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私立中高進学通信

帰国生入試特集『Lighthouse 2016年 秋の増刊号』

これで安心!帰国後の私立中学・高校選び(初級編)

和洋九段女子中学高等学校 〔女子校〕

120年目の大改革

アクセスの良い都心の九段にある最新設備の整った校舎で充実した学校生活が送れます。

アクセスの良い都心の九段にある最新設備の整った校舎で充実した学校生活が送れます。

国際人の育成に取り組む伝統校が “120年目の新入生” を歓迎

 2017年に創立120周年という大きな佳節を迎える和洋九段女子。この歴史的な変わり目を前に、同校では今年、「世界を見据えた教育」への扉を開けようとしています。入試広報室長の川上武彦先生にお話をうかがっていきます。

「その扉を開く主役はもちろん帰国生の皆さんです。多文化社会の中で生活し、培われた貴重な経験を持つ皆さんこそ、2020年のオリンピックイヤーに向けてダイバーシティが進む国際都市TOKYOを、また日本をリードする大切な人材として迎え入れたいと考えています」。

 2017年4月から新設される『KUDAN GLOBAL CLASS』(以下、グローバルクラス)は、和洋九段女子が未来の世界を見据えて動き出すための新しいコースです。また、同校では、21世紀型授業の象徴とされる『PBL(Problem Based Learning)型授業』を改革の大きな柱として位置付けています。

「アクセスの良い都心のど真ん中と言っても過言ではない九段の地にある本校には、毎年、帰国生も含めた多様なバックグラウンドを持つ生徒が大勢集まってきます。他人と異なる意見を持つ生徒や別の文化で育った生徒が仲間外れにされるのではなく、お互いを認め合う校風は長い伝統の中で自然と醸し出されてきたものです。私達は今回、帰国生と一般生のさらなる学校生活の充実のために、グローバルクラスを新設することにしたのです。帰国生の皆さんにもぜひ伝統ある本校の “120年目の新入生” となっていただきたいです」。

学ぶことの楽しさが拡がる注目のPBL型授業

 グローバルクラスでは、PBL型授業の徹底はもちろんのこと、オールイングリッシュによる高いレベルの英語授業、英語科担任によって段階を踏んで生活全般を英語にするためのフォローアップなどが丁寧に行われます。

「グローバルクラスの英語の授業は、中1で週8時間、中2と中3で週9時間もあります。これは公立中学の2倍以上の時間数です。また、日本語能力に不足がある帰国生には、低学年で取り出し授業を行うなど、きめ細かなフォロー体制も整っているので安心です」。

 ところで、いくら帰国生に適したグローバルクラスと言っても、校内では多数となる一般生の中で、せっかくの帰国生のポテンシャルが下がってしまうのではないかといった心配も少なからずあるものです。そのあたりの不安は、入学前にぜひ解消しておきたいところです。

「そもそもグローバルセンスを培うという意味においては、お互いの存在がなくては始まりません。このあたりが非常に大事なところで、帰国生と一般生の両者の良い面がいかんなく発揮されるのが、まさしく相互通行型で行われるPBL型授業でもあるのです。生徒達が主体になることで、教師は授業の進行を担うファシリテーターに徹し、答えを一方的に教えることはありません。各自の意見が問題解決の糸口になり、思考することの興奮、発表することの達成感、解決することの歓喜といったポジティブな効果が次々と現れる刺激的な授業を、それぞれの個性で大いに体感していただきたいと思います」。

 多感な年頃を迎える女子生徒達の集まりということもあり、PBL型授業では特に、一人ひとりの発言に対するきめ細やかな配慮も行われているようです。

「PBL型授業の中では、他者を尊重し、多様性を認め合うという視点から『批判禁止』をルールとしています。したがって、意見を提供してくれた生徒には、誰もが敬意を払って接するよう指導していきますので、ご心配は要りません。もっと言いますと、本校ではどちらかと言うと一般生の多くが良い意味でおとなしく、自分の意見を主張することになかなか慣れていないようなところがありますので、逆にポテンシャルの高い帰国生には、持ち前の積極性をどんどん発揮してもらいながら、これまでにない新たな生徒像を創り上げるエネルギーになってもらえることを期待しています」。

海外での貴重な生活体験を余すことなく発表してほしい

 グローバルクラスの設立にあたり、同校が特に強調しているもう一つのポイントが、海外大学への進学です。

「本校の生徒の中には、国内大学を経由して海外大学の大学院に進み、グローバルな視点で社会貢献する道を選ぶ先輩たちが少なからずいます。年齢差が6歳もある中高一貫教育の中で、女性としてこうありたいと思う理想像が、常に身近にあることも影響しているのかもしれません。これからグローバルコースで学ぶ帰国生達の中からもきっと、海外大学から世界へと歩みを進める人材が現れることでしょう」。

 海外帰国生入試に際し、川上先生から送るアドバイスは次のようなものです。

「英検3級以上の英語力がある場合は、合否判断の際の参考にさせていただきます。また、昨年までは国語と算数の試験を分けて実施していたものを、2017年度入試からは『国算基礎』とひとまとめにしますので、英語と合わせて受験しやすくなります。しかし、何と言っても大切なことは、せっかくの海外生活を思いっきり楽しむことです。そのような貴重な体験の一つひとつをPBL型授業で思う存分に発表し、本校の新たな歴史をつくる原動力になってほしいと思っています」。

(この記事は2016年12月に掲載しました。)

和洋九段女子中学高等学校 〔女子校〕  

〒102-0073 東京都千代田区九段北1-12-12
TEL:03-3262-4161

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