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私立中高進学通信

帰国生入試特集『Lighthouse 2016年 秋の増刊号』

これで安心!帰国後の私立中学・高校選び(初級編)

富士見丘中学校・高等学校 〔女子校〕

国際性

最新の設備の整った、あたたかなレンガ調の校舎。

最新の設備の整った、あたたかなレンガ調の校舎。

一般生と自然に交わりながら国際性豊かな若き淑女をめざす

 今から44年前の1972年に、他校に先駆け春休みを利用したイギリス短期留学を実施した富士見丘。「国際性豊かな若き淑女の育成」を教育の根幹に据える同校の歴史を語るうえで欠かせない記念すべき出来事でした。そして今、グローバル化、情報化が進む現代社会の中で、言語や習慣の壁を乗り越え、他者を理解することのできる女性を育てていきたいという思いが、先生方の共通の願いにもなっています。お話を伺っていくのは教頭の白鶯訓彦はくおうくにひこ先生です。

「そもそも本校が思い描く理想的な “淑女” とは、初めから自分優先ではなく、どのような時も相手の立場で物事を考えられる女性のことです。グローバル化が声高に叫ばれるようになるずっと以前から国際理解教育に力を入れてきた理由の一つもそこにあります。多様な人々が共存するグローバル社会の中で起こる様々な問題に際し、常に正しい目線から課題解決の糸口を探り、道を選び、抜群の行動力でリーダーシップを発揮できてこそ、国際性豊かな若き淑女たる証になると私達は確信しています」。

 国際性を育むカリキュラムとして定着しているものが「富士見丘の顔」とも言えるグローバルスタディプログラム(GSP)です。帰国生も一般生と自然に交わりながら、英語力の強化に努め、海外修学旅行に、海外留学にと、世界を知るための活動の場を広げていきます。

「GSPのどのような場面においても、一般生にはない独自の積極性でリードしてくれるのが帰国生で、その姿に刺激を受ける一般生が多いのも、ダイバーシティが進む本校の特徴です。学校全体の帰国生割合は7~8人に1人で、生活した国や地域は違っても、共通のバックボーンを持ったお子さんは必ず身近にいますので、その辺りも安心していただきたいと思います」。

SGHのリーダー役として帰国生のポテンシャルに期待

 同校に帰国生が入り始めたのはここ10年くらいのことですが、最近では国籍の異なる両親を持つ生徒の存在も少なくありません。単なる「帰国生:一般生」の割合だけでは計り得ない学びの付加価値が、多様性を認め合う富士見丘の新たな魅力になっています。

「例えば、サンフランシスコで育った生徒と上海で育った生徒との人間関係もおもしろいですし、あるいは、親の仕事の関係で海外の学校に転校したと思ったら、また転入してくる生徒もいたりするので、自ずと活躍の場を国外に求める傾向も醸成されていくようになりました。もっと言うと、そこからまた “新たなStudy” が始まるということで、生徒一人ひとりが生き方を模索するきっかけをつかむという点においても、非常に重要な進化ととらえています」。

 白鶯先生が強調する「進化した学び」の一つに「サステイナビリティ(Sustainability)」の視点があります。サステイナビリティとは、広く環境、社会、経済の3つの観点から世の中を持続可能にしていくという考え方になります。そこで、富士見丘では今、環境破壊、貧困、被災地でのコミュニティの崩壊など、世界各地で発生している諸問題の解決に向け、世界の人々との協調を惜しまず、尽力できる女性人材の育成に努めています。

「こうしたサステイナビリティの視点に基づく教育実践と今後の教育プランが高く評価され、2015年に『富士見丘高等学校』は文部科学省からスーパーグローバルハイスクール(SGH)に指定されました。私達はSGHのリーダー役としてぜひ、ポテンシャルの高い帰国生に関わってほしいと思っています。帰国生が成長するなら一般生も成長できるというWin-Winの関係で、富士見丘が今よりもさらに進化していくことができることを期待しています」。

“日本の部活” に期待する保護者の声にも応える学校

 帰国生と一般生が共に手を携え、充実した学校生活を送ることが富士見丘の基本です。したがって、入試対策として特に準備することは不要のようで、学校説明会でも白鶯先生は、「帰国生だからと言って特に意識することはなく、まずは学校の勉強にきちんと取り組む姿勢が大切」とアドバイスを送っています。

「ある時の説明会で私が興味深く感じたのは、子どもを “日本の部活” に入れたいと言う保護者の声でした。要は日本特有の集団意識の中で得られる価値観、そこで育まれる “みんなと一緒に戦う” といった感覚をわが子にも味わってほしいということで、中にはハッキリと『志を一つにする集団の中で根性を学ばせたい』とおっしゃるお母様もいらっしゃいます。グローバル化の流れの中では、日本人としてのアイデンティティを否定する傾向が一部に見られたりするものですが、日本の学校ならではの古き良き伝統もありますので、その方のお話を伺って『なるほど』と感心しました」。

 部活動は全体的に盛んですが、中でも白鶯先生が顧問を務めていたテニス部は、中高共に全国制覇の実績を誇る強豪として知られています。

「古い言い方かもしれませんが、やはり同じ目標を持つ仲間同士だからこそ、思いっきり泣き、笑い、感動できる部活動は貴重なのです。GSPやSGHの活動とは異なり、帰国生にはなかなかその良さをお伝えしにくい部分ですが、私達は部活動で育まれる精神もまた大切なグローバル化であると考えています」。

(この記事は2016年12月に掲載しました。)

富士見丘中学校・高等学校 〔女子校〕  

〒151-0073 東京都渋谷区笹塚3-19-9
TEL:03-3376-1481

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