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私立中高進学通信

帰国生入試特集『Lighthouse 2016年 秋の増刊号』

これで安心!帰国後の私立中学・高校選び(初級編)

自由学園 女子部・男子部 〔共学校(別学)〕

もう一つの家族がここに

帰国生など、高い英語力を身に付けている生徒に向けた授業の様子。

都内にありながら小川やたくさんの樹木が育つ自然豊かな学校です。

生徒の自労・自治により “真の人間力” を育む教育

 創立95年を迎えた自由学園は、男女別学の中高教育を中軸に幼稚園から小学校、最高学部(大学部)までを網羅し、キリスト教精神に基づいた「生活即教育」を教育理念とする一貫教育に長く力を注いでいます。学歴や成績のみを偏重せず、24時間の生活全てを学びの場とする集団生活は、まさに「生徒自身が作る学校」の実践。社会に出た時こそ真価を発揮する “真の人間力” を育成します。その独自の教育は長く国内外から注目を集めています。

 現在、本学園の中等科・高等科には女子部14名、男子部11名の帰国生が在籍。中国、ニュージーランド、オランダ、ベルギー、アメリカなど多くの国から帰国生を受け入れており、留学生の受け入れにも積極的です。女子部、男子部とも1学年1クラスの少人数教育を実践する本学園は、多文化で育まれた個性を生徒自身が伸ばすことができる、家族的かつ手厚い教育を行っています。

「本学園の中高教育は、勉学はもちろん、学校生活の管理・運営を生徒自身が行う自労・自治を基本としています。とくに男子部は新入生は全員が寮生活を経験しますが、この経験は自律的生活とともに、親への感謝と友人との協力を学ぶ貴重な機会になっています。もちろん戸惑ったり、ぶつかり合うケースもありますが、それは一般生でも帰国生でも同じです。ですが、全ての場面で上級生が親身に下級生の面倒をみることで、問題を自分たち自身で発見し、考え、協力して解決する方法が身につくだけでなく、強い責任感と他者を思いやる心、自発的な行動力が育っている実感を毎年、強く得ています」(高橋和也学園長)。

誰もが居場所を見つけられる一丸となった手作りの教育

 そんな自由学園のモットーは「生徒一人ひとりが居場所を見つけられる、手作りの教育」です。帰国生の受け入れに関してもそのモットーは揺るぎません。

「帰国生の受け入れに関しては、入試生も編入生も、私達がまず重視するのは英語力や日本語力ではありません。 “なぜ自由学園で学びたいか?” という明確な意欲を持っていただき、本学園の教育理念をしっかりとご理解いただくことが大切です。中学受験や各学年への編入相談もメールや書面のやり取りで終わらず、実際にここに来ていただいて、学園見学や寮での宿泊体験をしていただくようお願いしています。そして可能な限り、在校生と話をしていただく。中高の多感な時期を幸せに過ごしていただくには、本学園の実際の様子を知っていただくことが重要と考えています」(高橋先生)。

 さらに高橋学園長は「多様性は教育の大切な要素です。本学園には全国から生徒が集まりますが、帰国生は一般生以上にどの地域でどういう教育を受けてきたかという環境もご家族の状況も、千差万別です。だからこそ、私たちは一人ひとりに真摯に丁寧に対応したい。気になる点は何でもご相談いただいて、よりよい解決策をご家族と一緒に考えたい」と話してくださいました。

 もちろん学習面でのケアも万全です。日本語力に自信のない生徒には日本語担当教員がつき、能力に応じた個別の時間割を作成。高校英語科では進度別の授業を行いながら、ネイティブのティーチングアシスタントとの連携による様々なプログラムで英語力を向上。英語圏以外からの帰国生の言語力向上には、個別補習を行うこともあるそうです。生活面も学習面も全てにおいてケースバイケースで対応していけるのも、手作り教育を標榜する本学園ならではです。

自由学園の家族として世界に羽ばたく卒業生たち

 帰国生の卒業後の進路は一般生と同様、多くの生徒が自由学園の一貫教育の最終段階である最高学部(大学部)へと進学しますが、再び海外へと戻るケースを含めて他大学に進学する人も増えており、多様な道が開かれています。

「本学園が掲げる目標のひとつに “社会に働きかけ、社会をよくする” ことがあります。卒業生の進路もさまざまで、最高学部を経て他大学の大学院へと進学する生徒も多い。民間企業のみならず、文化芸術分野やNGO、国際金融機関など国内外で広く活躍の場を見出しています」(高橋先生)。

 そもそも国内外、さまざまな地域から入学する生徒が多く、家族的な集団生活をともにしていく自由学園の卒業生は、思いやりあふれる同窓生の絆の強さも特長だと高橋学園長は語ってくれました。

「私たちが誇る宝のひとつは卒業生の信頼の絆です。夏休みなどの長期休暇には、名簿を片手に卒業生を訪ね歩き、社会への見識を深めていく生徒もいます。学園を何年も前に離れた直接には面識のない卒業生も、自立心旺盛な後輩の来訪を喜んで受け入れてくれます。海外でも同様です。私も本学園の卒業生ですが、私たちはただの同窓生ではありません。社会貢献を目指して一人ひとりの顔を見つめながら助け合って生きていく、自由学園という愛すべき家族の一員なのです」(高橋先生)。

 教科学習と学園の自労・自治を協働で行う「リアル・アクティブラーニング」を土台に、本質的なグローバル教育とリベラルアーツを推進する自由学園の広範な学びの実践は、緑多いキャンパスで人としてよりよく生きる意味を学ばせてくれるのです。

(この記事は2016年12月に掲載しました。)

自由学園 女子部・男子部 〔共学校(別学)〕  

〒203-8521 東京都東久留米市学園町1-8-15
TEL:042-422-1079(女子部)/042-428-3636(男子部)

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