈴木政男 校長先生

鈴木政男 校長先生

「これをやりたい」という気持ちの持続で学びは楽しくなる

――前任の山崎一男校長先生からバトンを引き継いだ鈴木政男先生に、新校長としての抱負からうかがいたいと思います。

 12年という長きにわたり本校の校長職を務められた山崎先生の学校改革の一つひとつを、引き継いでいけばいいのではないかと思っています。ただし、校長が替わるということは、受験生はもちろんのこと、保護者にも大きな関心事でしょうから、私なりの改革を少しずつ、始めていこうとも考えているところです。

――千葉県立千葉中学校・高等学校の校長職を経て着任した鈴木先生ですが、これまで“外”から見ていた昭和学院秀英の印象をお聞かせください。

 一言で言えば、昭和学院秀英は「学校らしい学校」という印象です。その一つが、一人ひとりの夢の実現に導くきめ細やかな進路指導にあります。長期休業中の講習は本当にたくさん行っていますし、放課後、あるいは早朝から実施している補習もけっこうあります。また、勉強面だけではなく、心の成長も重要であるとの観点から、「豊かな心の育成」に主眼に置いた福祉講演会、文化講演会、芸術鑑賞教室を中高通して展開しています。最も感受性が強い時期だからこそ避けてはならない“あたり前のこと”を、先生方が一切手を抜くことなく、真摯にやり続けているところにずっと魅力を感じていました。

――生徒たちが、未来の自分像を明確に描く前の重要な準備期間としての6年間である以上、先生方のきめ細やかな対応の一つひとつが大きな力となるのではないでしょうか。

 私は新年度の始業式と入学式で、「とにかく大きな夢を持ちましょう」という内容の話をしました。その際に用いたのが、今から100年以上も前に札幌農学校のクラーク博士が遺した有名な言葉『Boys be ambitious』です。人のために役立つ大志をどう抱くかは生徒一人ひとり違っていて当然ですが、「これをやりたい」という気持ちさえ持ち続けることができれば、たとえ困難な勉強でもまったく苦にならないと思っています。どんな時代にあっても丁寧な指導を心がける姿勢は、1940(昭和15)年に千葉県市川市に開校した昭和学院の伝統です。その誇り高き姿勢を踏襲する本校で学ぶことの喜びを、入学してくる一人ひとりに心から味わってもらえるものと私は確信しています。

未来へと続く夢を実現させるための新しい国際教育プログラム

――鈴木先生のお話から、昭和学院秀英の一員となるということは、誰もがもれなく次代を担う人材になるための大きな一歩を踏み出すことに通じることがよくわかります。

 1983(昭和58)年の開校以来、本校には新たな時代を担い、それぞれに素晴らしい未来を切り拓く人材として成長するためのこだわりの学校行事があります。その一つが、すでに30年という長い歴史を積み重ねてきた高1の『海外語学研修』(アメリカ・ワシントン州)で、今年は内進生を中心とした約140名が参加します。今年はさらに、高1の新たな国際教育プログラムとして、12月に『BOSTON NASA研修』を企画しています。これからのグローバル人材に欠かせない力とは、まさに予測不可能な時代に未来を切り拓く力です。異文化理解による視野の拡大、問題解決能力の向上、自己表現力・創造力の向上など、地球規模で活躍できる人材に必要不可欠なスキルを、最先端の場所で磨き、未来へと続く夢を実現するためのツールにしてほしいと期待しているところです。これまでの海外語学研修は、中3に移行の予定です。

――マサチューセッツ工科大学の学生・大学院生、研究者たちとの交流をはじめ、ケネディスペースセンターでの特別プログラムやボストンでのホームステイなど、新たな研修では、これまでの貴校にはあまり見られなかった“理系色”が強調されている点がとても印象的です。

 そうですね。本校は決して理系に弱かったわけではありませんが、これまで以上に幅広い視野から世界を見渡すことで、もっと自分自身の学びの領域を貪欲に広げていってほしいのです。もちろんお行儀よく学ぶことを否定するつもりはありませんが、できることならもっと“ギラギラ”してもらいたいと思います。もっと言うと、ギラギラするために今、自分は何をなすべきかを、じっくりと腰を据えて考える場所が中高の6年間とも言えるでしょう。私はここに、私学で学ぶ大きな理由の一つがあるのではないかと思っています。

ページトップ