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私立中高進学通信

帰国生入試特集『Lighthouse 2016年 秋の増刊号』

これで安心!帰国後の私立中学・高校選び(初級編)

麗澤中学・高等学校 〔共学校〕

首都圏で寮生活

緑豊かで広大なキャンパスには、いつも生徒の笑顔があふれています。

緑豊かで広大なキャンパスには、いつも生徒の笑顔があふれています。

首都圏では数少ない「寮」がある学校

「寮」があること。これが麗澤の大きな特色の一つです。その名も「麗寮」。入れるのは高校生からで、男子寮と女子寮があります。現在、寮生活を送っているのは各学年男女それぞれ十数名。その中には、帰国生も複数含まれます。両親が海外に赴任中で、生徒は寮生活を送っているケースもあるそうです。お話をうかがったのは入試広報部長の窪田浩実先生です。

「受験生の保護者の方にお話しすると驚かれるのですが、寮生活は高校3年生を中心に、生徒たちで全て寮生活を取り仕切っています。寮担任が日々の指導をしますが宿泊はしません。舎監や寮母のような大人も常駐していません」。

 ただ、卒業生の大学生が宿泊し、さらに3世帯の教職員住宅が寮に隣接しており、バックアップ態勢は万全です。

 麗澤は1992年に通学制を導入するまで、英国のパブリックスクールをモデルにした全寮制の学校でした。

「全寮制の時代、日本全国から生徒が集まっていました。人数は多くはありませんでしたが、当時から帰国生もいました。寮には多様な生徒がいたので、帰国生だからといって特に気になりませんでした。元々、違いを認め合う校風が根づいています」。

 現在、帰国生は中学が7名、高校が19名。中学や高校の入学段階で入ってくる帰国生もいますが、近年は年度途中に編入する帰国生が増えているそうです。

 とはいえ、帰国生入試を実施しているわけではありません。入試もクラスも一般生と一緒です。ただし、中学・高校ともに、一定の条件を満たした帰国生には入試で15点プラスするという優遇措置を取っています。

「帰国生の方から、例えば国語が苦手という話をよく聞きます。しかし、本校の入試に合格した学力があるので勉強についていけるかどうかの心配はいりません。そもそも、帰国生に限らず一般生も苦手教科があるので、補習・個別指導等で対応しています。だからといって、帰国生へのケアがなにもないわけではありません。本校では、学級担任が全員に年4~5回以上個別に面談します。生徒と先生の距離の近さ、これも本校の大きな特徴です。帰国生はそれに加え、定期テストの前後や夏休み前等に帰国生の担当教員が面談し状況を把握するようにしています」。

帰国生に人気の高い高2からの「ILコース」

 英語力を維持できるかどうか。これは、英語圏の現地校やインターナショナルスクールに子どもを通わせた保護者が気になる点でしょう。麗澤はこうした生徒向けの取り出し授業はしていませんが、コース制や生徒と先生の距離の近さを活かして、一人ひとりの生徒の状況に応じた対応をしています。

 高校から入学する帰国生の多くが志望するのが「ILコース」(高2〜)です。これは、「英語で」学ぶコース。週6時間の英語の授業に加えて、週8時間の英語によるプロジェクト・ベースト・ラーニング(PBL)を取り入れています。実に週14時間も英語に親しむことになるのです。ILコースでは6週間のオーストラリア短期留学も全員参加です。

 また、中学からの入学生では、次のような例があるそうです。中学の英語入試ですでに英検2級を持っている子どもが入学してきました。中学で初めて本格的に英語を学ぶ生徒よりも格段に高い高校レベルの英語力です。

「その生徒のクラスの英語と同じ時間、高校ILコースで英語の授業がないか探したら、高2で週1回ありました。中1の授業を免除して参加させたところ、高校生に交じって生き生きと学んでいたとのことでした」。

 一人ひとりの生徒に合った学びを考えて、思い切った対応も取る学校なのです。

 一方で、日本語の力を伸ばすための麗澤ならではの取り組みがあるのも、帰国生には心強いところ。それは「言語技術」という授業。欧米において国語教育の柱になっているLanguage Artsを日本語で展開する麗澤独自の授業です。グローバル・スタンダードのコミュニケーション能力を修得する狙いがあり、中1から高1までの週1時間の授業の中で徹底的に論理的思考力や表現力を鍛え上げていきます。

「日本語力に不安を抱える帰国生も、論理的な考え方は得意な生徒が多いですから、この『言語技術』での学びを加味することで、日本語による表現力を大いに伸ばすことができます」。

東京ドーム10個分の緑豊かな広大な校地

 麗澤の校地に足を運べば、だれもが驚くはずです。都内からほど近い学校とは思えないほど、緑豊かで広々としているからです。まるで欧米の学校です。その広さは東京ドーム10個分、有名テーマパークとほぼ同じ。部活動を含めて、のびのびとした中高生活を送れる環境です。

「すでに帰国生を受け入れてきていますが、現状の受け入れ態勢に満足しているわけではありません。より良い制度へと改善していきたいと考えています」。

 麗澤は1935年の創立当初から国際的に活躍する日本人の育成を掲げていました。今風にいえばグローバル人材です。

「帰国生の保護者は、まさに世界で活躍している方々。そのお子さんは、本校が育てようとしている『地球規模で高い能力を発揮できる人材』の資質を持っていると思います。日本文化を理解したグローバルリーダーを育てていきたいと考えています」。

(この記事は2016年12月に掲載しました。)

麗澤中学・高等学校 〔共学校〕  

〒277-8686 千葉県柏市光ヶ丘2-1-1
TEL:04-7173-3700

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